【マーダー・ミステリー】VD-846

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洋画

作品データ

公開年月 2019/06/14
ジャンル サスペンス/コメディ
原作 なし
監督 カイル・ニューアチェック
脚本 ジェームズ・ヴァンダービルト
製作 アダム・サンドラー、アレン・コヴァート、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ニック・スピッツはニューヨークの警官で、美容師で妻のオードリーは結婚式で約束したヨーロッパ旅行を結婚15周年を祝う夕食後に予約したと打ち明ける。
こうしてニックたちはヨーロッパ旅行に出かける事になり、オードリーは億万長者のチャールズ・キャベンディッシュと意気投合して船上パーティに誘われる。
セレブが集まるゴージャスなパーティでチャールズの叔父が何者か殺害され、ニックとオードリーが容疑者にされると、二人は真犯人を探す為に立ち上がるのだった。

登場人物&出演者

ニック・スピッツ巡査(演:アダム・サンドラー)

近年の出演作に『HUSTLE/ハッスル』、『ヒュービーのハロウィーン』などがあります。

主人公。ニューヨーク市警の警察官。刑事試験に3回失敗し、妻が願うヨーロッパ旅行を計画する。

飛行機で妻がチャールズと意気投合する場面を見て、最初は疑うも船上パーティに参加する。
船上パーティでマルコムが殺され、トビーが自殺した事でドラクロワ刑事に疑われている。
真犯人を探す為に妻と探し回っていると、チャールズの死で逮捕される事を覚悟していた。
最後は推理でグレースとフアンが真犯人で逮捕され、オリエント急行で旅の続きをした。

オードリー・スピッツ(演:ジェニファー・アニストン)

近年の出演作に『フレンズ:ザ・リユニオン』、『ダンプリン』などがあります。

ヒロイン。ニックの妻で美容師。多くのアレルギーを持っている。ミステリー小説が好きで読書を好む。

念願のヨーロッパ旅行が実現して喜び、チャールズと知り合って船上パーティに誘われる。
船上パーティでマルコムが殺され、トビーの自殺でドラクロワ刑事から疑われ調査を始める。
ドラクロワ刑事から犯人だと疑われるが、夫とともに情報収集して真犯人を探そうとする。
最後はグレースとフアンが共犯だと分かって逮捕させ、オリエント急行で旅を続行させた。

ドラクロワ警部補(演:ダニー・ブーン)

代表作に『ぼくの大切なともだち』、『ミックマック』などがあります。

モナコ警察の刑事。タバコの煙でキレイな輪っかを作る事ができる。フランス語と英語を流暢に話せる。

マルコム殺人事件を担当して、現場にいた血縁者や友人たちから一人ずつ事情聴取していた。
唯一の部外者だったスピッツ夫妻が犯人だと断定して、二人を逮捕しようと躍起になる。
ニックから電話を受けてチャールズの別荘に来ると、グレースを逮捕しフアンの人質になる。
最後は追跡したスピッツ夫妻に助けられ、二人に感謝をしてオリエント急行に乗せていた。

チャールズ・キャベンディッシュ(演:ルーク・エヴァンズ)

近年の出演作に『ピノキオ』、『クライシス』などがあります。

億万長者で子爵の称号を持つ貴族。ファーストクラスにいた時にオードリーと出会って意気投合した。

叔父の船上パーティにスピッツ夫妻を招待して、台無しにしようとやりたい放題をしていた。
実は叔父にスージーを取られており、彼が殺害された事で相続権を手に入れる事ができた。
オードリーを巻き込んだ事を悔いて二人を連れ出すが、スージーとの関係がバレて疑われる。
最後は別荘でスピッツ夫妻を待っていたが、グレースとフアンに毒を盛られて殺された。

スージー・ナカムラ(演:忽那汐里)

近年の出演作に『デッドプール2』、『アウトサイダー』などがあります。

チャールズの元婚約者。現在はマルコムの妻。東京出身で23歳のスキーインストラクターをやっていた。

チャールズを裏切ってマルコムとの結婚を決めて、船上パーティで会うと口論をしていた。
マルコムが全財産を妻である自分に相続すると決めるが、サインの直前に殺されて驚く。
未亡人となってもモナコブランプリのレースに来て、オードリーからの質問に冷たく答えた。
最後は実はチャールズと通じていて密会するが、誤って共犯者のグレースに殺されてしまう。

マハラジャ・ヴィクラム・ゴヴィンダン(演:アディール・アクタル)

代表作に『ディクテーター/身元不明でニューヨーク』、『エノーラ・ホームズの事件簿』シリーズなどがあります。

インドのマハラジャ。軽い性格でアメリカナイズされた陽気な言動で常に楽しんでいるような雰囲気を持つ。

マルコムとは家を通じてお互いに利益をもたらすような関係で、信頼されている友人の一人。
遺書を書く前にマルコムが何者か殺され、素直に驚いていてニックの指示に従っていた。
ニックが情報を集める時にフアンの父親にあった出来事を話し、彼が犯人だと断定していた。
最後はスピッツ夫妻による推理でグレースが共犯者と知って、利用された事を残念に思った。

グレース・バラード(演:ジェマ・アータートン)

近年の出演作に『キングスマン:ファースト・エージェント』、『パリへの逃避行』などがあります。

女優。ニックが大ファンとなる女優でアクション映画に多く出演している。マルコムとは親しい仲にある。

魅力的な姿に感動するニックに向けて、唇、鼻、アゴなど全身を整形しているとバラされる。
船上パーティでマルコムが殺される前に部屋を出たが、彼の死を知ってスージーと悲しんだ。
その正体は過去にマルコムが結婚した女性の子供で、息子じゃなかったせいで捨てられた。
最後はフアンと組んで殺人を犯し、オードリーを人質にするもニックの銃撃で倒された。

フアン・カルロス・リベラ(演:ルイス・ヘラルド・メンデス)

代表作に『チャーリーズ・エンジェル/2019年版』、『ミー・タイム』などがあります。

モナコブランプリに出場するレーシングドライバー。英語がカタコトながら親切に対応する好青年。

本番であるモナコブランプリでは堂々と優勝を飾り、モナコで大々的に報道されていた。
街でサインしている時にスピッツ夫妻に遭遇し、スージーを殺した犯人を目撃していた。
父親もレーサーだったが、マルコムが安全を怠ったせいで両足を切断する重傷を負っている。
最後は黒幕だとバレてドラクロワ刑事を人質にするが、ニックの活躍で逮捕される事になる。

セルゲイ・ラジェンコ(演:オラフル・ダッリ・オラフソン)

代表作に『ラスト・ウィッチ・ハンター』、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』などがあります。

旧ソ連のスペツナズ出身でウレンガ大佐のボディガード。フランス人とのハーフで兄弟が16人もいる大家族。

ずっと無口でウレンガ大佐の周囲を常に警戒していて、圧倒的な存在感で威圧していた。
船上パーティでマルコムが何者かに殺されると、棒立ちしてニックの指示に従っていた。
ニックたちを自分の部屋に呼び込み、マルコムに恨みを持つ大佐に殺す方法を伝授していた。
最後は何者かが部屋を尋ねてきて、夫妻を隠すと撃たれた状態で何かを呟いて死亡した。

ウレンガ大佐(演:ジョン・カニ)

代表作に『ゴースト&ダークネス』、『ブラックパンサー』などがあります。

ナミビア国防軍の大佐。爆弾テロ未遂事件でマルコムを救った過去を持つ。その時に左目と左手を失っている。

船上パーティでまったく関係ないスピッツ夫妻を見かけると、すぐに排除しようとしていた。
マルコムが何者かに殺される瞬間に銃を撃ったが、誰がやったのか分からずに戸惑っていた。
セルゲイの告発でスピッツ夫妻に犯人だと言われるが、バスルームにいて違うと判明する。
最後は犯人を推理する中で夫妻の説明に納得して、グレースとフアンが共犯だと知って驚く。

トビー・クィンス(演:デヴィッド・ウォリアムス)

代表作に『スターダスト』、『スティーラーズ』などがあります。

マルコムの一人息子。ゲイ。父親が偉大で金持ちだと自覚している。ゲイである事に負い目を持っている。

チャールズがスピッツ夫妻を勝手に招待すると、仕方なく二人を歓迎するような態度になる。
父親がやって来ると緊張状態になり、スージーと入ってきても視線を合わせてもらえない。
本来なら父親の後を継ぐはずがゲイのせいでできず、それを責められても言い返せなかった。
最後は父親の死で自殺を遂げて犯人だと告白する遺書を残すが、殺されたという結論になる。

マルコム・クィンス(演:テレンス・スタンプ)

近年の出演作に『ラストナイト・イン・ソーホー』、『アガサ・クリスティー/ねじれた家』などがあります。

老齢の億万長者でチャールズの叔父。700億ドルの資産を所有している大金持ち。船上で結婚のパーティを催した。

血縁者や友人たちを船上パーティに招いて、結婚する若い妻のスージーを紹介していた。
実はスージーが元々チャールズの婚約者だったが、欲しくなって奪って自分の妻にしていた。
息子のトビーがゲイという事で裏切られ、彼に対して誰よりも厳しい態度を見せていた。
最後は血縁者と友人たちと寄生虫と結論をつけ、妻に全財産をあげようとして殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は『ゲームオーバー!』で知られるカイル・ニューアチェックが監督を務めます。
どうやら本作は「ナイル殺人事件」をベースにした作品となっていて、それをうるさい夫妻が面白おかしくしています。
夫をアダム・サンドラー、妻をジェニファー・アニストンがそれぞれ演じて、最初から最後までうるさく立ち回っていました。
人が目の前で死んでもほとんど驚く事なく、逆に楽しんでいるような感じでまったく重い雰囲気を与えていません。
その為、緊張感のない状態がずっとダラダラと続いてしまうので、夫妻のやり取りがダメなら作品は最初から最後まで楽しめない。
残念ながら夫妻の緊張感がない言動のせいで面白さが分からず、コメディとして笑える部分がまったくなかったです。
誰が犯人であろうとどうでもいい感じになってしまい、真犯人が分かったところで驚きはあまりなかったです。
ずっと夫妻のくだらいない会話が続いていて、どっちかが常にしゃべっている状態だから逆に疲れてしまう。
そのせいで謎解きは雑なような感じて、肝心の大金持ちを誰が直接殺したのか分からないまま終わってしまっている。
それでも犯人が分からないように色々とミスリードを仕掛けているが、そこまで効果的じゃないから盛り上がりも今ひとつとなりました。
ラストでは強引すぎるカーアクションを展開させていくが、少しでもアクション性を出そうとしたオマケみたいな扱いになっていました。
そもそも、モナコブランプリを優勝する腕前のプロに、いくらスポーツカーでも素人が追いついて止めるのはファンタジーレベルだと思いました。
アダム・サンドラーで大笑いするような事はないし、だからと言って駄作とは言えないギリギリの線をやっている典型的な作品でした。

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