【ムカデ人間】RE-1608

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洋画

作品データ

公開年月 2009/08/30
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 トム・シックス
脚本 トム・シックス
製作 トム・シックス、イローナ・シックス
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ヨーロッパを旅行中のアメリカ人女性の二人が車で移動中、タイヤがパンクして、助けを求めて近くにある一軒の大邸宅を訪ねた。
翌日、二人が目を覚ますと地下に作られた病室のベッドにいて、彼女らの隣には日本人男性も同じように寝かされていた。
そこへ、かつてシャム双生児の分離手術を専門とする外科医が来ると、新たな患者となった三人に恐るべき手術によって結合されようとするのだった。

登場人物&出演者

ヨーゼフ・ハイター博士(ディーター・ラーザー)

代表作に『カタリーナ・ブルームの失われた名誉』、『ガラスの独房』などがあります。

主人公。ドイツ人医師。元シャム双生児分離の権威。現在は引退して一人暮らししている。

人間が嫌いであるが、ムカデ人間を創造する為に人間を誘拐して相応しい実験体を揃える。
リンジーとジェニーが自宅を訪れると、彼女たちにイライラしながらも余裕で捕まえた。
先に捕まえた男が女性たちと適合しないと知り、用なしになってあっさりと始末した。
ようやくムカデ人間が完成すると興奮して写真を撮り、その後は調教に力を入れていた。
最後はカツローたちの反撃で両足を負傷し、踏み込んだ警察と相打ちになって死亡。

リンジー(演:アシュリー・C・ウィリアムズ)

代表作に『ムカデ人間2』、『ザ・スクリブラー』などがあります。

ジェニーとヨーロッパ旅行を楽しんでいる。ドイツで男と知り合ってパーティへ行こうとした。

よく知らない土地で車を運転していたが、途中でタイヤがパンクして立ち往生していた。
ジェニーに提案して近くにある家を探すと、ハイター博士の豪邸にたどり着いて捕まった。
説明するハイター博士の言葉をしっかりと聞いて、常軌を逸した手術に号泣していた。
最後はカツローの自殺とジェニーの病死、ハイター博士も死んで一人取り残された。

ジェニー(演:アシュリン・イェニー)

代表作に『Leaving Circadia』、『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ/アナザー』などがあります。

リンジーとヨーロッパ旅行を楽しんでいる。パーティの行き先を電話でちゃんと聞いていた。

車で向かう途中までナビゲートするが、完全に迷った上にタイヤがパンクしてブチ切れる。
家を探そうとするリンジーの提案に文句を言いながらも、仕方なくついて行った。
ハイター博士に捕まると、ムカデ人間の最後尾となり、手術の箇所が化膿してしまう。
最後はカツローの自殺に続けて、衰弱した体では持たずリンジーの手を触って死亡した。

カツロー(演:北村昭博)

代表作に『SRサイタマノラッパー/ロードサイドの逃亡者』、『クソすばらしいこの世界』などがあります。

ドイツを旅行していた日本人男性。リンジーとジェニーに適合するとして捕まった。

ベッドの上で目が覚めると、ハイター博士に対して思いつく限りの暴言を吐いていた。
ハイター博士の説明を聞いていなかったが、核心部分を見て気分が悪くなってしまう。
強力な麻酔を撃たれてそのまま眠ってしまい、ムカデ人間の先頭になるべく手術された。
最後はずっとハイター博士に抵抗していたが、人間の尊厳を保つ為に自殺を選んだ。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はトム・シックスが監督、脚本、共同製作を務めています。
このシリーズは三作目まで製作され、あまりにも内容が下品だった為にDVDスルーになりました。
強烈すぎる内容のおかげで口コミによって広がり、コアなファンを多く獲得しています。
とにかく、これは一発ネタと言えるような内容であり、それだけで一本の物語を作り上げたトム・シックスの手腕はお見事です。
残念ながら一部の人間しか楽しめない内容だが、その強烈なインパクトは作品だけじゃなく、主人公とも言えるヨーゼフ・ハイター博士の存在もあるだろう。
そのヨーゼフ・ハイター博士を演じるディーター・ラーザーの不気味な演技、それに吹替を務めた若本規夫により日本でも話題を呼びました。
人間の口と肛門を繋げるアイデアは普通に考えてぶっ飛んでいるが、それを実際に映像化する辺りはスゴイと思います。
さすがにアメリカでは作れないような作品で、これはオランダ映画だからこそ光るモノがあると感じさせられる。
淡々と主人公のハイター博士がムカデ人間を作り上げていくが、冷静沈着で説明する姿もまた相当異様な印象を与えます。
もちろん、実際にムカデ人間が出来上がって興奮するハイター博士もまた面白いと言えます。
また調教する時の言動が素晴らしくイカれていて、先頭のカツローが排泄して二番目のリンジーが飲み込む時もまた相当興奮していた。
それと本作で大きく貢献していたのは、日本人のカツロー役を演じた北村昭博のアドリブによるセリフだと思います。
どうやら元々は代役だったが、監督が気に入ってセリフをアドリブでやらせたらしく、それが迫真の演技と相まって非常に良かったです。
こんなイカれたアイデアを実際に作品として作り出し、シリーズ化させたトム・シックスの精力的な活動はスゴイと思います。

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