【白頭山大噴火】RE-3589

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作品データ

公開年月 2019/12/19
ジャンル パニック/アクション
原作 なし
監督 イ・ヘジュン、キム・ビョンソ
脚本 イ・ヘジュン、キム・ビョンソ、ほか
製作 キム・ヨンファ、パク・チソン
製作国 韓国
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ある日、白頭山が噴火し、遠く離れたソウルも地震によって甚大な損害が発生していた。
政府に助言を求められた火山専門家のカン教授は、更なる大噴火を予言し、巨大マグマ溜まりで核爆発を起こしてエネルギーを開放する方法を提案する。
タイムリミットが75時間に迫る中、韓国軍爆発物処理班のチョ・インチャン率いる特殊部隊が北朝鮮に潜入し、極秘作戦を実行しようとするのだった。

登場人物&出演者

チョ・インチャン大尉(演:ハ・ジョンウ)

代表作に『チェイサー』、『神と共に』シリーズなどがあります。

韓国軍爆発物処理班を率いる。妻のジヨンは出産間近。任務を終えて除隊の予定となっている。

白頭山の噴火で火山を核兵器で爆発させる作戦に参加するが、技術部隊の全滅で予定が変わる。
上官から解体と爆破を命令され、ジュンピョンを解放して目的地まで部隊をなんとか率いる。
何度かジュンピョンに裏切られるが、地図を知る彼を助けると、核兵器を起動する場所まで運ぶ。
最後は核兵器をジュンピョンが引き受け、代わりに彼の娘を養子に迎えて妻と赤ん坊の元に帰還。

リ・ジュンピョン(演:イ・ビョンホン)

近年の出演作に『KCIA/南山の部長たち』、『それだけが、僕の世界』などがあります。

北朝鮮の書記官。実際は武力省の要員で主に資金洗浄や暗殺などの特殊任務を担う。

現在はスパイ容疑で強制収容所に収監されるが、核兵器を手に入れるべくチョ大尉たちが解放。
地図を捨てて道のりを覚え、チョ大尉たちを核兵器まで案内して、更に目的地まで彼らを導く。
中国軍に核兵器とチョ大尉を引き渡し、娘と国境を越える取引をするもチョ大尉に助けられる。
最後は娘の顔を見て満足すると、核兵器を引き受けて娘をチョ大尉に頼んで自爆で国を救った。

カン・ボンネ教授(演:マ・ドンソク)

近年の出演作に『エターナルズ』、『スタートアップ!』などがあります。

プリンストン大学の火山学者。アメリカ市民で3年前から白頭山の噴火を論文で出すも学界から笑い者にされる。

アメリカから疎開命令が出されて本国へ向かおうとするが、大統領府の指示で作戦会議に出る。
マグマを核兵器で破壊する論文を出し、大統領から低い成功確率を上げるように計算を頼まれる。
成功確率が53%まで上げるが、アメリカ軍の介入で疎開すると同じバスでジヨンと出会った。
最後はジヨンを助け、チョンとともに作戦を続行させて成功し、韓国に永住を決意する事になる。

チェ・ジヨン(演:ペ・スジ)

代表作に『建築学概論』、『花、香る歌』などがあります。

チョ大尉の妻。出産間近だがまだ性別が分からない。任務で約束を何度も破られて文句を言っている。

ようやく夫が任務から除隊されると分かって、喜ぶも白頭山の噴火で新たな任務を理解した。
特別待遇でアメリカへの疎開が許可され、必ず夫が帰ってくると信じて一人でフェリーに向かう。
道中で津波に車が飲み込まれるが、無傷で生還してカン教授と同じバスになるも何も知らず。
最後はチョ大尉の任務を知って待つが、陣痛が始まって出産し、夫と養子を迎えて平穏に暮らす。

チョン・ユギョン(演:チョン・ヘジン)

代表作に『キッチン/3人のレシピ』、『ビースト』などがあります。

大統領府の秘書官。白頭山の大噴火により3年前から爆発を訴えていたカン・ボンネ教授の元へやって来た。

会議では状況について大統領を含めて説明する進行役をして、カン教授から皮肉を言われる。
アメリカ軍の介入によって政府の指揮権が奪われ、帰ろうとしたカン教授にも見放されてしまう。
成功確率が53%まで上昇すると、大統領の支持率よりも高いとして進めるべきだと主張した。
最後はパスワードを盗み出し辞表し、カン教授たちと作戦を成功させ、一般人として彼を迎える。

大統領(演:チェ・グァンイル)

代表作に『ワニ&ジュナ/揺れる想い』、『破壊された男』などがあります。

大韓民国大統領。大統領初出馬した時は3.48%だったが、最終の得票率は42.7%だとカン教授に話した。

低い可能性について何もしない方がいいと話すカン教授だが、救えるならやるべきだと推進する。
核兵器を保持していないが、北朝鮮から奪ってでも作戦を成功させるべきだと作戦を強行させる。
アメリカ軍の介入によって指揮権を奪われるが、パスワードを奪ったチョンのサポートをした。
最後は朝鮮半島を再建するプロジェクトで大統領に再選され、国民に高く支持される事になる。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『彼とわたしの漂流日記』のイ・ヘジュンと、『神と共に』シリーズの撮影監督キム・ビョンソが共同で監督と脚本を務める。
この作品は北朝鮮と中国の国境付近に実在する白頭山が実際に噴火したらどうなるのか、それを映画として作っています。
火山が爆発するディザスター映画として、まずは『ボルケーノ』と『ダンテズ・ピーク』がすぐに思い出されます。
近年では中国が製作した『ボルケーノ・パーク』などがあり、決して珍しいジャンルじゃないと言えるだろう。
そんな本作は朝鮮民族にとって象徴にもなっている火山となっていて、最後に噴火してから約500年が経過しています。
今回はもしもというシチュエーションで物語が展開されるが、かなり内容的には無茶をしている印象を受けました。
やはり、どうしても韓国映画というのは北朝鮮との問題、中国やアメリカとの関係が強く描写される事が多く本作もそうなっています。
アメリカの火山映画というのはあくまで自国で解決するが、どうしても韓国などは隣接する国々との関係がそういう描写にしているだろう。
主人公はかなりの腰抜けであり、徴兵された民間人なのでやる気がなく、彼が指揮する部隊も命を賭けるほどの意気込みがない。
そのせいでイ・ビョンホンが扮するスパイに振り回されるが、なぜか急に主人公が強気になって国を救おうとします。
ここら辺にちょっとばかりムリがあったが、そこはイ・ビョンホンの巧みな演技によってなんとかカバーしていました。
あとはマ・ドンソク兄貴が火山学者として登場するが、本当なら現場に出てイ・ビョンホンと一緒に活躍したらもっと面白くなったはずです。
悪くはないけど、物語の展開にかなりのムリを強いられているので、パニック映画としては今ひとつな印象を持ちました。

コメント

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