【星の王子ニューヨークへ行く】RE-1642

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洋画

作品データ

公開年月 1988/06/29
ジャンル コメディ
原作 なし
監督 ジョン・ランディス
脚本 デヴィッド・シェフィールド、バリー・W・ブラウスティン、ほか
製作 ジョージ・フォルセイ・ジュニア、ロバート・D・ウォッチス
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

アフリカにあるザムンダ王国の若き王子アキームは、国王が決めた女性ではなく、自分自身で結婚相手を探す為に友人のセミとともにニューヨークへ行く。
クイーンズの安ホテルに滞在する事を決めたアキームは、チャリティーイベントで出会ったサリーに一目惚れをしてしまう。
父親の店で留学生と身分を偽りアルバイトとして働くアキームに対し、婚約者のいたサリーは次第に彼の誠実に惹かれていくのだった。

登場人物&出演者

アキーム王子(演:エディ・マーフィ)

近年の出演作に『ペントハウス』、『シュレック/フォーエバー』などがあります。

主人公。ザムンダ王国の王子。21歳を迎えて決められた花嫁との結婚に疑問を持ち、世界へ飛び出していく。

本物のクイーンを探す為にクイーンズにやって来ると、身分を偽って留学生として演じる。
イベントでリサに一目惚れすると、彼女がいるマクダウェルにバイトとして入って近づく。
王の言葉でリサが傷つくと、追いかけて地位すら捨ててもいいとプロポーズするも振られる。
最後は決められた相手との結婚だと思ったら、リサだと分かって笑顔で結婚式を楽しんだ。

リサ・マクドウェル(演:シャーリー・ヘドリー)

代表作に『ブラック・キデオン/N.Y.事件簿』、『ジョンソン一家のババババケーション』などがあります。

ヒロイン。ハンバーガーショップ「マクダウェル」で経理をしている。他に恵まれない子供たちのボランティアもする。

ダリルと付き合っているが、あくまで周囲の期待に応えるようなモノだと自覚している。
アキームがバイトとして入ってくると、見知らぬ人に慕われている彼の存在に興味を持った。
父親からアキームが王子だと言われて怒り出し、追ってきた彼と別れを告げてしまう。
最後はアキームの想いを改めて感じ、王妃の計らいでザムンダ王国で盛大に結婚式を挙げた。

セミ(演:アーセニオ・ホール)

代表作に『アメリカン・パロディ・シアター』、『ハーレム・ナイト』などがあります。

アキーム王子の友人にして付き人。アキームとの戦闘訓練の相手としても付き合っている。

花嫁探しをしたいアキームに従って、アメリカのクイーンズまで付いてくるも不満を漏らす。
王子である事を隠すアキームに振り回され、なぜか肉体労働をさせられて不満が募っていた。
お小遣いで部屋を豪華にしてアキームに没収され、ザムンダに電報を入れたせいで大事に。
最後はザムンダ王国に帰国すると、リサとの結婚するアキームに対して素直に祝っていた。

パトリス・マクドウェル(演:アリソン・ディーン)

代表作に『クール・アズ・アイズ』、『ディープ・ジョパディー』などがあります。

リサの妹。常に欲情しているような状態。目当ての男をいつも姉に取られて不満を募らせている。

リサがダリルと結婚するのかと質問攻めをするが、結局はハッキリと答えをもらえずにいた。
アキームがバイトとしてやって来ると、すぐ気になってダブルデートで下半身を触っていた。
セミが王子だと思い込んで肉体関係を持つが、騙されていたと知ってガッカリしていた。
最後はリサに振られたダリルを部屋に入れると、またも色目を使って彼を誘惑する事になる。

ダリル・ジェックス(演:エリク・ラ・サル)

代表作に『ダウンタウン・ウォーズ』、『ファイブ・コーナーズ/危険な天使たち』などがあります。

リサの恋人。父親の開発したヘアスプレーが大ヒットし、仕事をせずに大金持ちになっている。

リサと付き合っているのはなんでも買える財力があって、一般庶民を常に見下している。
アキームがアフリカからやって来た留学生と聞いて、終始に渡って小バカにした態度を持つ。
勝手にリサとの婚約を発表して彼女を怒らせ、それが原因でアキームに取られてしまう。
最後はリサに捨てられたとパトリスの部屋に行くと、チャンスと思った彼女に誘惑される。

クレオ・マクドウェル(演:ジョン・エイモス)

近年の出演作に『マディアおばさんのドタバタNY事件簿』、『Zombie Hamlet』などがあります。

リサの父親。ハンバーガーショップ「マクダウェル」を経営している。長年に渡ってマクドナルドと争う。

すでに妻が亡くなっていて、貧乏暮らしをした経験から娘たちに苦労させないように考える。
リサが金持ちであるダリルと結婚する事に喜ぶが、アキームが王子と知って手のひら返し。
ジャファ王が娘に対して侮辱的な言葉を口に出すと、当然のように許せずに暴言を吐いた。
最後は王妃の提案でザムンダの法律が変わり、リサがアキームと結婚して一緒に来ていた。

オーレオン王妃(演:マッジ・シンクレア)

代表作に『コンラック先生』、『コンボイ』などがあります。

ザムンダ王国の王妃。ジャファ王とは結婚する運命にあったが、最初は驚いていたが今では愛している。

アキーム王子が21歳の誕生日を迎えると、決まっている結婚相手に不安を持つ彼に説明した。
セミから資金援助の電報を受け取ると、ジャファ王たちとともにクイーンズまでやって来る。
王がリサに対してひどい言葉を投げかけ、その行動に不機嫌となってアキームに助言した。
最後はザムンダ王国の法律を王に変えさせて、リサを迎えてアキームとの結婚を実現させた。

ジョフィ・ジャファ王(演:ジェームズ・アール・ジョーンズ)

近年の出演作に『余命90分の男』、『ミート・ザ・ジェンキンズ』などがあります。

ザムンダ王国の王。アキーム王子が21歳となって花嫁を勝手に決めて、それこそが運命だと強く考えている。

アキーム王子から世界を見たいという事を言われると、40日間だけで自由にやらせていた。
セミから資金援助の電報を受け取ると、何事だとしてクイーンズまで訪米する事になる。
リサに対して息子の遊びだと自分勝手な事を話し、王妃オーレオンの機嫌を損ねてしまう。
最後は王妃の言葉を聞き入れて、リサをザムンダ王国に迎えて息子との結婚を実現させた。

感想

[個人的な評価]

評価 :4/5。

本作はジョン・ランディス監督がイギリスのブライトンにあるロイヤル・パビリオンと、画家アンリ・ルソーの絵画から着想を得ています。
架空の王国からやって来た王子という設定は非常に面白く、何より主演に当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったエディ・マーフィとなります。
現在では半引退状態になっているが、80年代から90年代ではヒット作を連発し、ハリウッドには欠かせないコメディ俳優でした。
そんなエディ・マーフィの全盛期だった頃の作品なので、豪華さもあるけど、何より時代的に許されていた下ネタが当たり前のようにあるのは興味深いです。
33年ぶりの続編が作られたので、久しぶりの鑑賞となって、レビューも消えてしまっているので改めて書いています。
やはり、エディ・マーフィが登場するだけで安定感が抜群で、何をしても面白いオーラが出ています。
今の映画業界でエディ・マーフィのようなコメディ俳優はおらず、それぐらい唯一無二の存在と言えるだろう。
物語としてはベースにファンタジーな要素があるけど、そこはエディ・マーフィが演じる高貴な王子というところがハマっていました。
エディ・マーフィというと、スタンダップコメディで鍛えられたマシンガントークだが、本作の役では終始に渡って落ち着いた役柄です。
ある意味、ギャップのある役となったおかげで、エディ・マーフィは普通の演技だってできるという事も示しました。
このギャップも主人公たちの設定にもなっているので、一般的な常識に溶け込む王子が単純に面白いと言えます。
靴ひもだって召使いに結ばせる王子だが、アメリカに来てからモップがけに誇りを持つ感覚がまた面白いです。
多少は下ネタの要素が入ってしまっているが、それを無視すれば、家族でも楽しめる作品だと言える80年代らしい良作でした。

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