ジャン=ジャック・ジャカール

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クロス・ログ:スモークスクリーン(完結)

クロス・ログ:スモークスクリーン 目次

『クロス・レガシー:スモークスクリーン』本編のLog/Scene一覧です。各Sceneタイトルをクリックすると、該当する投稿ページへ移動します。Log.00 : OutsidersLog.01 : AlphaLog.02 : BetaLog...
クロス・レガシー(完結)

クロス・レガシー 目次

『クロス・レガシー』本編のScene一覧です。各Sceneタイトルをクリックすると、該当する投稿ページへ移動します。本編Scene.00 ― 始まりの音はまだ届かないScene.01 ― 砕けた命の形Scene.02 ― この街に、涙の匂い...
▼オリジナル小説

第一章 Scene.00 -「終刃干渉」

【>α1a!al{22#m-…}】 中央インド洋、赤道直下に建造された海上ドーム都市。 黒光りする床は靴音を吸い、壁は余計な反響を許さない。消毒液と金属粉の匂いが混ざり、空調は規格外の静けさで空気を切り替える。 通路脇には検知ゲートが連なり...
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Scene.27 -「たしかなものなど、なかったけれど」

事件から数日後。 [統律特命局]仮設指揮所。 薄い外壁の向こうを砂と灰を含んだ風が通り抜けていた。 遠くで続く復旧作業の機械音が室内まで届いている。 壁際。 固定の甘い金属板が。 風を受け。 小さく鳴る。 カチン。 アビゲイル・エイミー・ア...
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Scene.23 -「観測断片:Δ.H∞.pre」

【REFERENCE LABEL:Δ.H∞.pre】【OBSERVATION LAYER:NONE】【RECORD STATUS:UNFILED RESIDUAL】 かすかに。 風が吹いた。 もう。 観測ではない。 記録でもない。 閉じられ...
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Scene.22 -「未来は、まだ終わらない」

【FIRST KEY SYNC:64%】【SECOND KEY AUTHORIZATION:PENDING】 拒否を告げる前の表示が中央に残っている。 アビゲイル・エイミー・アームストロングは、〈高周波刀〉を構えたままラズを見ていた。 ラズ...
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Scene.21 -「君は、まだ選んでいない」

銃声。 リク・ロクジョウの大型リボルバーから放たれた弾丸が、ラズの頬を掠めた。 背後。 壁面へ着弾。 火花。 ラズが横へ跳ぶ。 同時。 足下。 小型ディスク。【GRAVITY VECTOR:ACTIVE】 横方向へ重力が掛かる。 リクの身体...
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Scene.20 -「これは、対話ではない」

トーキョー・シティ地下研究施設。 Ω装置中枢外郭。 最後の保守隔壁が開く。「止まって」 アビゲイルが右手を上げた。 後ろ。 リョウ。 ジャン。 陽名。 四人が同時に足を止める。 アビゲイルは開いた隔壁の縁から回廊の内側を見た。 陽名の胸元で...
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Scene.19 -「空白は、埋まってしまった」

トーキョー・シティ地下研究施設。 Ω装置中枢。 壁面を覆う表示が、静かに更新され続けていた。【2080 Ω/EXPANDED MODEL】【FIRST KEY:RIKU ROKUJO】【CONNECTION:NOT ESTABLISHED】...
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Scene.16b -「君の目に、答えを映して」(後編)

Scene.16b ―「君の目に、答えを映して」「……第二の鍵?」 アビゲイル・エイミー・アームストロングは壁面表示から目を離さなかった。【SECOND KEY:ABIGAIL AMY ARMSTRONG】 文字は消えない。 ラズが答える。...
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Scene.16a -「君の目に、答えを映して」(前編)

トーキョー・シティ地下。 南東保守通路。 アビゲイル・エイミー・アームストロングを先頭に、ガンマチームは〈レイヴン〉との合流地点へ向かっていた。 後方ではリョウが来た道を警戒している。 ジャン=ジャック・ジャカールは端末を持ち、その間を陽名...
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Scene.14 -「名を持たぬ者へ、名を託す」

同時刻。 トーキョー・シティ地下。 ガンマチームが一時的に使用している旧医療区画。 先ほどまで続いていた戦闘は終わっている。 〈セントリオ〉中央中枢が停止した影響で、都市防衛網は区画ごとに分断されていた。 照明は半分ほど落ちている。 アビゲ...
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Scene.13 -「風だけが、通りすぎていった」

【REFLOG:Δ.H1】【SUBJECT:RIKU ROKUJO】【FORMER CALLSIGN:AGENT ZERO】【COMBAT ACTIVITY:CONFIRMED】【TRACE:CONTINUED】 トーキョー・シティ地下防衛...
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Scene.12a -「まぶしすぎて、だれも見えなかった」(前編)

【REFLOG:Δ.H1】【MULTI-NODE CONFLICT:PREDICTED】【TARGET:Δ.H0】【TRACE:CONTINUED】 トーキョー・シティ地下。 廃止された通信中継区画。 湿った空気の中で、旧式冷却機の駆動音だ...
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Scene.11 -「目を閉じたほうが、よく見えた」

【REFLOG:Δ.H1】【TARGET:Δ.H0】【MULTI-NODE OBSERVATION:ACTIVE】【RECORD PRIORITY:MAINTAIN】 トーキョー・シティ。 人工空を構成する発光パネルが、時刻設定に合わせて明...
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Scene.08 -「しずかに触れた、手のひらだけが確かだった」

トーキョー・シティ中核ドーム地下。 旧医療施設の一室。 〈レイヴン〉との合流へ向かう途中でジャンがマナイアの出血量増加を確認した。 ガンマチームは最寄りの旧医療区画へ一時退避している。 非常電源だけが残っている。 赤い誘導灯が壁際の医療機器...
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Scene.05 -「星のない空が見ていた」

トーキョー・シティ地下保守線。 廃止された駅ホームへ三人が降りた。 錆びた線路には濁った水が溜まり、天井を走る配管から一定間隔で水滴が落ちている。 非常灯だけが生きていた。 白い光がひび割れたコンクリート柱を照らしている。 三人は[統律特命...
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Scene 03 -「正しさだけが歩いている」

[ガンマチーム]が第4衛星ドーム・カナメへ到着したのは薄曇りの朝だった。 メインドームから離れた衛星ドームは半透明の天蓋越しに弱い陽光を取り込んでいる。 静まり返った連絡地下道を抜けた先に[統律特命局]第4方面支部の重厚な自動扉があった。「...
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Scene.01 -「砕けた命の形」

Scene.01 ―「砕けた命の形」「……で? また“調査任務”ってやつか?」 アビゲイルはバックミラーへ一瞬だけ視線を向けた。 後部座席ではリョウがポテトチップスの袋をあさっている。 短い黒髪に肩幅の広い重量級の体格。 三人共通の黒いスー...
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