【RE:BORN/リボーン】VD-938

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アクション

作品データ

公開年月 2017/08/12
ジャンル アクション
原作 なし
監督 下村勇二
脚本 佐伯紅緒
製作 藤田真一、井上緑
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

石川県加賀市のコンビニで、店員をしながら少女サチと慎ましい日々を送る敏郎。
敏郎はかつて最強の特殊傭兵部隊に属しながら、自らの手で部隊を壊滅させた過去を持つ。
ある日、敏郎が暮らす田舎町で不可解な殺人が起こり、それは“ファントム”と呼ばれる謎の男からの警告であった。

登場人物&出演者

黒田敏郎/リボーンゴースト(演:TAK∴)

近年の出演作に『BAD CITY』、『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』などがあります。

主人公。元特殊傭兵部隊の隊員。現在は石川県加賀市のコンビニで経営し、少女サチと一緒に暮らしている。

正体を隠しながら暮らしているが、ファントムが送り込んだ刺客に対して容赦なく殺害する。
刺客たちをあっという間に殲滅して、健二が送り込んだ部下たちのサポートを許していた。
サチが誘拐されるのは計算済みでアジトの場所を把握し、100を越える部下たちを倒した。
最後はギリギリでアビスとファントムも倒し、死んでおらず遠くからサチを見守っていた。

サチ(演:近藤結良)

本作が長編映画デビュー作となります。

ヒロイン。敏郎と一緒に暮らしている少女。敏郎とは血縁関係はない。何かを見つけると浜辺に埋めている。

敏郎が何者かよく理解していないが、まったく血を怖がらず死んだ猫を浜辺に埋めていた。
その正体はファントムが過去に洗脳実験の子供で、実は敏郎の娘であるが本人は知らない。
キャスパーによって誘拐されると、同じく洗脳実験を受けた者同士として余計な事を言わず。
最後は敏郎がファントムと相討ちして、絵本を浜辺に埋めてマックスと一緒にどこかへ行く。

真壁健二(演:斎藤工)

近年の出演作に『シン・仮面ライダー』、『零落』などがあります。

敏郎が所属していた特殊傭兵部隊の元同僚で後輩。過去に敏郎が殺されようとして身を挺してかばって重傷を負う。

失明している状態で左半身に大火傷を負い、下半身不随となって車椅子生活を送っている。
サチとは面識があって友人のような関係となり、敏郎に対して役に立ちたい思いがまだある。
ファントムから送られた刺客を倒す敏郎の為、マックスとマサルを送り出すも不満を持つ。
最後は敏郎の愛用のナイフを作って渡すが、戦場で死ぬ事ができない悔しさを見せていた。

松本静香(演:長谷部瞳)

代表作に『バトル・ロワイアルⅡ/鎮魂歌』、『ロボゲイシャ』などがあります。

精神科医。敏郎を担当するカウンセラー。心の傷を負っている敏郎のカウンセリングをして薬を渡していた。

敏郎から悪夢について聞かれると、人を殺している夢だと言われて当初は戸惑っていた。
次に敏郎が死に対する悩みを打ち明けられ、単なる悪夢だとして精神科医として意見を言う。
敏郎には人を殺す罪悪感がないと言われると、銃を撃つマネをして無音で忍び寄られ驚く。
最後は仕事帰りに刺客を殺害した敏郎を見てしまい、ありえない状況にパニックとなった。

マックス(演:望月オーソン)

代表作に『東京不穏詩』、『Come & Go/カム・アンド・ゴー』などがあります。

健二の部下。英語と日本語を混ぜて話すバイリンガル。健二の指示で敏郎をサポートする為にやって来た。

敏郎を襲った刺客たちの死体をマサルと処理し、コンビニに行くと熱くなるマサルを制する。
サチを取り戻す為にアジトを襲撃して、マサルとコンビを組んで部下たちを倒していった。
マサルがキャスパーに殺され別れを告げると、敏郎と建物に侵入するも腕を負傷していた。
最後は敏郎との約束でサチを引き取って、絵本とお別れした彼女を見て一緒に立ち去った。

マサル(演:賢太)

本作が長編映画デビュー作となります。

健二の部下。背が高く若いが熱意がある。戦場に出た経験がなく、健二に指示されて敏郎の手伝いをする。

敏郎を狙った刺客たちが倒されると、マックスと一緒に死体を処理してコンビニまで来た。
サチを取り戻す為にファントムのアジトに乗り込む敏郎への同行を申し出て、怒られていた。
アジトでの襲撃の時はマックスと組んでファントムの手下を倒し、圧倒的な数を減らした。
最後はキャスパーが子供だと知って油断し、戦争を嫌う言葉を口にするも処分されてしまう。

キャスパー(演:坂口茉琴)

代表作に『リアル鬼ごっこ』、『いぬやしき』などがあります。

ファントムの部下で幹部の一人。敏郎の居場所をノートパソコンで追跡し、ファントムに報告していた。

一時的に留まっていた喫茶店でケーキを食べると、去っていくと際にウェイターを殺害した。
場所を移動して敏郎の動きを監視しながら、繰り出された刺客たちが殺されたと報告した。
家に帰っていくサチを誘拐し、アジトで同じタトゥーがある事を見せて仲間だと分からせる。
最後はマサルを殺害して敏郎を襲うが、返り討ちに遭って唯一生還して悔しがっていた。

アビスウォーカー(演:稲川義貴)

本作が長編映画デビュー作となります。

ファントムに雇われた敏郎を狙う刺客の一人。特殊傭兵部隊時代では敏郎の相棒。同じぐらいの実力を持つ。

敏郎とは方向性が違って戦争の中で常に生きていて、敵味方関係なく殺害する危険な人物。
ファントムに雇われて見捨てた敏郎を狙うが、邪魔する味方たちを容赦なく排除していた。
敏郎がサチを助ける為にアジトを襲撃され、待機する事なく味方を排除して近寄っていた。
最後は敏郎と対峙して互角の勝負を見せていくが、心眼を発揮されて一撃を食らい死亡した。

ファントム(演:大塚明夫)

代表作に『ブリスター!』、『デストロイ・ヴィシャス』などがあります。

国防軍特殊部隊のボス。敏郎の元上官。過去に子供を使った洗脳実験を行い、敏郎によって裏切られてしまう。

体が病に蝕まれている状態で血を吐いていくが、戦闘力は健在で敏郎への復讐を計画する。
部下たちを使って敏郎の居場所を掴むと、様々な刺客を送り込む返り討ちにされてしまう。
すべては計画通りでサチを誘拐させて、敏郎を誘い出す為に待ち構えるも逃亡していた。
最後は催眠術を使って敏郎を追い込んで殺そうとしたが、直前に目覚められて逆に殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は俳優の引退を宣言した坂口拓が復帰したアクション映画となります。
この作品は『デス・トランス』や『狂武蔵』で知られる下村勇二が監督を務めています。
坂口拓が改めて復帰するにあたって、名前も「TAK∴」に変更していて、新たなアクション俳優として登場しています。
限界を迎えたという事で引退していましたが、この作品でTAK∴が復帰しただけじゃなく、なんと言っても「ゼロレンジコンバット」が最大の見所です。
まずは復帰を果たしたTAK∴は感情のない演技もいいですが、時折見せる笑顔にも安心感があります。
ただ、日常を演じるにはやっぱり演技力が気になるところがあって、決して上手いというワケではありません。
あくまでTAK∴はアクション俳優であり、日常生活のパートはそれを光らせる為のオマケと考えるべきだろう。
物語の前半はスローペースでスタートしていきますが、日常の中にある非日常を上手く演出していると感じました。
今の日本社会ではありえないファンタジー設定であるけど、石川県加賀市を舞台にしたのはとても良かったです。
さすがは古い街だけあって日本家屋が背景にあって、その中で行う突然のバトルもまたギャップがあっていいと思いました。
ほとんどが出オチになってしまったのは残念だが、刺客たちをあっさりと倒す主人公の強さにも安心感がありました。
終盤ではアクションの連続になって「ゼロレンジコンバット」のスピーディーな展開は、息をつかせないような緊張感がありました。
しかし、いくらアクションが良くても尺が長いと人間の集中力も持ちませんし、何より目が慣れてしまって飽きる可能性がある。
アクションの合間には休憩が必要であり、本作はぶっ続けに同じような展開になってしまっているから飽きる部分がありました。
特に主人公とライバルと対決になってくると、その前のアクションで精神力をすり減らしているから思ったよりもワクワクがなかったです。
それでも現役のアクション俳優を続けているTAK∴の格好良さもあり、独特のウェイブを取り入れた構えも何度でも見たくなります。

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