【ジョーズ・バケーション】RE-3821

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アクション

作品データ

公開年月 2022/01/28
ジャンル アクション/サスペンス
原作 なし
監督 レ・ヴァン・キエ
脚本 レ・ヴァン・キエ
製作 キャメロン・バーンズ、ディラン・ダイクストラ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

流産して落ち込んでいたジェイリンを気遣い、夫のカイルがベトナムでのバカンスをプレゼントして二人は現地に到着する。
水上コテージで穏やかな時間が流れるが、ジェイリンの心の傷は言えないまま巨大な嵐が海岸を襲い、二人は海辺に戻る事が不可能になっていた。
半壊したコテージは沖まで流されると、周囲を見渡しても陸地が見えず、二人は励まし合いながら救助を待っていると、そこに人喰いザメがやって来るのだった。

登場人物&出演者

ジェイリン(演:アリシア・シルヴァーストーン)

近年の出演作に『シニアイヤー』、『ロッジ/白い惨劇』などがあります。

主人公。赤ん坊を流産して精神的なショックを受けている。心の傷を癒やす為に夫からベトナムへの旅行に行く。

オフシーズンながら大金を払っていて、流産のショックで仕事を辞めて先の事を心配する。
母親たちに連絡し少しだけ安堵するが、心の傷は癒えておらず励まされるような状態になる。
嵐でコテージが海へ流され、夫も足をケガするもヒステリックを起こしてブチ切れていた。
船を見つけて煙を出そうと火をつけるが、結果的にコテージが火事となって海に飛び込んだ。
カイルのケガで人喰いザメが来て、夫のせいだとブチ切れながらも疲れて陸地に到着した。
夫が死んで遺体がサメに食い荒らされ、昼寝していた漁師に助けを求めるも再び襲われた。
最後はスクリューでサメを攻撃し、アンカーを食わせて倒し、地元の漁師たちに助けられた。

カイル(演:ジェームズ・タッパー)

代表作に『空飛ぶペンギン』、『スマイル、アゲイン』などがあります。

ヒロイン。ジェイリンの夫で建築家。妻が流産した事で心の傷を負い、それを心配してベトナム旅行に連れてきた。

なんとか忘れさせようとするが、その度に話しを持ち出され険悪な雰囲気になってしまう。
岩場で足を切って血を流し、大量出血のトラウマを持つ妻から流産について責められていた。
嵐でコテージが破壊されると、なんとかしようとするも妻がヒステリーになってケガする。
大量出血で体が弱っていく中で、船を見つけたジェイリンの指示で火を起こすも火事になる。
海に飛び込んでコテージの破片に乗っていると、ジェイリンに謝罪して仲直りをしていた。
足から流す血のせいで人喰いザメを呼んでしまい、ジェイリンが再びブチ切れて襲われた。
なんとか這い上がって破片を掴むが、すでに力がなくジェイリンとともに陸地へ流された。
最後は両足を食い千切られた状態で死んでいて、ジェイリンの前でサメの餌となっていた。

漁師(演:ダニー・チャン)

代表作に『デブゴンの霊幻刑事(キョンシー・デカ)』、『ブエノスアイレス』などがあります。

地元の漁師で罠を仕掛けて昼寝していた。足を負傷したジェイリンが見つけて必死に駆け寄っても気付かず。

ジェイリンが勝手に酒を飲んでも気付かず、顔を覆っていたノンラーを取られて気付いた。
サメがいると訴えるジェイリンの迫力に驚くが、ケガした足を見て釣り糸で縫ってあげた。
仕掛けた罠を取りに行こうと海に潜ったが、ジェイリンの警告に気付かずサメに襲われる。
最後は右手を食い千切られジェイリンに助けを求めるが、サメの一撃で食い殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『未体験ゾーンの映画たち2023』にて上映された作品となります。
この作品はみんな大好きアルバトロス・フィルムが配給しています。
物語のほとんどは中年夫婦がメインで、他はちょい役程度で片手だけで数えるぐらいの登場人物だけで構成されています。
序盤は主人公が流産したトラウマでヒステリーを起こし、気を使っている夫が弱い立場として描かれていました。
なんとか助けようとする夫を突き放す妻だが、コテージに行くと仲直りをして、嵐がやって来て流されるという展開になる。
沖へ流され完全に孤立した状態になると、何が始まるかというと、時間稼ぎの為に内輪揉めという夫婦喧嘩をずっとやっていました。
本番となるサメとの戦いは終盤になってからで、夫にはさっさと退場してもらい、ついに本命となる主人公が戦っていきます。
主人公を演じるアリシア・シルヴァーストーンは『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』でバットガールとしてラジー賞を受賞している実力者です。
もちろん、それなりに知名度があるので、終盤はほぼアリシア・シルヴァーストーンの顔芸を中心にサメと戦っていました。
あれだけ夫にブチ切れたので、それだけの活力があって人喰いザメであっても負けるような事はなかったです。
もう監督はワザとやっているとしか思えないぐらい、アリシア・シルヴァーストーンの顔がドアップになって感情を表現していました。
肝心のサメはやられ役として登場しているだけで、スクリューを顔に食らい、最終的にアンカーを呑み込んで死ぬという退場の仕方でした。
終盤までは非常に退屈な流れであり、トラウマを抱えた主人公のシリアスさとサメ映画の相性は非常に悪いです。
だからこそ、終盤でバカ映画に転じた事で辛うじて最後まで鑑賞できるようなサメ映画になったと感じさせる作品でした。

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