【リーサルウイルス/全人類警戒態勢】RE-3600

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2021/01/01
ジャンル ホラー/アクション
原作 なし
監督 ダニエル・ヘルナンデス・トラード
脚本 ダニエル・ヘルナンデス・トラード、ネレア・ベルムデス、ほか
製作 ダニエル・ヘルナンデス・トラード
製作国 スペイン
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

急激な温暖化などの気候変動により溶けた南極の氷河から古代の化石が出現した。
そこから流出した新型のウイルスは「COVID-21」と呼ばれ、感染者たちは凶暴なゾンビと化してパンデミックを引き起こす。
人類唯一の希望とも言える治療薬開発のカギを握る女性科学者のアリソンは、研究所まで護送する特殊部隊のチームが感染者に襲われるのだった。

登場人物&出演者

スコット(演:クリスティアン・スタム)

代表作に『レッド・インフェルノ』、『エスケープ・ルーム』などがあります。

世捨て人となってサバイバル生活を送っている。人間に対して絶望して世の中を助ける気持ちがない。

護送車が感染者たちに襲撃され、森へ逃げ出したアリソン博士を見つけて仕方なく保護した。
実は過去にアフガン戦争に出ていたが、言われた任務と違って少年兵を射殺して後悔している。
治療薬の為に住宅街へ入るが、子供を助けた事でアリソン博士に騙されたと知って激怒した。
最後はアリソン博士たちを逃がす為に奮闘するが、大量の感染者に対応できず食い殺された。

アリソン博士(演:ロレッタ・ホープ)

本作が長編映画デビュー作となります。

生化学者。ウイルスに対する治療薬開発ができる唯一の人物。護送中に感染者の襲撃を受ける。

森に一人で逃げ回っていたところで、サバイバル生活するスコットに助けられてる事になる。
治療薬を開発する為に研究所へ行きたいとスコットに話し、途中まで送る彼に守られていた。
住宅街で娘を救出するが、話が違うとしてスコットがブチ切れるが、彼を犠牲にして逃げた。
最後は追っていたカナム大尉に助け出され、娘たちと車に乗って目的の研究所へ急いでいく。

ジョンソン(演:トマス・パレデス)

代表作に『The Take Downジ』、『Oro』などがあります。

アリソン博士を護送していた護衛部隊の隊員。カナム大尉が最も信頼している部下として意見を述べる。

横転した車を見かけると、カナム大尉から任務が優先として護送車を止めずに突き進んだ。
少女のせいで任務を放棄したカナム大尉の判断で部隊が全滅し、責めるも博士の救出を優先。
カナム大尉とスコットたちが残した痕跡をたどっていき、住宅街でアリソン博士を見つける。
最後は感染者たちをなぎ倒すが、噛まれて感染すると、あっさりとカナム大尉に処分された。

カナム大尉(演:ラモン・アルバレス)

本作が長編映画デビュー作となります。

アリソン博士を護送していた護衛部隊の隊長。政府から出動要請を受けて心配する妻を説得していた。

護衛車を何があっても止めちゃいけない任務で勝手な判断で止めて、部隊を全滅させてしまう。
部下のジョンソンに攻められても認めず、まだ生きているアリソン博士を探すべきだと話す。
森の中でスコットたちが残す痕跡を見つけながら、住宅街でアリソン博士を見つけて助け出す。
最後は感染したジョンソンを殺害し、車に乗ってアリソン博士たちと目的地を目指していく。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作はダニエル・ヘルナンデス・トラードにとって長編映画二作目となります。
この作品はいわゆるウイルスによるパンデミックで、近年の新型コロナウィルスを彷彿とさせる内容となっています。
冒頭で世界がどのような感じになっているのか説明していくので、映像などで描写できない分をカバーしています。
そうなってくると、どれだけ本編も予算不足を補っていくのか気になって、案の定、主要人物は片手で数えるぐらいになりました。
まず、重要人物の護送という任務を帯びている護衛部隊の隊長が本部の許可なく、勝手な判断で部隊を全滅させた時点でギャグかと思いました。
しかも、それについて正論で責めていた部下を上官という立場を使って黙らせ、生きていた博士を助けるべきと論点をすり替えます。
普通に任務を忠実にこなしていれば誰も死ぬ事がなかった上に、失敗しても認めるどころか逆ギレする上官に笑ってしまう。
問題はそこだけじゃなく、博士も人を利用して本当の事をしゃべらず、助けてくれた人間をあっさり見捨てるところも笑うしかありません。
本作ではマトモな言動をする人間を踏み台にして、隊長と博士はほぼかすり傷程度で無事に脱出するラストも理不尽すぎました。
それと、低予算映画だからという理由は見過ごせないのは、隊長と部下が無限弾を持っているかのようにずっと発砲しかしていませんでした。
低予算映画とは言え、こういう細か描写をしっかりとやっているかやっていないかによって作品に対する姿勢が見えてきます。
とにかく、本作では失敗しても認めるべきじゃなく、人を散々利用して利益を得る事こそが最大の正義という印象しか残りませんでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました