【イントルージョン/侵入】VD-612

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あ行

作品データ

公開年月 2021/09/22
ジャンル サスペンス
原作 なし
監督 アダム・サルキー
脚本 クリス・スパーリング
製作 クリス・スパーリング、カイル・ベン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ミーラは過去の乳ガンに加え、不妊症とうつ病を発症し、夫のヘンリーが献身的に支えて社会生活を取り戻していた。
大都会から小さな町に夢の大豪邸を購入し、ミーラたちはお互いに秘密のない夫婦として平穏に暮らしていた。
外食から帰ってきた二人は何者かが侵入して家を荒らした状況に直面し、ミーラは事件を足がかりに夫の秘密を知っていくのだった。

登場人物&出演者

ミーラ(演:フリーダ・ピント)

近年の出演作に『ヒルビリー・エレジー/郷愁の哀歌』、『ラブ、ウェディング、リピート』などがあります。

主人公。カウンセラー。過去に乳ガンとなって手術している。更に不妊症とうつ病まで発症している状態。

ヘンリーのおかげで立ち直る事ができて、都会から小さな町で豪邸を建てて再スタートをする。
家にチンピラたちが侵入して捕まるが、そこで夫が誘拐事件に関係するかもしれないと疑う。
一度は夫とわだかまりが解消され、誘拐された少女の父親のカメラで再び疑って地下室を発見。
最後は本性を暴いた夫に追い詰められるが、反撃で倒して、豪邸を売って新たな人生を始める。

ヘンリー(演:ローガン・マーシャル=グリーン)

近年の出演作に『ハイウェイの彼方に』、『アップグレード』などがあります。

ヒロイン。ミーラの夫。建築デザイナー。苦しんでいる妻を見捨てず、彼女の為になんでもやる献身的な夫。

家に何者かが侵入すると、隠していた銃で応戦して犯人の二人を射殺して一人を重傷にした。
犯人の娘が誘拐された事件に関与していると妻に疑われ、本心を語って彼女を安心させていた。
実は犯人の娘を誘拐して豪邸の隠し地下室に監禁し、妻にバレてしまうと暴走を始めていた。
最後は油断したところで背後から妻に頭を殴られ、彼女を心配しながらそのまま死亡した。

モールス刑事(演:ロバート・ジョン・バーク)

近年の出演作に『ブラック・クランズマン』、『トゥルー・ストーリー』などがあります。

家に侵入されたミーラたちの事件を担当した。ヘンリーから事情を聞いていて、何か疑うような視線を送っていた。

防犯もしていない豪邸に対して不信感を持つが、それ以上追求する事なく犯人の容態を話した。
最後は病院に入院して回復の兆しがあった犯人が亡くなると、何も知れないミーラに伝えた。

クリスティーン(演:メーガン・エリザベス・ケリー)

代表作に『Prolonged Exposure』、『Who Needs You』などがあります。

ディランの一人娘。酔っ払った父親から度々暴力を振るわれるが、普段は仲が良い親子関係を築いていた。

ヘンリーたちの豪邸を建てる時に父親を訪ねて、現場を写した写真にその姿をあった。
何者かに誘拐され、父親が長らく探していて、その犯人をヘンリーだと推測されていた。
実際は豪邸にある隠し地下室に監禁されていて、特に何をされるワケじゃなく脅迫を受ける。
最後はミーラに見つかってなんとか助け出されると、ヘンリーが倒されて無事に生還を果たした。

ディラン(演:マーク・シヴァートセン)

代表作に『セックスと嘘とラスベガス』、『監獄の砂漠』などがあります。

クリスティーンの父親。普段は酔っ払う事が多く、そのせいで何度か娘に暴力を振るっていた。

ヘンリーに雇われて建築現場にいたが、たまたま娘がやって来ると危険な眼差しを感じ取る。
警察にヘンリーが怪しいと主張するも信じてもらえず、家族で豪邸へ侵入して探していた。
ヘンリーが銃撃して家族が射殺されてしまい、自分自身も重傷を追うも回復の兆しを見せていた。
最後はモールス刑事から容態を聞いたヘンリーによって殺されるが、回復せず死亡した事になる。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
いわゆるハウス系サスペンス映画というジャンルになっていて、主な舞台は広い豪邸になります。
タイトルから連想するのは主人公たちが侵入者に追い詰められる印象だが、実際は真逆とも言えるような内容でした。
ハウス系というジャンルはホラーがメインだが、本作のようなサスペンス風味も作品とは非常に似ています。
冒頭から主人公はとても仲が良い夫婦として登場するが、ほとんどの場合はラストになると立場が逆転してしまいます。
そのせいで本作の主人公たちが見せる仲の良さは明らかなフェイクで、その内実には色々と問題を抱えていると予想してしまいました。
当初は家の中に第三者が潜んでいると予想したが、侵入者の正体から実際は主人公の夫がおかしいとすぐに分かってしまいます。
それよりも、主人公が乳ガン、不妊症、うつ病という精神的にヤバい状態なのに、他人をカウンセリングする仕事が皮肉のように思える。
そもそも仕事をしているシーンが2分程度しかなく、あとは主人公が夫を疑うような行動がほとんどになりました。
夫は献身的に妻の為に何かをやる優しい性格であるが、ラストになってその意味が分かってくるも意外性はなかったです。
結局、本作は主人公の夫の正体が安易に予想できてしまい、あとは予定調和に進んでいくが、全体的に地味でオリジナリティが少なかったです。
主人公を演じるフリーダ・ピントは美人であるが、なぜか角度によって微妙な感じになっていて、それがずっと気になっていました。
逆に夫を演じるローガン・マーシャル=グリーンは安定していて、ラストで正体がバレて異常性を発揮するところはさすがと言えました。
ハウス系サスペンス映画をある程度鑑賞していれば、パターン通りの展開になってしまうので、期待を上回る作品ではなかったです。

コメント

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