【ゾンビ自衛隊】RE-3466

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作品データ

公開年月 2005/04/25
ジャンル ホラー/アクション
原作 なし
監督 友松直之
脚本 大河原ちさと
製作 西健二郎、寺西正己
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ある日、富士山の樹海にUFOが墜落し、その影響から周辺では奇怪な現象が起きていた。
そこで演習中の陸上自衛隊一個小隊が行方不明者の遺体捜索をしていると、突然死体がゾンビと化して襲ってくる。
同じ頃、死体を埋めようとした一人のヤクザ、撮影をしていたグラビアアイドルも巻き込まれ、自衛隊と合流した彼らは町へ逃げるのだった。

登場人物&出演者

ユリ(演:渡瀬美遊)

代表作に『狗神』、『稀人』などがあります。

主人公。陸上自衛隊一個小隊の隊員。樹海で死体の捜索をするが、見つけても特に何も気にしていなかった。

本部と連絡が取れない状態になると、ゾンビと化した死体に襲われる中でなんとか逃げ出す。
近くのペンションに避難するが、ハヤカワ隊員を含めた外科手術を受けた記憶が蘇った。
実際はすでに亡くなっていて、防衛研究所に所属するサコミズたちの手術で兵器として復活。
最後はゾンビをなぎ倒し、元凶となった鬼怒多少尉を倒し、殺したひとみと再び遭遇した。

サコミズ(演:佐伯俊)

代表作に『クリスマス・イヴ』、『手塚眞のホラーシアター/ザ・バースデイ「恐怖のダイエット』などがあります。

陸上自衛隊一個小隊の隊員。樹海で他の隊員たちと死体を探索するが、見つけると誰よりも怯えていた。

ヒロシたちと合流すると、近くのペンションまで避難してゾンビたちから避難していた。
赤ん坊のせいで噛まれたヒロシの面倒を見るが、実はユリをサイバー自衛官に変えていた。
車で脱出しようと外に出たが、油断したせいでゾンビとなった自衛官に噛まれてしまう。
最後はペンションに戻ったユリに向かったサイバー自衛官だと話し、そのまま食われて死亡。

ハヤカワ(演:山崎潤)

代表作に『カタリヤ/最恐都市伝説』、『シン・ゴジラ』などがあります。

陸上自衛隊一個小隊の隊員。樹海で他の隊員たちと死体の捜索をする。料理を得意としている。

ヒロシがゾンビたちから逃げて保護すると、なんとか近くのペンションまで避難した。
死体から危険な赤ん坊が生まれて倒し、料理を作っていると、ひとみに誘惑されてしまう。
ヒロシに銃を向けられるが、やって来たユリたちのおかげで助かって脱出の為に残った。
最後はゾンビとなったヒロシに噛まれてゾンビ化し、ひとみを襲ってユリに処分された。

キバラ隊長(演:大矢剛功)

代表作に『電脳大奥』、『吸血少女対フランケン』などがあります。

陸上自衛隊一個小隊の隊長。樹海で隊員たちを引き連れて死体の捜索をする。死体を見つけても何も変わらず。

本部に連絡が取れなくなっていて、ゾンビから逃げてきたヒロシを保護して逃げ出した。
ペンションで電話を借りようとしたが、死体から危険な赤ん坊が生まれると対処に追われる。
ハヤカワと近くから大量の武器を見つけると、ショットガンを手にして脱出を試みた。
最後はゾンビに噛まれたサコミズの流れ弾が当たり、死亡するもゾンビとして復活した。

ヒロシ(演:鈴木信二)

代表作に『あずみ』シリーズ、ハイキック・ガール!』などがあります。

ヤクザの舎弟。裏切り者を富士の樹海に埋めようとしていたが、大量のゾンビに遭遇していた。

親分が復活した死体に噛まれてしまうが、助けるどころか驚いて銃を持って逃げ出した。
同じく一人で逃げていたひとみに遭遇すると、お願いをされて一緒に逃げて自衛隊と合流。
ペンションの死体から生まれた赤ん坊に腕を噛まれて、そのままゾンビになってしまう。
最後はハヤカワを襲って仲間にして、ひとみも噛み、あとから来たユリによって処分された。

ひとみ(演:みひろ)

代表作に『ティッシュ』、『呪怨/白い老女』などがあります。

グラビアアイドル。富士の樹海でグラビアの撮影をしていた。自己中心的でヘアメイクを毛嫌っている。

ゾンビが発生して襲ってくると、助けてくれたヘアメイクを囮にして一人だけ逃げ出した。
ヒロシに遭遇して女の武器を使って一緒に逃げ出し、ユリたちと合流して保護してもらった。
ペンションでは料理もできるハヤカワに気持ちが流れて、頼りないヒロシを簡単に捨てた。
最後はゾンビに噛まれてユリに首を切り落とされるが、軍団を率いて普通にしゃべっていた。

山田(演:貴山侑哉)

代表作に『レイプゾンビ』シリーズ、『恋愛死体/ROMANCE OF THE DEAD』などがあります。

ペンションのオーナー。富士の樹海近くにペンションを経営するが、売上がギリギリで余裕がない。

OLと不倫をした末に赤ん坊を作ってしまい、彼女がコケて頭を打って死亡すると片付ける。
自衛官たちがやって来ると、電話を借りたいと言われてしまい、慌てながらも取り繕う。
死体から危険な赤ん坊が生まれると、喉を噛まれるも自衛官たちに助けてもらえず死亡した。
最後はゾンビとなって自衛官たちを襲ったが、銃で撃たれてもなぜかしぶとく生きていた。

鬼怒多少尉(演:新井謙二)

代表作に『魔界転生』、『妖ばなし』などがあります。

第二次世界大戦で最後まで米軍に抵抗していた日本兵。富士の樹海にある風穴でミイラ化している。

カルト教団によって遺体を持ち出され、どこかで祀られているという噂が自衛官の間にある。
樹海に発生したゾンビの元凶であり、生きている人間を襲って仲間を増やして動かしていた。
サイバー自衛官として覚醒したユリと対峙すると、なぜか日本刀でタイマン勝負を挑む。
最後はユリの右腕をねじ切ったが、日本国民を守る彼女の強い意志によって倒されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『レイプゾンビ』シリーズで知られる友松直之が監督を務めた作品となります。
まだゾンビ映画に着手していなかった友松直之監督が初めて挑戦しています。
冒頭でゾンビ映画の巨匠であるジョージ・A・ロメロ監督を天才と言っているが、それはよく分かります。
しかし、そんな尊敬を作品に活かそうという感じがまったくなく、あくまで低予算なので許してくれというスタンスです。
これは今に始まった事じゃなく、『レイプゾンビ』シリーズではエロという武器だけでなんとかシリーズ化しています。
そもそも、友松直之監督が作品を作っているのは自分の中に溜まった不平不満をぶち撒けたい気持ちからだろうと思います。
なので、本来なら鑑賞する側の気持ちを汲んで作るべきだが、この作品には最初からそのようなモノはありません。
インディーズの映画では作家性を重要視していて、多くの人に鑑賞してもらうより、自分の主張を聞いてくれという方が強い。
本作ではツッコミどころが満載で、基本的に後ろでゾンビが来ても襲われない限り気付かないほど全員の感覚がマヒしています。
こういう状況ならば、ちょっとした物音だけで敏感になるはずだが、なぜか全員揃って気付かないのはご都合主義だから仕方ないだろう。
最初からマジメに作品を作ろうと思っておらず、あくまで監督の都合に合わせて作っているから多くを求める方が間違っています。
こういう作品だと最初から認めた上で、どれだけ自分が気に入るシーンを見つけるのかが課題になると思っています。
やはり、本作で最も盛り上がるのはサイバー自衛官となった主人公と、ゾンビの元凶である鬼怒多少尉の殺陣でしょう。
日本におけるアクションの中で最も手軽にできて、更に迫力ができるチャンバラこそが至高だと分かります。
とにかく、本作は友松直之監督の作品という事を念頭に置いて鑑賞するべき作品でした。

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