【サイレント・ウォーター】RE-3354

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洋画

作品データ

公開年月 2020/02/14
ジャンル サスペンス/パニック
原作 なし
監督 ヨアキム・ヘデーン
脚本 ヨアキム・ヘデーン
製作 ジュリア・ゲバウアー、ジョナス・ソレンソン
製作国 スウェーデン、ノルウェー、ベルギー
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

スウェーデンからクリスマス休暇の為にノルウェーの家族を訪ねたイダは、妹のトゥーヴァに誘われて山間部の岩場の海にダイビングをしに行く。
神秘的な海中散策を楽しんでいた二人だが、突然山から落ちてきた岩がトゥーヴァに当たり、30メートル以上の深い海底まで沈んで身動きが取れなくなる。
イダは妹を救うべく地上に上がって助けを呼ぶが、真冬の山に人影がおらず、過酷な環境の中でトゥーヴァの酸素ボンベが尽きそうになるのだった。

登場人物&出演者

イダ(演:モア・ガンメル・ギンズバーグ)

代表作に『Barn av vår tid』、『Tommy』があります。

主人公。子供の頃にトゥーヴァを溺れさせたせいで、母親からトラウマを植え付けられる。

大人になってもトラウマに悩まされ、夫婦生活も離婚の危機を迎えてしまっている。
気晴らしに妹と母親と再会するが、更に情緒不安定さが増ますもダイビングへ行く。
妹に母親とダイビングを楽しんた事を自慢され、ブチ切れて戻る途中で岩が落下する。
海底で岩に挟まれた妹を助けようとパニックになるも指示を受けて冷静になる。
隣家まで助けを求めに行くが、不法侵入した挙げ句に家を守っていた犬を刺し殺す。
妹の指示を受けてもパニックと情緒不安定で失敗するが、諦めずに助けようとしていた。
最後はエアゾール・スプレーで妹を岩から出し、潜水病になりながらも助け出した。

トゥーヴァ(演:マドレーヌ・マーティン)

代表作に『レジェンダリー/約束のリングで』、『My Daughter Must Live』などがあります。

イダの腹違いの妹。子供の頃にダイビング中に溺れかけるが、なんとか一命を取り留めた。

大人になってからタンカーなどのプロペラに引っかかるゴミなどの処理をしていた。
世界中を飛び回っていてほとんど家におらず、姉と母親と久しぶりの再会を果たす。
過去に死にそうになった反動なのか、明るくて毒親である母親とも上手くいっている。
姉に母親とダイビングを楽しんだ自慢してブチ切れられ、落下した岩で海底まで行く。
パニックになる姉を冷静にさせて指示を与えるが、あまりにも無能すぎて死を覚悟する。
最後は姉の機転に海底を抜け出し、潜水病となった姉を助けて、無事に生還を果たした。

アンネ(演:トリーヌ・ウィッゲン)

代表作に『De 7 dødssyndene』、『Barn』があります。

イダとトゥーヴァの毒親。若い頃から世界中を一人で旅をして、結婚生活も破綻している。

子供の頃にトゥーヴァを溺れさせたイダに全責任を押し付け、トラウマを植え付けた。
長らく娘たちと離れて暮らしていたが、クリスマスの時期で二人とも帰って出迎える。
イダが夫との離婚問題を耳にすると、自分の経験を踏まえてアドバイスどころか煽った。
最後はダイビングに出かける娘たちに何も言わず、風邪を引いているのか咳をしていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はスウェーデン、ノルウェー、ベルギーによる合作となります。
北欧を舞台にした作品は基本的にどれも映像が美しく、何より滅多に見る事ができない大自然を映してくれます。
本作もそんな大自然を映していますが、そんな事も忘れてしまうぐらいイライラします。
腹違いの姉妹が登場しているが、情緒不安定とトラウマを持つ姉が主人公で、仕事ができて冷静な妹が助けられる役となる。
つまり、これが逆の立場になるなら、イライラする要素はほとんどなかったと思います。
それでは映画としての面白味がなくなるので、ワザワザ何もできない方の姉を主人公にしていると思います。
まず、姉は過去に妹を溺れさせてしまい、そのせいでロクでもない母親からトラウマを植え付けられてしまう。
当然のように大人になって結婚しても母親と会う事があまりなく、妹に任せっきりになって自分は離婚の危機になっている。
そうなってくると、姉の精神は情緒不安定で母親が慰めるどころか、逆に煽るような言葉で娘の心を抉っていく。
母親と妹たちと久しぶりに会う事になるが、離婚の危機だと知られて誰も慰めてもらえずに情緒不安定さが更に増していくだけ。
それなのに空気を読めない妹は母親と出かけた場所を自慢するなど、完全に主人公は悲劇のヒロインという立場を取っていきます。
ダイビング中に妹が落ちてきた岩に押されて海底から出られず、対応する姉がパニック状態で何をやっても空回りしてしまう。
そのせいで人によってはずっとイライラさせられ、姉が犠牲になっても妹を助けようとする奮闘すら共感も沸かないと思います。
主要となる登場人物が三人ですが、そのうちの二人がどうしようもない無能か毒親なので、必然的に妹を応援してしまう。
ラストではハッピーエンドで二人とも助かるけど、冷静に考えると自業自得で、関係ない隣家の犬が殺されるなど、明らかに迷惑しかかけていませんでした。

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