【EXIT】VD-662

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作品データ

公開年月 2019/07/31
ジャンル パニック/アクション
原作 なし
監督 イ・サングン
脚本 イ・サングン
製作 カン・ヘジョン、ペク・ヒョンイク、ほか
製作国 韓国
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

かつては大学の山岳部のエースだったヨンナムは、就職に失敗して実家で家事手伝いに勤しむ日々を送っていた。
親族一同が集まる母の古希の祝賀パーティーに参加したヨンナムは、会場であるホテルの宴会場で副店長として働く山岳部の後輩・ウィジュと再会する。
その頃、都心部である男が散布した有毒ガスが広がると、ヨンナムとウィジュがいる高層ビルまで迫ると、二人は山岳部時代に培った体力とスキルで脱出をしようとするのだった。

登場人物&出演者

ヨンナム(演:チョン・ミンソン)

代表作に『建築学概論』、『王の涙/イ・サンの決断』などがあります。

主人公。就職に失敗して実家で家事手伝いをする。大学では山岳部のエースで、日々公園で体を鍛えている。

古希のパーティに行くも親族たちの励ましが逆効果になり、ウィジュにもウソをついていた。
街に毒ガスが広がると、誰よりも早く判断してホテルに行かせ、外から屋上のドアを開けた。
ウィジュと街に取り残されると、毒ガスから逃げるように高所を移動し、互いに励まし合う。
最後はクレーンまで移動して救助隊に助けられ、ウィジュと仲が深まって付き合う事になる。

ウィジュ(演:イム・ユナ)

アイドルグループ「少女時代」のメンバーで、映画の代表作に『コンフィデンシャル/共助』などがあります。

ヒロイン。大学時代では山岳部に所属し、エースだったヨンナムにボルダリングで買っていた。

ホテルで副店長として勤務し、過去に告白されるも拒否したヨンナムと気まずい再会をした。
街に毒ガスが広がると、何もできない店長に変わって指示し、屋上へ行くヨンナムを応援。
ヘリに乗り切れずヨンナムと街に取り残され、毒ガスが上昇していくと二人で高所へ逃げた。
最後は諦める事なくクレーンまで退避して、救助隊に助けられ、ヨンナムと付き合う事に。

ヒョノク(演:コ・ドゥシム)

代表作に『初恋のアルバム/人魚姫のいた島』、『支度』などがあります。

ヨンナムの母親。夫が男なのにドラマ好きというのが気に食わない。常に夫婦でケンカをしている。

古希のパーティでは身だしなみを整える息子に余計な事をして、逆ギレされても分からず。
毒ガスが街に広がると、息子が無茶しようとして止めに入るも行ってしまい心配していた。
ドローンの撮影で息子たちが毒ガスから逃げ回る姿を見て、親族と画面から見守っていた。
最後は救助隊にようやく息子たちが助け出され、避難所で再会を果たすと号泣をしていた。

チャンス(演:パク・イナン)

代表作に『怪しい彼女』、『感染家族』などがあります。

ヨンナムの父親。ドラマが大好きで妻といつもチャンネル争いをする。いつも妻とは口喧嘩をしている。

古希パーティでは親族の前でちゃんとして、終わって残っていた酒を持って帰ろうとした。
毒ガスが街に広がると、息子がみんなを屋上へ出そうと壁を伝っていく様子を見守った。
息子とウィジュが街に取り残され、他の親族とに近くまで行き、ドローンの撮影を見る。
最後は救助隊に息子たちが助け出され、避難所で再会する何度も感謝の言葉を述べていた。

ジョンヒョン(演:キム・ジヨン)

代表作に『私たちの生涯最高の瞬間』、『プランマン/恋のアラームが止まらない!』などがあります。

ヨンナムの姉。口うるさく常に文句を言っている。料理を作るのが面倒臭くて一週間も実家に来ていた。

就職活動している弟にも口うるさく、だらしない状況を見て文句を言うも追い出される。
母親の古希パーティではしゃいで弟を連れ出して親族に挨拶させて一切休ませなかった。
毒ガスが街に広がり車で逃げようとするも危険と判断するが、吸い込んで呼吸困難になる。
最後は救助隊に親族と助け出され、病院で治療を受け、ヨンナムが無事と知って号泣した。

ジホ(演:キム・ガンフン)

代表作に『ルシッドドリーム』、『メタモルフォーゼ/変身』などがあります。

ジョンヒョンの一人息子。公園の鉄棒で体を鍛える叔父が恥ずかしく、友達にずっと言えずにいた。

友達が変な人だと言われて立ち去ろうとするが、声をかけられてしまうもすぐに退散した。
祖母の古希パーティに参加したが、毒ガスから車で逃げようとした母親が残され泣いた。
ヨンナムが母親を助け出して泣いていたが、彼が隣のビルに飛び移る際に力強く応援した。
最後はヨンナムが救助隊に助けられ、避難していた場所にやって来ると他の親族と喜ぶ。

ク店長(演:カン・ギヨン)

代表作に『パパは娘』、『最も普通の恋愛』などがあります。

ホテルの店長。父親が責任者で息子という事で店長を務めている。従業員に対して厳しい態度を取る。

予定をオーバーしてパーティの客がなかなか帰らないが、片付けを翌日にして従業員を帰す。
目的はウィジュに結婚を前提に付き合う返事を受ける為だが、従業員に邪魔されて立ち去る。
毒ガスがホテルに迫ってくると、無能ぶりを発揮して、ウィジュが代わりに何かとやった。
最後は避難所に救助されたウィジュが来て声をかけるが、グーパンチを顔面に食らっていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『第40回青龍映画賞』や『第56回大鐘賞』などで受賞をしています。
この作品は監督と脚本を務めているイ・サングンにとって長編映画デビュー作となります。
就職に失敗した主人公が山岳部のエースだった事から、家事手伝いしながら体を鍛えている日々を送る。
韓国では就職に失敗してしまうと致命的な状況に置かれるので、これは単純に主人公が絶望するのは当然だろう。
そこに母親が古希を迎えてパーティするが、主人公が再会したかったヒロインである後輩が働くホテルをワザワザ選ぶという。
とにかく、主人公は何も上手くいかず、周りからなんとかなると言われるも逆にストレスとなってしまう。
そこで街に毒ガスによるテロが発生して、主人公とヒロインがビルの屋上を飛び回りながら安全な場所を目指していく内容となる。
とにかく、これは高所でのアクションがメインとなっているので、必然的にハラハラさせられる状況が続いていきます。
設定だけが大きくて物語で生かされない事が多いけど、本作ではしっかりとボルダリングをする主人公の経緯が活用されていました。
ただ、アクション映画でぶら下がる事が苦じゃない場面がほとんどだが、当然ながら本作はそこに少しだけ弱さを与えている。
いつ落ちるか分からない中で主人公とヒロインが必死に毒ガスから逃げ回り、道中で助けを求める人たちを優先するも本当は自分たちが助かりたい気持ちが伝わる。
本作では韓国人らしいストレートな感情の表現として、ずっと号泣するような場面が続いて、力技で感動に持っていくところも悪くない。
窮地を脱していく主人公とヒロインの仲が徐々に深まっていくのは王道だが、それだけの説得力を生んでいると感じました。
普通なら最初のぶら下がりで失敗して終わるけど、そこは映画なので、最後まで生き残るのは予定調和であっても面白く感じられました。

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