リク・ロクジョウ

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クロス・ログ:モノクローム 目次

『クロス・ログ:モノクローム』本編の目次です。各タイトルをクリックすると、該当する投稿ページへ移動します。本編Prologue - 2050年、旧市街地の断片Scene1 - 2055年、第一次パース・シティ防衛戦:外壁迎撃Scene2 -...
クロス・ログ:モノクローム(完結)

Epilogue

Basis 本報告は、特定対象に関する過去ログの再構成および評価を目的として作成された記録である。 対象期間は2050年から2080年。 パース・シティにおける最初の接触から、同都市の崩壊および後続する個体・組織・外界勢力の変遷までを対象と...
クロス・ログ:モノクローム(完結)

Scene9

Basis 本件は2059年パース・シティ崩壊過程の再構成記録である。 観測対象はドミネーター。 外壁戦闘、中枢侵入、核融合炉暴走、対象個体リク・ロクジョウとの接触——当該区間における行動記録を主軸として再配置を行う。 当該記録は単一の時間...
クロス・ログ:モノクローム(完結)

Scene8

Basis 本件は、2059年パース・シティ防衛戦の観測記録である。 当該戦闘は「第二次防衛戦」として分類される。 パース・シティ防衛システムと、[スペリオルズ]および[アウトサイダーズ]による襲撃。 記録上、戦闘規模は第一次防衛戦を上回っ...
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Scene7

Basis 本件はガーディアンズから[スペリオルズ]への移行過程を対象とした観測記録である。  対象期間は2050年直後から2055年。  パース・シティ防衛戦に至るまでの区間に限定する。  当該区間の記録は連続している。  内部ログも確認...
クロス・ログ:モノクローム(完結)

Scene6

Basis 本件は防衛戦終了後における対象個体の追跡記録である。  対象:リク・ロクジョウ。  左上肢欠損。左眼損壊。  再建処理は完了している。  義肢接続、義眼移植、神経同期——いずれも基準値を満たす。  戦闘行動は再開可能。  記録も...
クロス・ログ:モノクローム(完結)

Scene5

Basis 本件は同一戦闘における二個体の比較である。  対象はリク・ロクジョウとドミネーター。  両者は同一地点、同一時間において、同一対象と対峙している。  環境差は確認されていない。  記録の欠落も存在せず事象は連続している。 外部条...
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Scene4

Basis ドミネーターの起点は確認できない。  記録自体は存在するが、すべて途中から始まっている。  時間は連続せず、形成過程も欠落している。  環境要因による説明は成立しない。  同条件下にあった個体は複数確認されているが、同一の結果に...
クロス・レガシー(完結)

クロス・レガシー 目次

『クロス・レガシー』本編のScene一覧です。各Sceneタイトルをクリックすると、該当する投稿ページへ移動します。本編Scene.00 ― 始まりの音はまだ届かないScene.01 ― 砕けた命の形Scene.02 ― この街に、涙の匂い...
クロス・ログ:モノクローム(完結)

Scene3

Basis パース・シティ防衛戦は記録上成功とされているが、その過程には整合しない要素が残る。 特にスペリオルズの行動だ。  戦闘は成立している一方で撤退過程が不明瞭であり、統制の痕跡はあるものの、その在り方は従来の記録と一致しない。 ヘヴ...
クロス・ログ:モノクローム(完結)

Scene2

Basis この戦闘は防衛記録として保存されている。 パース・シティ外壁における初の実戦投入であり、評価上は成功とされている。 外縁レールガン、迎撃線、下層防衛部隊、そしてエージェントゼロ。 いずれも設計通りに配置され、運用されたと記録され...
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Scene1

Basis この戦闘は防衛記録として保存されている。 パース・シティ外壁における初の実戦投入であり、評価上は成功とされている。 しかし、いくつかの挙動に整合性が見られない。 迎撃処理の遅延。 指揮命令の重複。 記録上の空白。 いずれも単独で...
クロス・ログ:モノクローム(完結)

Prologue

Block0【RK-00|PS-2050|旧市街地|再構成】 瓦礫の熱が、まだ残っている。 焦げた匂いが遅れて鼻に入り、焼けた金属と粉塵、そして血の混ざった重い空気が肺に引っかかる。 崩れた構造物の奥では、かつて床だった場所が沈み、抉れ、原...
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終章 Scene.04 -「煙幕背影」

――管制室。 暗い空間に、機械の律動が細く響いていた。 無数のモニターは黒い鏡のまま沈黙し、排熱だけがわずかに空気を震わせている。 空調の低い唸りに混じり、小さな羽音が壁際をすり抜けた。 それは虫の音にすぎないはずなのに、耳の奥で機械仕掛け...
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Scene.25 -「未来という名の、まぼろしだった」

──風が、通りすぎた。 ……その風は、もはや熱も匂いも、誰にも届けようとはしていなかった。  乾いた瓦礫の上をなぞるように、細かく砕けた粒子を巻き上げては、ただ世界の記憶を遠ざけていく。──何もかもが過ぎ去ったあとの空気だった。 崩れかけた...
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Scene.23 -「観測断片:Δ.H∞.pre」

──かすかに、風が吹いた。 それは、言葉にも名にもならない“気配”と共に。 誰もいないはずの空間に、揺れる気配がひとつ。 微かな金属音が、擦れるように耳の奥を震わせた。──かつて誰かが残した、名もない痕跡のように。 音の残滓のなかに、彼女は...
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Scene.21 -「君は、まだ選んでいない」

火花が弾け、床を砕いた拳が空気を裂く。 リク・ロクジョウの動きは、まるで光そのものだった。 かつて“全盛”と謳われた男。だが今、その彼自身すらも超えていた。 放たれる銃弾の精度、義手から繰り出される衝撃、そして《ゼロポイント》を軸にした冷徹...
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Scene.20 -「これは、対話ではない」

【<REFLOG–Δ.H3> : OBSERVATION COLLISION】【EVA──「交戦確認。各勢力が中枢外郭に集結。観測不能領域、拡大中」】 熱線の閃光が、回廊の曲面を焼いた。 赤く染まる警告灯の残光が、金属と血の匂いを交互に照ら...
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Scene.18 -「かすかに触れたものが、まだここにいる」

【補助観測ログ #E-0V-A】【現在位置:副領域ノード—Δ.H1近傍/干渉値:上昇中】【感情因子ノイズ:ホフマン由来意識片を検出】【外部存在との共鳴兆候あり──観測制御レベル:低下】「交戦中の因子に変調──リク・ロクジョウ、デルタチーム。...
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Scene.17 -「名を持つものを、誰が定義するのか」

【補助観測ノード:E-0V-A_001】【対象因子:Δ.H1】【状態:存在位相・感情パターンともに定義失敗】 演算スレッド補足メモ:「観測不整合。演算項と存在実数の差異が閾値を超過」 演算ノードは再定義を試みます。 静まり返った中枢監視室。...
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Scene.13 -「風だけが、通りすぎていった」

<REFLOG–Δ.H1> : OBSERVATION INSTABLE … SIGNAL NOISE DETECTED】【EVA──「戦闘領域において未知因子の干渉。映像ログ一部に乱れ発生。記録継続」】 焦げついた空気が、地下の空間に重く...
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Scene.12b -「まぶしすぎて、だれも見えなかった」(後編)

ラズは満面の笑みで拍手していた。「よくやってるね、みんな。ボクの演出に応えてくれて嬉しいよ」「お前!」 ポイゾナスが歯噛みする。「安心して、毒女ちゃん。主役は、ちゃんと舞台に立ってる。もう……希望は、君たちの中にあるよ」 ラズは陽名を指差し...
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Scene.10 -「ふれたとき、それはまだ動いていなかった」

【<REFLOG–Δ.H0> : OBSERVE MODE / TEXT-ONLY】【EVA──「通信接続。対象:リク・ロクジョウ。感情変動値 0.42 ― 安定域外」】 灰色の夕凪が、廃ドーム都市をゆっくりと撫でていた。空はどこまでも鈍色...
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Scene.06 -「記憶されなかった約束たち」

煤けた鉄骨が軋むたび、薄闇に赤錆の粉が舞った。  誰にも使われなくなって久しい廃工場には、オイルと鉄の臭いが染みついていた。空気は重く、湿気を含んだ冷気が地面を這っている。崩れた梁の隙間からは、かすかに風が鳴く音がした。 廃工場の奥。シャッ...
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