【ZMフォース/ゾンビ虐殺部隊】RE-2658

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洋画

作品データ

公開年月 2013/10/26
ジャンル ホラー/アクション
原作 Amiga 『Zombie Massacre』
監督 マルコ・リストーリ
脚本 マルコ・リストーリ、ルカ・ポーニ
製作 ウーヴェ・ボル
製作国 イタリア、アメリカ、ドイツ、カナダ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

近未来、東欧のある都市で秘密裏に行われた米軍の生物兵器開発だが、事故が発生してウイルスが街に流出してしまう。
米軍は証拠隠滅の為に街ごと吹き飛ばすべく、殺しのエリートたちを大金と自由をエサに雇われてチームを結成する。
作戦はゾンビがうごめく街に潜入し、市街中心部の主要施設に核爆弾を仕掛けて1時間以内に脱出するという内容で彼らは潜入するのだった。

登場人物&出演者

ジャック・ストーン(演:クリスチャン・ボーヴィング)

代表作に『バットマン & ロビン/Mr.フリーズの逆襲』、『コードネーム・イーグル』などがあります。

チームリーダー。優秀な軍人で仲間を殺した罪で服役中。妻と死別して娘とは会ってない。

今回の任務を引き受けたのは金の為ではなく、娘と一緒に暮らせるという条件で乗った。
軽口を叩くジョンとドラガンを注意するが、現場に到着してからリーダーとして能力を発揮。
留置場にいたサムを助け出し、彼女から父親の話を聞き、ワクチンが接種されていると知る。
最後は娘を連れ出したカーターと対峙し、感染者の登場で逃げ出し、ヘリで脱出をした。

イーデン・シズカ(演:タラ・カーディナル)

代表作に『レッド・リーパー/女剣士アエラの伝説』などがあります。

無敵の女性剣士。北アイルランドから日本に移住し、僧侶に師事して剣術と格闘技を習得。

メンバーが招集された場所では無口を貫いて、声をかけたジョンの股間にナイフを当てた。
カーターの罠にハメられ、ドラガンが死んで車を調達した時に初めて口を開いた。
弾丸を必要としない日本刀でゾンビたちを倒していくが、さすがに大群の前では多勢に無勢。
最後はジョンが炎上して巻き込まれるが、当然死んでおらず駆けつけてヘリで脱出した。

ジョン・“マッドドッグ”・マッケラン(演:マイク・ミッチェル)

代表作に『グラディエーター』、『プラネットX/惑星爆滅』などがあります。

爆弾のスペシャリスト。コップと鉛筆削りだけで殺傷兵器を作り出せるほどの腕前。

1997年にヨハネスブルグの国会議事堂を爆破し、50人以上の犠牲者を出している。
今回の任務で足を洗うと宣言し、モルディブでレストランをオープンさせようと考えている。
トラックに核爆弾が溶接されている事を知り、自分たちは罠にハメられたと仲間に知らせる。
最後はジャックたちを逃す為にゾンビを引きつけ、ガソリンに火を付けて炎の中で死亡。

ドラガン・イリッチ(演:ダニエル・ヴィヴィアン)

代表作に『Morning Star』、『The Perfect Husband』などがあります。

伝説的なスナイパー。コソボ紛争では300人以上を射殺し、1.6キロ先のネズミも撃ち殺す。

ジョンとは旧知の仲で、招集されたメンバーが控える場所では彼と下品な会話を展開する。
無口なイーデンを前にしてセクハラ発言をするジョンに続けて下品な言葉を連発する。
現場へ向かう際にも軽口は止まらず、ストーンに向けられるがさすがにジョンが止める。
最後は到着して早々にゾンビに噛まれてしまい、ジョンによって頭を撃ち抜かれる。

サム・ニューマン(演:アイヴィ・コービン)

代表作に『Morning Star』、『Eden Lodge』などがあります。

生物兵器を開発したニューマン医師の一人娘。ジャックたちが来た時は留置所にいた。

父親の研究を誰よりも理解していて、悪用されてもワクチンを作っていて接種していた。
最初はジャックたちを信用していなかったが、助けられた事で父親の事実を話した。
みんなが諦めようとした時、なぜか一人だけ生き延びる方法があると言い聞かせていた。
最後はジャックの娘と交換されるが、抵抗して逃げ出し、ヘリに乗って脱出した。

ダグ・マリガン(演:ジョン・キャンプリング)

代表作に『ハリーポッターと死の秘宝』、『キング・オブ・ゾンビ』などがあります。

地元の事業家。ゾンビの大群に追いつめられていたジャックたちを間一髪で助け出した。

休暇中にゾンビが街に蔓延り、そこで無口になったクレアという女性と犬と行動をしていた。
ジャックたちから事実を知らされると、興奮気味に軍人たちを罵って気分が晴れる。
なんとか生き延びる方法が分かり、空港へ向かう時は陽気に歌を歌いながら運転していた。
最後はカーターに銃を向けるが叶わず、ジャックの娘と先にヘリを起動させて脱出した。

ハーバート・ニューマン医師(演:ジェリー・シャナハン)

代表作に『鑑定士と顔のない依頼人』、『暴動・オブ・ザ・デッド』などがあります。

毒物学及び免疫学の権威。米軍プロジェクトKの医学責任者として生物兵器を作った。

当初は巨額な資金を提供した政府の為に働くが、危険な兵器を生み出した事を後悔する。
生物兵器は危険だとカーターに話すが、それこそが望んでいたモノだと知って恐ろしくなる。
極秘にワクチンを作り出し、娘のサムに接種させて、最初の実験体を始末しようとする。
最後は兵士に見つかり、警告を無視したせいで撃たれ、その弾みでタンクを撃って爆死した。

カーター将軍(演:カール・ウォールトン)

代表作に『The Turing Enigma』、『Jaanisaar』などがあります。

軍が秘密裏に研究していた生物兵器が街に流出し、核爆弾による証拠隠滅を計画する。

危険な任務に自由と大金を提案して四人の精鋭を集め、ニューマンの娘サムを探し出す。
ジャックたちはあくまで使い捨ての駒にしか考えておらず、約束は最初から破る予定だった。
サムが生きている事を知って現場に乗り込み、彼女の血でプロジェクトが続けられると喜ぶ。
最後はジャックたちと向き合う場所に侵入した屈強な感染者に頭部を握り潰されて死亡。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は偉大なるクソ映画製造機で生きる伝説であるウーヴェ・ボルが製作として参加している作品となります。
久しぶりに見たウーヴェ・ボルの名前に心が躍らないワケがないです。
しかも、本作はお得意の人気ゲームの実写映画化らしく、まさにウーヴェ・ボルの為に作ったような作品だと思うしかありません。
近年では相変わらず知名度の高い役者が彼の作品に出演しているが、なぜか社会派の映画を作るようになっています。
多分、それは『ザ・テロリスト』で一定の評価を得た事で、以前のようなゲーム原作の実写映画から手を引いたからでしょう。
そんな本作は低予算映画の代名詞とも言えるゾンビ映画であり、製作であっても少なからずウーヴェ・ボルの影響があると思います。
何より意外にも出たがりのウーヴェ・ボルは、ついに本作でアメリカ合衆国大統領役として堂々と出演していました。
あまりにもカジュアルな服装で、とてもアメリカ合衆国大統領には見えず、どこからどう見てもウーヴェ・ボルにしか見えなかったですが。 本作は生物兵器によるウイルスではなく、正確にはで合成した有機体が分泌している細胞障害性の毒が原因だという。
その為、王道的なゾンビとは異なって、感染したら細胞が活性化して異様に変異していく。
その中で相当適合した者は通常の人間よりも身体能力が強化され、銃弾を数発食らっても倒れない者まで現れています。
ただ、その説明がまったくないので、これは完全なる個人的な見解であり、ラストに登場したポッと出の屈強な感染者の解釈を独自にしています。
本作は軍が開発した生物兵器が街に流出する典型的なゾンビ映画で、事故に見せかける為に現地へ行って核爆弾を設置するという内容です。
そこに参加するのは自由を手に入れたい者(一人だけ)と、200万ドルという大金に目が眩んだ傭兵たち(三人)がチームを組織して乗り込みます。
リーダーは優秀な兵士は当然、そこに爆弾のスペシャリストと狙撃手は分かるが、なぜか無敵の女性剣士という時点で「?」という感じです。
さすがにウーヴェ・ボルが絡んでいる事もあって、ゲーム的な要素を組み込みたかったような気がしてなりません。
そして、何よりクライマックスはゲーム『バイオハザード』の展開ソックリすぎて、もうウーヴェ・ボルの影響を受けまくっていると感じました。
証拠隠滅が核爆弾で一掃する点、脱出はヘリ、屈強な感染者をロケットランチャーで倒すなど、明らかにゲーム『バイオハザード』のお決まりのパターンだと思いました。
ただ、そこは製薬会社ではなく、アメリカ軍にしているのは王道のゾンビ映画ですが。
個人的にはそれなりに面白く鑑賞できたが、一般的に考えると退屈な作品だと思われます。
全体的に作りがチープのはしょうがないにしても、本作よりも出来の悪い作品は山のように溢れかえっています。
本作はその中でもマトモな方であり、主人公以外のキャラクターもそれなり確立しているから個人的には悪くない作品でした。
本当ならウーヴェ・ボルに監督をやってもらいたかったが、大統領役で偉そうに出ているのでそこは良しとします。

コメント

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