【オフィス・インベージョン/侵略を阻止せよ!】VD-763

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アクション

作品データ

公開年月 2022/08/10
ジャンル アクション/SF
原作 なし
監督 ギャレス・クロッカー、フレッド・ウォルマランズ
脚本 ギャレス・クロッカー
製作 フィリップ・ウォルマランズ
製作国 南アフリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

未知の液体金属「ズルカノイド」を掘り当てて大儲けする鉱山会社「AMI」で、亡くなった先代から引き継いだ新しい社長が新たな経営陣を迎えた。
そんな中、管理職で地質学者のサム、警備員のジュニア、経理部のプリンスの三人は新たな経営陣により職場環境が悪化して追い詰められていた。
そこでサムは「ズルカノイド」を大金に引き換えに盗むべく、ジュニアとプリンスたちと協力するが、彼らは新たな経営陣の正体がエイリアンだと知るのだった。

登場人物&出演者

サム(演:レア・ランガカ)

代表作に『ダルフール・ウォー/熱砂の虐殺』、『トレマーズ/ブラッドライン』などがあります。

鉱山会社「AMI」の管理職で地質学者。娘が重度の皮膚病を患い、保険がないと買えない高い薬の為に働いている。

二代目の社長による暴走と、新しい経営陣による医療費の廃止に抵抗するもクビにされた。
「ズルカノイド」を欲する中国マフィアと取引するべく、プリンスとジュニアに話しをする。
新しい経営陣たちがエイリアンだと分かり、一度逃げるも会社に戻って消火器で倒していく。
最後はメルシを横領で逮捕させ、娘の病気が「ズルカノイド」で完治し、新しい社長となる。

プリンス(演:キロシャン・ナイドゥー)

代表作に『トレマーズ/コールドヘル』、『Good Life』などがあります。

鉱山会社「AMI」で経理部に勤める平社員。妄想癖があった父親が大金持ちで会社にとって大口の顧客である。

上司からダメ人間のレッテルを貼られていて、遅刻魔としてトイレから出勤するもバレる。
トイレ係になって父親に不満をぶつけるも対処してもらえず、家を出て車上生活をする。
サムから「ズルカノイド」を盗む作戦に賛同し、怯えながらも監視役として状況を見守った。
最後はバドリックと対決しサムに助けられ、医療従事者となってジュニアたちと同居する。

ジュニア(演:セチャバ・ランフェレ)

代表作に『Love on Safari』などがあります。

鉱山会社「AMI」で警備部の警備員をしている。ニート夫婦が同居人で家に帰っても心が安らぐ場所がない。

清掃員のポーシャに片思いをしながら告白ができず、上司からダメ人間扱いを受けている。
父親が母親と結婚してすぐに荷物をすべて盗まれ、そのせいで強い不信感を持っている。
サムから「ズルカノイド」を盗む作戦に賛同すると、正体がバレないようにマスクを手配。
最後はアニヤに襲われるもサムに助けられ、ポーシャと恋人となってプリンスとも同居する。

ポーシャ(演:キャットレホ・モホアデュバ)

本作が長編映画デビュー作となります。

鉱山会社「AMI」の本社で清掃員をしている。警備部と同じ所属であり、ジュニアに対して特別な思いを持っている。

なんとかジュニアに誘ってもらおうと存在をアピールするが、今ひとつ成果が上がらない。
ジュニアが部長の部屋でカギを盗み、出たところで鉢合わせしてデートに誘われて喜んだ。
遅くまで会社で掃除していると、物音を聞いたところで食欲が抑えられないアニヤに捕まる。
最後はジュニアを助けて彼と正式に恋人となり、プリンスを含めて三人で同居をする事に。

メルシ(演:カボモ・ヴィラカジ)

代表作に『Sink』、『Slay』などがあります。

「ズルカノイド」を発掘する鉱山会社「AMI」の新しいオーナー。亡くなった父親から会社を引き継いで2ヶ月目となる。

未知の液体金属である「ズルカノイド」で莫大な富を築くが、産出量に不満を持っている。
もっと儲けを出す為にペンキを混入させて、売り出そうと管理職者の会議で提案していた。
会社の経営をもっと良くする為に外国からグレゴリーたちを招き、彼らに任せる事にした。
最後はサムたちによって5000万の横領をでっち上げられ、精神病院に収容されてしまう。

アニヤ(演:エイミー・ントゥリ)

本作が長編映画デビュー作となります。

メルシが外国から招いた新たな経営陣の一人。紅一点でグレゴリーから変化推進部の部長に抜擢されていた。

社員たちの前でスピーチをすると、独特の言い回しでみんなを困らせるもまったく気にせず。
医療費の廃止について文句を言いに来たサムに対し、グレゴリーに解雇するべきと助言した。
その正体はエイリアンで「ズルカノイド」の回収に来て、異名が“食らう者”と呼ばれる。
最後は本当の姿でジュニアを追い詰めるが、ポーシャとサムの連携によって消滅した。

バドリック(演:スティーヴェル・マーク)

代表作に『ブロークン・ダークネス』、『ホリデイ・イン・ザ・ワイルド』などがあります。

メルシが外国から招いた新たな経営陣の一人。熱い男とグレゴリーから言われ、彼にとって右腕である。

社員たちの前でスピーチをすると、自分こそがトップであると強い口調で睨みつけていた。
プリンスの閑職に追い込みたい上司から相談されると、精神的な拷問という提案に了承した。
その正体は「ズルカノイド」を回収するエイリアンであり、硬く燃えるような姿になる。
最後はプリンスの模造刀を簡単にダメにして、追い込むも消火器を浴びて消滅してしまう。

グレゴリー(演:グレッグ・フィリューン)

代表作に『ガンジー、わが父』、『Frank and Fearless』などがあります。

メルシが外国から招いた新たな経営陣の一人。三人の中でリーダー格として会社の社長の座に就く事になる。

社員たちの前でスピーチをすると、陽気な雰囲気で会社を変えるつもりはないと宣言した。
実際は医療費を含めた経費を強引に削減する方法を取り、サムに詰め寄られるとクビにした。
その正体はエイリアンであり、「ズルカノイド」を盗むサムの前に瞬間移動で姿を現した。
最後は自分たちには肉体がなく気体がほとんどと話し、消火器の粉末を浴びて消滅した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は非常に珍しい南アフリカによるアクションSF映画となっています。
南アフリカ産の映画というと、ニール・ブロムガンプ監督の『第9区』や『チャッピー』が有名だろうと思います。
ただ、これはあくまでニール・ブロムガンプ監督の作品であり、他の監督が作った映画についてすぐには出て来ない。
それぐらい珍しい南アフリカ産の映画ですが、本作はまさかのエイリアン・インベージョンを描いたSFアクション映画となっています。
とは言っても、アクションの要素よりもコメディの要素が強くなっていて、これは単純に予算の問題じゃないかと思います。
エイリアンたちが正体を表すのはラストの残り数分だけで、基本は主人公の三人組が会社と上司に振り回される内容になっています。
それが南アフリカの独特な社会背景や文化の影響を受けるならいいが、アメリカが舞台と言われも納得してしまうぐらい国柄が出ていなかったです。
主人公三人組も、頭脳派で重い病気の娘を持つ管理職、父親が泥棒で同居人はニート夫婦の警備員、金持ちの坊っちゃんだが臆病な経理部の平社員という構成です。
残念ながら特筆したキャラクター設定ではなく、それぞれのプライベートに関する描写もオマケ程度で個性を際立たせるほどじゃなかったです。
そんな彼らは無理難題で会社に反旗を翻していくが、その計画も微妙であり、そこまで面白いというワケじゃないです。
ラストでエイリアンが正体を暴いて主人公たちに襲いかかるが、消火器の粉末を浴びせられただけで消滅するほど弱いです。
多分だが、あまり壮大な設定にしてしまうと片付けるのは大変であり、予算もかかるからそのような地味な倒し方になったと思います。
やはり、本作は低予算で作ってしまい、監督たちの実力も三流辺りなので、そこまで面白いモノは作れなかったという感じでした。

コメント

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