【ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク】MY-51

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洋画

作品データ

公開年月 1997/05/23
ジャンル SF/アクション
原作 マイケル・クライトン 『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク2』
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 デヴィッド・コープ
製作 コリン・ウィルソン、ジェラルド・R・モーレン
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入DVD

あらすじ

コスタリカの沖合いに浮かぶ離れ小島の“サイトB”は、ジュラシック・パーク計画において恐竜のクローン生産の為の拠点であった。
ところがハモンドの会社が倒産寸前となり、この危機を救おうと甥のルドローが恐竜を生け捕りにして見世物にいしょうと計画する。
マルコムはハモンドの探検隊のリーダーを依頼されるも一度断るが、現地に恋人の恐竜学者サラがいると知って仕方なく引き受けるのだった。

登場人物&出演者

イアン・マルコム博士(演:ジェフ・ゴールドブラム)

近年の出演作に『囚われのサーカス』、『ロビン・ウィリアムズのもしも私が大統領だったら…』などがあります。

主人公。数学者。前回の視察ツアーで恐竜の存在を訴えて世間的に有名人になっている。

インジェン社との協定を破るが、社長を解任されたハモンドから調査隊として招かれる。
単独で行っていたサラを迎えに行くが、意地を張られ、恐竜を刺激したせいで二の舞になる。
ニューヨークまで連れて来られたティラノサウルスの親子を返すべく、サラと奮闘していく。
最後は事件が解決し、ソファーで疲れから眠っていてハモンドのインタビューが流れていた。

サラ・ハーディング博士(演:ジュリアン・ムーア)

近年の出演作に『シングルマン』、『50歳の恋愛白書』があります。

ヒロイン。古生物学者。マルコムの恋人。一年のほとんどを世界中を飛び回っている生活。

調査隊に招かれると、マルコムに相談せず単独で先乗りするも恐竜の危険さを理解できず。
マルコムの心配が的中してティラノサウルスに追われる事になり、多くの人間が犠牲となる。
ニューヨークにティラノサウルスが連れ込まれると、マルコムとともに戻そうと奮闘する。
最後は事件が無事に解決し、家のソファーに座ってマルコムと同じく疲れて眠っていた。

ケリー・カーティス(演:ヴァネッサ・リー・チェスター)

代表作に『リトル・プリンセス』、『バブル星人あらわる!』などがあります。

マルコムの養子の娘。体操部に所属して鉄棒が得意だが、レギュラーを外されてしまう。

放置気味になっているとマルコムに強く言って、勝手な解釈で島まで黙って来てしまう。
マルコムとサラの問題を分かりながらも何も言えず、二人に振り回されるような状態になる。
島の中心でヴェロキラプトルに遭遇するが、得意の体操を使って襲われるマルコムを助けた。
最後は事件が無事に解決し、テレビのインタビューに答えるハモンドの発言を見ていた。

ニック・ヴァン・オーウェイン(演:ヴィンス・ヴォーン)

近年の出演作に『南の島のリゾート式恋愛セラピー』、『フォー・クリスマス』などがあります。

恐竜調査隊の一員でカメラマンとして同行する。多くの環境保護団体で活躍してきた。

ハモンドから多額の報酬を受け取り撮影するが、邪魔者が入ると妨害する指示を受けていた。
ハンターたちが捕まえた恐竜たちをサラと逃し、そのせいでほとんどの機材が破壊される。
ローランドの銃にも細工し、ティラノサウルスの襲撃で多くの人間が犠牲になってしまう。
最後は島の中心にある基地にたどり着き、無線で外部に連絡を取り、ヘリを要請して脱出。

エディ・カー(演:リチャード・シフ)

代表作に『ボディガード』、『アイ・アム・サム』などがあります。

恐竜調査隊の一員で精密機械のエキスパート。調査の為の機材を用意して検査する。

本来は3日後の出発をマルコムのせいで早められてしまい、忙しく機材のチェックをする。
島で初めて恐竜を目撃して誰よりも感動するが、ティラノサウルスの登場で考えを改める。
子供を求めてやって来た親ティラノサウルスにトラックが突き飛ばされ、必死に抑えていた。
最後はティラノサウルスの両親に襲撃され、頭部と胴体をそれぞれ食い千切られて死亡。

ジョン・ハモンド(演:リチャード・アッテンボロー)

近年の出演作に『スティーヴ・マックィーン:男の神髄』、『チャーリー・チャッップリン/ライフ・アンド・アート』などがあります。

インジェン社の元社長。ジュラシック・パークでの出来事によって余儀なく閉鎖させた。

その代わりとして、恐竜を生産するサイトBを自然保護区に変えて、必死に守っていた。
ルドローが社長に就任すると、恐竜たちを守る為に調査隊を送り込んで止めようとしていた。
最後は島を人間が近寄らせない為にテレビで発言し、自然に任せるべきと強く主張した。

ディーター・スターク(演:ピーター・ストーメア)

近年の出演作に『実験室KR-13』、『ホースメン』などがあります。

ルドローに雇われた恐竜ハンター団の一員。ローランドから副隊長を任せられている。

恐竜に興味が一切なく、あくまで高い報酬につられて来ているだけで驚きも何もない。
近寄った小さな恐竜が腐った肉しか食わないと分かると、スタンガンで追い払った。
ニックとサラのせいでキャンプが壊されると、ローランドに怒られて不機嫌になる。
最後は島の中心に向かう道中、単独で小便しに行くも小さな恐竜たちに襲われて死んだ。

 ローランド・テンボ(演:ピート・ボスルスウェイト)

近年の出演作に『ソロモン・ケーン』、『あの日の指輪を待つきみへ』などがあります。

ルドローに雇われた恐竜ハンター団の隊長。世界中で数多くの猛獣を仕留めてきた人物。

ルドローから報酬の放棄し、代わりにティラノサウルスを仕留めて権利を条件にしていた。
ティラノサウルスの子供をエサに親を誘き出すも、キャンプが破壊されて失敗してしまう。
マルコムたちと合流して島の中心まで行くが、ティラノサウルスの襲撃て仲間が殺される。
最後は麻酔銃でティラノサウルスを捕らえたが、仲間を失った事でルドローの前から去った。

ピーター・ルドロー(演:アーリス・ハワード)

代表作に『フルメタル・ジャケット』、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』などがあります。

ハモンドの甥。ハモンドに代わってインジェン社の社長に就任し、会社を立て直そうとする。

唯一協定を破ったマルコムを変人として貶めるが、恐竜を使ってビジネスを考えていた。
アメリカ本土でジュラシック・パークを作ろうとするが、サラたちのせいで台無しとなる。
ティラノサウルスをニューヨークまで運び出すが、マルコムたちによって帰される事になる。
最後は船に戻ると親ティラノサウルスに捕まり、子供の狩りの獲物にされて食い殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『第70回アカデミー賞』にて視覚効果賞にノミネートされました。
他に『第18回ゴールデンラズベリー賞』にて最低続編賞、最低脚本賞、最低人命軽視と公共物破壊しまくり作品賞にノミネートされました。
実はスティーヴン・スピルバーグ監督が続編を撮ったのは本作と『インディ・ジョーンズ』シリーズだけなんたす。
今回もマイケル・クライトンの原作を基にしている事になっいますが、実際は映画と同時進行で書かれているので別物になっています。
前作は世界だけじゃなく、映画業界にも影響を与えた作品だったせいで期待が大きくなってしまい、結果は散々になりました。
本作のダメな部分として登場人物たちの設定に魅力がなく、前作のトラブルに巻き込まれた恐竜の知識もない数学者が主人公では出発点がそもそも間違っています。
やはり、主人公は恐竜に対する知識があった上に好きだという気持ちがないと、彼らに対する敬意が伝わってきません。
前作では恐竜を復活させたハモンドに一番否定的だったマルコムが印象的だったが、本作の主人公として微妙な感じでした。
恐竜の知識を持つキャラクターは絶対に必要になるので、ヒロインにすべて任せたのはいいが、考え方が感情的で極論だから共感する人間も限られてきます。
それにマルコムの娘をなぜ黒人の養子にしたのか意味がなく、全体的に登場人物の相互作用や必然性が感じられなかった。
前作では恐竜を地球に生きた生き物として描いていたのに、本作は単なるモンスターという扱いになってガッカリさせられた部分がある。
せっかく長年の恐竜に対する偏見を変えた前作だったのに、本作で元に戻して台無しにした。
分かりやすく狩られる恐竜たちを被害者、彼らを狩る人間を悪者にした構図も今一つです。
主人公のマルコムが恐竜をモンスター扱いにしているせいで、そのイメージが出来上がって、いくら母性があると訴えても意味がない。
唯一、本作で良かったのは恐竜の種類が増えた事ぐらいで、続編がヒットしないジンクスのお手本になるような作品になりました。

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