【テリファー/終わらない惨劇】RE-3906

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洋画

作品データ

公開年月 2022/10/06
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 デイミアン・レオーネ
脚本 デイミアン・レオーネ
製作 フィル・ファルコーネ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

人々に忌まわしき記憶を植え付けたマイルズ・カウンティーの惨劇から1年後のハロウィンで、ピエロの恰好をした連続殺人鬼のアート・ザ・クラウンが再び姿を現す。
絶命したかのように見えたクラウンは死体安置所で息を吹き返し、その残虐性と冷酷さを増してハロウィンの街へと繰り出していった。
父親を亡くした姉シエナと弟ジョナサンはクラウンの標的となり、彼の通った後に残るのは惨劇の記憶と被害者の亡骸で増えていくのだった。

登場人物&出演者

シエナ・ショー(演:ローレン・ラヴェラ)

代表作に『テリファー』、『クリントン・ロード/最も呪われた場所』などがあります。

主人公。父親を亡くしている。父親のアイデアからハロウィーンで使うコスプレの衣装を自作していた。

クラウンの夢を見たと同時に衣装が燃えてしまい、店に行くと実際に会うも無事に帰った。
コスプレの衣装を完成させてハロウィーンのパーティに行くが、アリーが殺されたと知らず。
パーティでハイになるも弟の電話で遊園地に行くが、なかなか見つからずブルックが死亡。
最後はクラウンに一度殺されるも謎の復活を遂げ、弟を助け出して二人だけ生還を果たした。

ジョナサン・ショー(演:エリオット・フラム)

本作が長編映画デビュー作となります。

シエナの弟。父親を亡くしたせいで変な方向に行っている。アート・ザ・クラウンに憧れている素振りを見せる。

クラウンが女の子と遊んでいるところを目撃し、動物の死体を渡された事で停学寸前になる。
父親が残したスケッチからクラウンの姿と、姉がコスプレした姿を見せるなど何かを調べる。
母親から一方的に怒られ外に出るが、怖くなって家に戻るとクラウンがいて捕まってしまう。
最後は何度かクラウンに追い詰められるが、謎の復活を遂げた姉によって助けられ生還した。

バーバラ・ショー(演:セーラ・ヴォイド)

代表作に『A Job to Die For』、『屋根裏のアーネスト』などがあります。

シエナとジョナサンの母親。在宅のコールセンターをしている。夫を亡くしてから生活する為に仕事をしている。

息子が父親の影響を受けて殺人鬼を肯定するような話しをして、その度に注意をしていた。
娘の不注意で衣装がロウソクの火で燃えてしまい、すぐに消化器で対応するもブチ切れた。
息子が動物の死体を学校に持ち込んだと知り、注意を受けた事からキレてず外出禁止にした。
最後は息子に対してヒステリーになり、イタズラされた車を洗うとクラウンに射殺された。

ブルック(演:ケイリー・ハイマン)

代表作に『テリファー』、『オットーという男』などがあります。

シエナの友人。ハロウィーンのパーティを楽しみにしている。テレビでマイルズの殺人事件の番組を見ていた。

学校で生存者のヴィクトリアについて話していると、悪夢を見たシエナの気分を悪くさせた。
ハロウィーンのパーティでは羽目を外す前提で来ていて、遠慮するシエナに酒を勧めていた。
実は酒にドラッグを仕込んでシエナとハイになるが、彼女の母親の電話で台無しにされる。
最後はジョナサンがいる遊園地まで来るが、クラウンに恋人を殺され自身も惨殺された。

アリー(演:ケイシー・ハートネット)

代表作に『Dr Liebenstein』、『What We Found』などがあります。

シエナの友人。ハロウィーンのパーティでシエナが作る衣装に興味を持つ一方、父親を亡くした事も心配する。

学校でシエナの元気がない姿を見て話しを聞くが、空気を無視するブルックのせいで台無し。
シエナが衣装に必要な天使の羽を一緒に見に行くと、ジョナサンの行動について心配する。
店でクラウンに遭遇するもコスプレだと信じて、上手くできているとして褒めていた。
最後はクラウンが家に来て切り刻まれるが、脅威的な生命力で母親に無惨な姿を見せていた。

ヴィクトリア・ヘイズ(演:サマンサ・スカフィディ)

代表作に『サム=サマンサ』、『テリファー』などががあります。

アート・ザ・クラウンの被害者で唯一の生存者。顔の半分近くをクラウンに食べられ、醜い姿になっている。

ハロウィーンが近い事から番組のインタビューに答え、現在の辛い状態について語っていた。
番組の終了後に楽屋で発狂してしまうと、司会を務めていた女性を襲って重傷を負わせた。
そのせいで精神病院へ強制的に収容される事となり、危険人物として有名人となっていた。
最後は死んだクラウンの頭だけを出産して、様子を見に来た職員を驚かせて笑っていた。

青白い少女(演:アメリア・マクレイン)

代表作に『ツイン・ミュータント』などががあります。

死体安置所で復活を遂げ、コインランドリーに来たアート・ザ・クラウンの前に現れたピエロのメイクをした少女。

クラウンにしか姿が見えておらず、同じように一切言葉を発さずに恐ろしい笑顔を見せる。
遊園地を拠点にするクラウンが凶器を作る中、テレビでヴィクトリアの番組を見ていた。
なぜかジョナサンやシエナに姿が見えて、バーバラに化けたりしてクラウンと追い詰める。
最後は首を切断されたクラウンの生首を持ち出して、ヴィクトリアと一体化して復活させた。

アート・ザ・クラウン(演:デヴィッド・ハワード・ソーントン)

代表作に『テリファー』などがあります。

道化の姿をした連続殺人鬼。死体安置所に運ばれたが復活を遂げる。コインランドリーで衣装を洗って街へ繰り出す。

女の子のピエロが見えて会話して一緒に行動し、なぜかシエナに目をつけて店に現れていた。
シエナが関わった人間を楽しみながら殺害していき、彼女にバレないまま近づいていった。
バーバラを殺害してジョナサンを捕まると、シエナを遊園地に呼びブルックを先に始末した。
最後はシエナを一度も殺すも謎の復活で首を切断されるが、ヴィクトリアから復活をした。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は2016年に公開され大きな衝撃を与えた『テリファー』の続編となります。
この作品は『ナイト・オブ・ハロウィン』などで知られるデイミアン・レオーネが監督と脚本を務めています。
1作目は多大な衝撃を与える究極のグロテスクさとスプラッターによる悪趣味な作品として話題となりました。
もちろん、多くのホラー映画好きにとって話題となっていて、ずっと続編を待ち焦がれた作品でもありました。
ついに続編が作られてファンが大きな期待を持ち、個人的にもどのような作品になったのか気になっていました。
ようやく手に入れて鑑賞しようと思ったら、上映時間が148分と知って期待値が一気に下がってしまいました。
ホラー映画、特に殺人鬼が登場する作品はテンポの良さがすべてであり、上映時間も90分以下がセオリーとなっています。
なぜなら、こういうタイプの作品というのはストーリー性がなく、延々とスプラッター描写が繰り返されていくだけです。
つまり、殺人鬼が登場する作品に求められるのはストーリーやドラマよりも、どれだけのグロテスクなシーンを上手く作り出せるかです。
そうなってくると、上映時間が148分の時点でストーリー性を求めた内容になったと推測ができるし、そうじゃなくても冗長になるのは確定しました。
実際に鑑賞すると最悪の予想が当たってしまい、殺人鬼映画に誰も求めていないドラマをやってしまって台無しになりました。
あくまで素性が不明なアート・ザ・クラウンが淡々と惨殺をして、人体を芸術のように作り上げる事が最大の魅力でした。
本作はその真逆を行ってしまった事によって自ら魅力を潰してしまい、王道なファイナルガールを設定したせいで凡作になってしまった。
そのような展開は求められていないし、ただ不気味なアート・ザ・クラウンの惨殺に登場人物が無惨にやられるシーンが見たいだけです。
勘違いしてしまったデイミアン・レオーネ監督は調子に乗っているかもしれないが、3作目は原点回帰しないと酷評されるだけだと思います。

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