【ブラックアダム】MY-304

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アクション

作品データ

公開年月 2022/10/21
ジャンル アクション/アドベンチャー
原作 オットー・バインダー(原作)、C・C・ベック(作画) 『ブラックアダム』
監督 ジャウム・コレット=セラ
脚本 アアム・スティキエル、ロリー・ヘインズ、ほか
製作 ドウェイン・ジョンソン、ダニー・ガルシア、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入Blu-ray

あらすじ

5,000年の眠りから目覚めた破壊神ブラックアダムは、かつて彼の息子は自ら命を犠牲にして父を守り、その力を託していた。
息子の命と引き換えに手に入れた“呪われた力”に、ブラックアダムは苦悩と悔恨に苛まれながらも、その復讐心から強大な力を使い現代の地球で破壊の限りを尽くす。
そんな復讐による破壊をもたらすブラックアダムの前に、スーパーヒーローチーム「ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ」が立ちはだかるのだった。

登場人物&出演者

テス・アダム/ブラックアダム(演:ドウェイン・ジョンソン)

近年の出演作に『レッド・ノーティス』、『ジャングル・クルーズ』などがあります。

主人公。5,000年の眠りから目覚めた破壊神。かつて奴隷だったが、神の力を手にして半神半人となった。

アドリアナが窮地に陥って呪文で目覚めると、インターギャングを相手に圧倒して倒した。
エタニウムの爆弾で傷ついてアドリアナに家へ運ばれ、アモンからヒーローだと言われる。
「JSA」が拘束に来て降伏せず戦うが、息子の事を思って素直に捕まって檻に入れられた。
最後はドクター・フェイトの説得で目覚め、サバックを倒してカーンダックの守護者となる。

アドリアナ・トマズ(演:サラ・シャヒ)

代表作に『ラッシュアワー3』、『バレット』などがあります。

ヒロイン。カーンダックの大学教授。一人息子のアモンを暮らしていて、夫はインターギャングに殺されている。

“サバックの冠”を隠そうとするが、追い詰められてブラックアダムを復活させてしまう。
傷ついたブラックアダムを家に連れていき、「JSA」との対決を見るも彼が拘束され終わる。
イシュマエルに息子が捕まり、ブラックアダムや「JSA」と協力して倒して家に帰っていく。
最後はサバックが蘇らせた地獄の兵士たちと戦い、ブラックアダムを守護者として認めた。

アモン・トマズ(演:ボディ・サボンギ)

代表作に『目指せ!スーパースター』などがあります。

アドリアナの一人息子。スケーボーが得意で街中を走り回り、インターギャングから逃げる母親の手助けもした。

傷ついたブラックアダムが部屋で目覚めると、スーパーヒーローとして興奮して見ていた。
“サバックの冠”を持っているとしてイシュマエルに捕まるが、実は隠して交換する事に。
ブラックアダムが間近で電撃を爆発させたせいでケガを負ったが、治療を受けて回復した。
最後は市民たちを奮い立たせ地獄の兵士たちと戦い、ブラックアダムが守護者として認めた。

カリーム(演:モハメド・アメル)

代表作に『Americanish』などがあります。

アドリアナの弟。電気屋。妹は祖母からエタニウムのペンダントをもらったが、自身は古いバンに不満を持つ。

“サバックの冠”を見つける為に山へ行くが、インターギャングに捕まって連行された。
復活したブラックアダムに助けられ、傷ついた彼を家まで運んでテレビをのんびりと見る。
イシュマエルがアモンの持ち帰った“サバックの冠”を狙い、逃げさせるも銃弾を受けた。
最後は「JSA」の治療を受けて復活し、地獄の兵士たちと戦いブラックアダムを見届けた。

【ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ】

カーター・ホール/ホークマン(演:オルディス・ホッジ)

代表作に『ダイ・ハード3』、『ストレイト・アウタ・コンプトン』などがあります。

「JSA」のリーダー。強大な怪力、耐久力、回復力、金属製の翼が付いているアーマーによる飛行能力を持っている。

アマンダ・ウォラーからブラックアダムの復活を聞いて、それを止める為にチームを動かす。
ブラックアダムと話し合いで止めようとしたが、叶わず戦いになるも圧倒されてしまう。
過去と向き合ったブラックアダムが自分から捕まるが、サバックの登場で劣勢を強いられる。
最後はケントの死を受けて戦うも勝てず、ブラックアダムが勝利して立ち去っていった。

ケント・ネルソン/ドクター・フェイト(演:ピアース・ブロスナン)

近年の出演作に『シンデレラ/2021年版』、『フォールス・ポジティブ』などがあります。

魔法の運命のヘルメットの力で魔術師となる。考古学者で魔術も学んでおり、「JSA」にて最古メンバーとして君臨する。

すでに引退していたが、今回の敵は強大だという事で要請を受け限定的にチームへ復帰した。
未来を視ている中でホークマンの死を知って、それを避けようとブラックアダムと戦った。
ブラックアダムが大人しく拘束されるが、真の敵がサバックと分かり未来を変えようとする。
最後はブラックアダムを解放させ、時間稼ぎをするもサバックに勝てず消滅してしまう。

マクシーン・ハンケル/サイクロン(演:クインテッサ・スウィンデル)

代表作に『ヴォイジャー』、『Master Gardener』などがあります。

「JSA」の新メンバー。邪悪な科学者の人体実験で風や音波を操れる。天才的な頭脳の持ち主でIQ167もある。

ブラックアダムの復活でアマンダ・ウォラーから、アルと同じく初任務として招集された。
「JSA」のジェットに乗り込むと、その素材やテクノロジーについて純粋に見て楽しんだ。
ブラックアダムとの対決で能力を使っていくが、圧倒的な力の前にそよ風程度にされていた。
最後は真の敵であるサバックと戦うも勝てず、ブラックアダムが勝利すると彼を認めた。

アルバート・“アル”・ロススタイン/アトム・スマシャー(演:ノア・センティネオ)

代表作に『チャーリーズ・エンジェル/2019年版』、『好きだった君へ』シリーズなどがあります。

「JSA」の新メンバー。初代の祖父から分子構造を制御して自らの大きさと強さを操作できる能力を受け継いでいる。

ブラックアダムの復活でアマンダ・ウォラーから招集を受け、今回が初陣として参加する。
カーンダックに到着すると最後に飛び出すが、途中で道に迷うもブラックアダムを捕まえた。
ブラックアダムが拘束されると、真の敵であるサバックを倒す為に戦うも倒されてしまう。
最後は復活したブラックアダムの代わりに市民を助け、彼を守護者として認め別れを告げた。

その他

アマンダ・ウォラー(演:ヴィオラ・デイヴィス)

近年の出演作に『AIR/エア』、『消えない罪』などがあります。

政府組織「A.R.G.U.S.」のトップ。「スーサイド・スクワッド」に命令を与えるアメリカ政府の冷徹な高官。

ブラックアダムの復活を知って、すぐに「JSA」のリーダーであるカーターに連絡を取った。
相手が強大という事で引退したドクター・フェイトまで招集し、カーターに拘束を頼んだ。
ブラックアダムが過去を振り返って降伏し、ホークマンが南極にある施設へ収容させた。
最後はカーンダックの守護者となったブラックアダムに対し、スーパーマンを向かわせた。

イシュマエル・グレゴール/サバック(演:マーワン・ケンザリ)

代表作に『アウトバーン』、『オールド・ガード』などがあります。

カーンダックを支配している組織「インターギャング」のリーダー。悪魔の力を宿す“サバックの冠”を探している。

正体を隠してアドリアナと一緒に“サバックの冠”を探すが、ブラックアダムの復活で失う。
インターギャングを使ってアドリアナの元に行き、アモンを誘拐するも冠を入手できず。
アモンとの交換で“サバックの冠”を手に入れ、ブラックアダムの電撃で地獄送りとなった。
最後は悪魔との契約でサバックとなって「JSA」を倒すが、ブラックアダムに敵わず消滅。

感想

[個人的な評価]

評価 :4.5/5。

本作は『DCエクステンデッド・ユニバース』において第11作目となります。
この作品はDCコミックスのスーパーヴィラン、「ブラックアダム」を原作にしています。
現在では「マーベル」を筆頭にスーパーヒーロー映画は一つのジャンルとして、映画業界を引っ張るほどに成長を遂げています。
黎明期時代のスーパーヒーロー映画からほとんど鑑賞しているが、基本的には勧善懲悪をベースにして作られています。
主人公であるスーパーヒーローが人々を守り、必ずと言っていいほど悪役が倒されるパターンが王道となっています。
しかも、スーパーヒーローは決して殺人をやらず、やった場合だと激しいまで葛藤に苛まれる場合があります。
下手をすれば、それが物語のテーマになって、スーパーヒーローが悩みを抱えて人助けの道すら諦めるほどに大きな意味を持っています。
しかし、本作におけるブラックアダムにはそのような葛藤や悩みがなく、その心には過去の怒りに縛られた状態にあります。
自分が大切にする人間を傷つける者に対して、徹底した容赦ない裁きを加え、そこには正義も悪も存在しないある意味、平等な鉄槌を下すという事になる。
しかも、ブラックアダムは神と同等の存在であるから、キリスト教のような一神教には神の裁きが通じるモノがあると思います。
ただ、現代のスーパーヒーローは人殺しをせずに弱者を守るが、ブラックアダムはあくまで自分を崇拝する民のみを守る構図が非常に面白い。
徹底した破壊をもたらすブラックアダムには制限がなく、それを演じているドウェイン・ジョンソンには説得力がありました。
ドウェイン・ジョンソンはブラックアダムをやる為に俳優となったと言っても過言じゃないぐらい、ハマり役になっていると思います。
それと「ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ」のチームも今回が初実写映画化とも言えるが、キャラクターのバランスが非常に良かったです。
特にドクター・フェイトを演じたピアース・ブロスナンがハマり役で、今回で退場してしまったのはもったいないと感じました。
対照的な存在である『シャザム』との対決は待ち焦がれるが、ポストクレジットシーンに登場したスーパーマンとの対決も見たいモノです。

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