【サードアイ】VD-599

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作品データ

公開年月 2017/11/30
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ロッキー・ソラヤ
脚本 ロッキー・ソラヤ、リヘアム・ジュニアンティ、ほか
製作 ロッキー・ソラヤ、ラム・ソラヤ
製作国 インドネシア
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

2005年のジャカルタ、アリアとアベル姉妹は裕福な家庭で育ち、豪邸に住んでいた。
ある日、幼い妹のアベルが幽霊を見たと主張するが、姉のアリアはただの虚像だとして落ち着かせた。
だが、その日の夜に嵐が自宅を襲い、眠れなかったアリアは別室で気配を感じると異様な幽霊の姿を目撃するのだった。

登場人物&出演者

アリア(演:ジェシカ・ミラ)

代表作に『サードアイ2』、『Imperfect』などがあります。

主人公。小さい頃から何か見える妹のアベルと違い認識しない。サードアイは半開き状態である。

両親が亡くなった事で妹を引き取り、社宅もなくなったせいで残された豪邸に戻ってきた。
妹が家に何かいると主張し、ウィンドゥの元へ行ってサードアイを開眼させて真実を知った。
前の家主に取り憑かれ、犯人だったアセップを殺害するが、そのせいで妹が連れて行かれる。
最後はダビンとともに妹を助け出し、戻ってくるとウィンドゥを師匠にして人助けをする。

アベル(演:ビアンカ・ヘロ)

代表作に『サードアイ2』、『Makmum: The Movie』などがあります。

アリアの妹。小さい頃から人が見えないモノが見えるが、姉のアリアに想像だと何度も注意されていた。

両親が亡くなった事でアリアと一緒に住む事になるが、遺産である豪邸に戻ってくる事に。
家に何かいると姉に主張するも信じてもらえず、ウィンドゥの元でサードアイを開眼させた。
姉よりも恐怖心が強いせいでアセップにより、あの世へ連れて行かれて生死の境をさまよう。
最後はあの世に来た姉とダビンに助けられ、ウィンドゥを師匠にして姉妹で人助けをする。

ダビン(演:デニー・スマルゴ)

代表作に『ザ・ドール』シリーズ、『A Man Called Ahok』などがあります。

写真家。写真展でアリアと出会い、半年も付き合っている。普段はタイのバンコクで仕事をしている。

両親が亡くなって妹を引き取る事になったアリアたちを心配して、一緒に豪邸へ行っていた。
アベルが何か見えると主張するが、信じないアリアに何も言えず二人を見守っていただけ。
実はすでに死んでいて、自分でも気付いておらず、ウィンドゥに言われてようやく実感した。
最後はあの世にアリアと行ってアベルを助け出すと、ウィンドゥの言葉に従って天国へ昇天。

ブ・ウィンドゥ(演:チトラ・プリマ)

代表作に『鮮血のレイトショー』、『サードアイ2』などがあります。

霊媒師。アベルが小さい頃からお世話になっていた。あの世やサードアイに詳しく、お祓いもある程度できる。

母親に連れられたアベルがサードアイを開眼した事を伝え、できる限りの対策をさせた。
妹を信じられないアリアが懇願し、半開きだったサードアイを完全に開眼させて信じさせた。
ダビンがすでに死んでいる事を知っていて、あの世に行ったアリアを助けられると説明した。
最後はダビンの助力でアリアがアベルを助け出し、戻ってきた姉妹の師匠として指導する。

アセップ(演:エピ・クスナンダル)

代表作に『KILLERS/キラーズ』、『ザ・レイド/GOKUDO』などがあります。

アリアとアベルたちが住んでいた豪邸の庭師。長らく空き家になってもしっかりと管理をしていました。

実は前の家主の庭師をしていたが、注文通りの仕事ができずに何度もブチ切れられていた。
一緒に暮らしていた妻は心臓が悪く、生まれてくる子供も金がかかるとして強盗殺人をした。
殺された家主に取り憑かれたアリアがやって来ると、逃げ回るも結局は殺されてしまう。
最後はあの世にアベルを連れて行くが、アリアとタビンを止めらず結局は連れ帰られていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
『ザ・ドール』シリーズで知られるロッキー・ソラヤが監督と共同脚本を務めています。
インドネシアの代表格というイメージを持つロッキー・ソラヤ監督の本格的なオカルト映画という印象でした。
昔ながらの演出や手法を取り入れたアメリカン・ホラーに近い要素で、どこか懐かしさを覚えてしまうところがありました。
ロッキー・ソラヤ監督の描く世界観として、大富豪を主人公に置いていますが、本当なら一般庶民の生活が見たいです。
多分、そうするとイメージ的に良くない事もあって、一部の富裕層を主人公にしていると思われます。
タイトルにもなっている「サードアイ」は日本でも「第三の目」と呼ばれていて、昔から知られている霊的な力の認識が強いと思います。
本作においてもサードアイに開眼した人間は幽霊が見えるようになるが、それは視覚的に限定されません。
ここら辺は霊的な力を知る人間ならば、その基本をちゃんと踏んでいる部分が多く、しっかりと調査していると感じました。
ただ、あくまでエンターテイメント性を重視しているので、中盤過ぎになって『エクソシスト』を彷彿とさせる展開になっていきます。
リアルな路線からファンタジー路線に走っていくのは仕方ないですが、ラストがお化け屋敷になったのは少し残念です。
あの世の描写として予算が足りなかっただろうと思いたいぐらい、あまりにもこぢんまりでお化け屋敷な感じが強かったと思います。
あとはダビンというキャラクターの存在だが、逆算して作ったにしても、8ヶ月の違和感に気付かないのはムリがあり過ぎました。
あくまで本作をエンターテイメントとして捉えるなら充分ですが、中途半端にリアル感を出そうとする欲が悪い方に出てしまったと思います。
それでも、最近ではこういう古典的なホラー映画が減っているので、ちょっとだけ貴重な作品だと感じました。

コメント

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