【スペースマン】VD-1021

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洋画

作品データ

公開年月 2024/02/23
ジャンル SF/ドラマ
原作 ヤロスラフ・カルファー 『The Spaceman of Bohemia』
監督 ヨハン・レンク
脚本 コルビー・デイ
製作 マイケル・パレッツ、チャニング・テイタム
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

木星の近くに突然出現したチョプラ星雲に対し、チェコ共和国を中心に欧州宇宙計画が立ち上がり調査の為に宇宙船が出発した。
宇宙飛行士のヤクブ・プロハースカ船長は単独で190日以上も宇宙を旅するが、妻との不仲と孤独感から精神的に追い詰められていた。
そんな時、宇宙船に突然現れた蜘蛛型宇宙人と交流していく中で、妻との関係を改善すべく向き合っていくのだった。

登場人物&出演者

ヤクブ・プロハースカ船長(演:アダム・サンドラー)

近年の出演作に『マーダー・ミステリー2』、『バト・ミツバにはゼッタイ呼ばないから』などがあります。

主人公。宇宙飛行士。突然宇宙に出現した星雲の調査をするべく、189日間の単独飛行を行っている。

過去に妻が流産しても任務を優先してしまい、そのせいで彼女の心が離れる事を恐れていた。
ハヌーシュとの出会いで強制的に過去を振り返えるが、自分を優先したせいで彼も去った。
瀕死状態のハヌーシュが最期を迎えると同時に星雲に突入し、始まりと終わりを見て感動。
最後は地球へ帰還して妻への謝罪と仲直りをして、以前と違って一緒にいようと宣言した。

レンカ・プロハースカ(演:キャリー・マリガン)

代表作に『17歳の肖像』、『プロミシング・ヤング・ウーマン』などがあります。

ヒロイン。ヤクブの妻。ヤクブが宇宙へ旅立った時にはすでに妊娠していて、彼を見守ろうと決心する。

過去に流産するも夫が不在で心のケアをしてもらえず、今回で我慢できず離婚を決断した。
そのせいで欧州宇宙計画が失敗するも、世界的な成功よりも自分の気持ちを優先させていた。
ハヌーシュのおかげで夫が自分の愚かさを反省し、電話を受けるも通話せずに聞いていた。
最後は宇宙から帰還した夫から電話を受け、再び仲直りする会話をして彼の帰りを待った。

ハヌーシュ(声:ポール・ダノ)

近年の出演作に『ダム・マネー/ウォール街を狙え!』、『フェイルブマンズ』などがあります。

蜘蛛型の宇宙人。別の惑星から地球の近くまで来て、人間に興味を持っていて何かと勉強をしていた。

それでも完全に理解できず、たまたま通りかかったヤクブの孤独に興味を持ち宇宙船に侵入。
壊れた吸引式トイレの振動が心地よく聞いていて、ヤクブの記憶を読み込んで解決を促す。
種族を滅ぼした者から逃げたが、実際はダメージを受けていて死に際でヤクブの前に現れる。
最後は星雲の中へヤクブを連れていき、ヌテラを食べて故郷の味を思い出しながら散った。

ピーター(演:クナル・ネイヤー)

代表作に『ザ・スクリブラー』、『遺伝子組み換え食品』などがあります。

欧州宇宙計画のメンバー。主にヤクブと通信をして健康状態などを把握し、何かあると上司に相談する。

孤独のせいで疲れ切っているヤクブの事情を知っていて、誰よりも親身に相談をしている。
レンカが離婚したいというメッセージについて、トゥマ長官から送らないように指示される。
通信不能からヤクブが自力で修理して安心し、彼から妻と通話するように頼まれていった。
最後は星雲へ突入してヤクブに中止するように話すが、無視されて通信が切れてしまう。

トゥマ長官(演:イザベラ・ロッセリーニ)

近年の出演作に『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』、『アンドレ・レオン・タリー/美学の追求者』などがあります。

欧州宇宙計画の責任者。木星の近くで出現した星雲を調査するべく、ヤクブに単独飛行をさせている。

多くの企業がスポンサーとなっていて、ヤクブとのインタビュー中にコマーシャルを流す。
レンカがヤクブとの離婚を打ち明けるメッセージを聞いて、本人に伝えないように指示した。
自らレンカを説得する為に自宅を訪れるが、聞く耳を持たられず助言してそのまま立ち去る。
最後は星雲を採取する任務を見ていたが、途中でヤクブが勝手に動いて通信不能となった。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品はヤロスラフ・カルファーの小説『The Spaceman of Bohemia』を実写映画化しています。
ガチガチのSF映画だと思ったら、ただの夫婦仲を修復する物語で宇宙である意味があまりなかったように思えます。
元々が小説なので主人公と妻の関係性を深掘りしているだろうけど、残念ながら映画の方がそこを完全に切り捨てている。
そのせいで単なる自己中心な主人公と、情緒不安定なヒロインというだけで、世界の命運をかけた任務が二の次となっていた。
宇宙である意味がないので、基本的には仲違いしている主人公と妻の物語になって、そこに宇宙生物が登場するだけ。
これが海底でもいいし、地底でもいいし、砂漠の真ん中でもいい設定であり、不思議な動物もいくらでも登場させられる。
なので、宇宙の物語を期待すると肩透かしを食らわされ、良く知らない夫婦問題をずっと見せられる感じになってしまっています。
同じような状態の夫婦ならば共感できるだろうけど、あくまでNetflixのオリジナル作品なので確率はそこまで高くありません。
それに本作は使い古した設定を使っているせいで、そこまでの驚くような展開はなく予定調和のまま新鮮味のない結末となってしまう。
主人公と妻が仲直りする為に宇宙を使っている感じだが、どっちかというと、主人公と蜘蛛型宇宙人との交流の方が良かったです。
これをメインにしてもいいぐらい雰囲気が良かったですが、さすがに蜘蛛の見た目では人を選んでしまうところがありました。
オチも予定調和すぎて観なくてもいいぐらいのレベルであったが、主人公と蜘蛛型宇宙人との別れが一番悲しい場面でした。

コメント

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