【魔女がいっぱい】RE-3456

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洋画

作品データ

公開年月 2020/10/22
ジャンル ファンタジー
原作 ロアルド・ダール 『魔女がいっぱい』
監督 ロバート・ゼメキス
脚本 ギレルモ・デル・トロ、ロバート・ゼメキス、ほか
製作 ジャック・ラプケ、ギレルモ・デル・トロ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

1960年代のとある豪華ホテルに現れたオシャレな美女の集団。
その中心にいるのは最も美しく世界一の大魔女“グランド・ウィッチ”は、とてつもない秘密の計画がある事を明かす。
偶然ある少年は魔女集会に紛れ、その企みを知ると、大魔女が彼をネズミに変えた事で世界中の魔女を巻き込む思いも寄らない事件が起きるのだった。

登場人物&出演者

坊や/主人公(演:ジャジール・ブルーノ)

代表作に『クリスマス・クロニクルPART2』などがあります。

主人公。クリスマスの日に車で出かけるが、事故に遭ってシートベルトしなかった両親を失った。

食欲もない状態でおばあちゃんに励まされ、白いネズミのデイジーによって気力を取り戻す。
魔女に目をつけられオーリンズホテルに避難するが、そこで大魔女の計画を見てネズミになる。
おばあちゃんに助けられると、元の姿に戻れない事を受け入れ、大魔女の計画を阻止する。
最後は大魔女を倒し、デイジーやブルーノとおばあちゃんたちと世界の魔女を倒す旅に出た。

おばあちゃん(演:オクタヴィア・スペンサー)

近年の出演作に『サンダーフォース/正義のスーパーヒロインズ』、『ドクター・ドリトル/2020年版』などがあります。

主人公のおばあちゃん。主人公の母親で娘を交通事故で失い、落ち込んでいた孫を迎えにやって来た。

その日から一緒に暮らすようになるが、両親を失った悲しみで無気力となる孫を励ましていた。
実は過去に魔女の仕業で友達がニワトリに変えられ、それ以降から薬の知識を身に着けた。
大魔女こそが友人をニワトリに変えたと知り、ネズミに変えられた孫たちに協力して薬を奪った。
最後はネズミになった大魔女に飼い猫を送り出し、孫たちと世界の魔女を倒す旅に出かける。

ブルーノ・ジェンキンズ(演:コディ=レイ・イースティック)

代表作に『俺たちホームズ&ワトソン』などがあります。

オーリンズホテルに滞在していた一家の長男。肥満体で常に何か食べて顔や手を汚している。

何度も母親に注意されても食べる事を止められず、見つかると服や手を洗う為に連れ出される。
大魔女からチョコレートをもらおうと会議する場に来ると、ネズミに変えられてしまう。
デイジーに助け出され、友達となった主人公とネズミに変える薬を手に入れようと協力した。
最後は大魔女を倒し、元の姿に戻れず両親と別れ、おばあちゃんの元で世界の魔女を倒していく。

デイジー/メアリー(声:クリスティン・チェノウェス)

代表作に『奥さまは魔女』、『主人公は僕だった』などがあります。

おばあちゃんが主人公にあげた白いネズミ。主人公の言葉を素直に聞いて芸を仕込まれる為に訓練していた。

魔女に近づかれた主人公を危険視され、おばあちゃんとともにオーリンズホテルにやって来る。
本来はペット禁止の豪華ホテルに黙って連れ出され、ネズミになったブルーノを助け出した。
主人公もネズミに変えられると、世界の子供をネズミに変える大魔女の計画を阻止しようとする。
最後は大魔女を倒し、元の姿に戻れないまま、おばあちゃんとともに世界の魔女を倒す旅に出る。

ストリンガー3世(演:スタンリー・トゥッチ)

近年の出演作に『スーパーノヴァ』、『ザ・サイレンス/闇のハンター』などがあります。

オーリンズホテルの支配人。従兄弟の紹介でやって来たおばあちゃんと主人公を迎え入れる。

次にやって来た大魔女が引き連れる集団を迎え入れるが、威圧的な態度をされても耐えていた。
主人公たちがネズミに変えられ、捕まえる為に各部屋へネズミ捕りを仕掛けさせていた。
大魔女にビーチの子供たちの排除を言われても返答し、飼い猫をケージに入れるようお願いした。
最後は魔女の集団が次々とネズミに変化し、レストランが混乱する中で巻き込まれてしまう。

大魔女(演:アン・ハサウェイ)

近年の出演作に『ロックダウン』、『マクマホン・ファイル』などがあります。

多くの魔女を従わせる大魔女。オーリンズホテルに仲間を引き連れ、高飛車な態度でストリンガー3世に接していた。

極度の子供嫌いでビーチを見渡すと、遊んでいる姿にイライラしてヨモギ酒が喉を通らない。
ホテルの一室で魔女たちに正体を暴かせると、世界中の子供をネズミに変える薬の効果をみせる。
主人公もネズミに変えるも逃げられ、おばあちゃんを見て過去に友人をニワトリに変えたと話す。
最後は主人公たちの活躍でネズミに変えられ、裏切った飼い猫によって捕食されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はロアルド・ダールは同名児童小説を原作に実写映画化されています。
1990年にはイコラス・ローグが監督を務めた『ジム・ヘンソンのウィッチズ/大魔女をやっつけろ!』で一度実写映画化されています。
どうやら魔女たちの姿に対して、抗議があったようだが、原作に忠実だから映像化して文句を言うのはそういう人たちだろうと言えます。
原作が児童小説なのでグロテスクな描写が少ないと思ったら、魔女たちの姿はかなりのインパクトがあったと思います。
主人公は少年のジャジール・ブルーノとなっているが、実質としておばあちゃんを演じたオクタヴィア・スペンサーだ
面白い事に本作では主要人物の名前がなく、役割で役名となっていて、これは物語を動かす意味で存在している。
たまにはこういう作品があるけど、基本的には個性よりも物語を進める意味で配置されていて、本作もそのような立ち位置になっています。
やはり、オクタヴィア・スペンサーが安定した演技力で物語を安定させ、悪役である大魔女を演じたアン・ハサウェイもなかなか良い。
いつも主人公として映画に出演するアン・ハサウェイだが、こういう悪役を演じるところもなかなかインパクトがありました。
多分、滅多に演じない悪役をノビノビとやっていて、本人もかなり楽しんでいたように思えるぐらいぶっ飛んでいました。
アン・ハサウェイがグロテスクな魔女を演じているだけでもギャップがあるけど、あそこまで性格悪く見せられるのは素晴らしいです。
結局、少年たちはネズミから姿が戻らないと意外性がありましたが、それを前向きに捉える意味で今の時代にマッチしていると感じました。
人と違っても受け入れる運命であり、すべて神の意志というアメリカンな発想はちょっとばかり日本では理解しにくいところがあったと思いますが。
シリーズ化してもおかしくないだろうけど、大魔女のアン・ハサウェイが退場してしまったせいで、続きが作れるのは少し微妙なところだろう。

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