【インディ・ジョーンズ/最後の聖戦】MY-3

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あ行

作品データ

公開年月 1989/05/24
ジャンル アドベンチャー/アクション
原作 なし
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 ジェフリー・ボーム
製作 ジョージ・ルーカス、フランク・マーシャル、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入DVD

あらすじ

1938年、冒険家として考古学者として忙しい日々を送るインディ・ジョーンズ。
そんなインディの元に大富豪のドノヴァンから、イエス・キリストの聖杯の所在を示す重大な遺物を手に入れるも、調査隊の隊長が行方不明になったという。
隊長を捜して欲しいと持ちかけられ、最初は渋っていたインディは行方不明になったのは父だと知って承諾し、消息を絶ったヴェネツィアへ向かうのだった。

登場人物&出演者

インディ/インディアナ・ジョーンズ(演:ハリソン・フォード)

近年の出演作に『ファイヤーウォール』、『ハリウッド的殺人事件』などがあります。

主人公。大学で教鞭を振るい、一方で冒険家として世界中の宝を集めている。

ドノヴァンからお宝を探す要請を受けるが、先に頼んで行方不明の父親も探していく。
ナチス・ドイツに捕まっていた父親を助け出すが、粗野な方法に睨まれてしまう。
父親もエルザに騙されたと知って、ガッカリする一方で彼女が奪った手帳を取り返す。
最後は手帳の通りに罠を攻略し、撃たれた父親を聖杯の水で治療して脱出した。

ヘンリー・ジョーンズ(演:ショーン・コネリー)

引退前の出演作に『ビリー・ザ・ヴェット』、『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』があります。

インディの父親。聖杯探索の第一人者。インディとは正反対にインドア派で調査する。

書斎にこもって研究するが、聖杯が見つかると信じて現場へと赴くが行方不明になる。
ナチス・ドイツに捕らわれていたが、インディの大胆な行動で見事に脱出する事に成功。
エルザの魅力にインディと同じ騙され、手帳を奪われて罠の仕組みを覚えておらず。
最後はドノヴァンに撃たれるが、インディが攻略して聖杯の水で回復して脱出した。

サラー(演:ジョン・リス=デイヴィス)

近年の出演作に『ドラゴン・スレイヤー/炎の竜と氷の竜』、『アナコンダ3』などがあります。

インディの友人。エジプトでは相変わらず発掘を生業にし、今回もインディに協力する。

手帳を持っていたマーカス・ブロディを出迎えるも、ナチスの手先に拉致されてしまう。
兄から車を借りていたが、ナチスによって破壊されがラクダを奪ってチャラにした。

マーカス・ブロディ(演:デンホルム・エリオット)

晩年の出演作に『カーテンコール/ただいま舞台は戦闘状態』があります。

大学の副学部長。インディの上司で彼を影から支援し、ヘンリーとも学生時代からの旧友。

地図で先回りするはずだが、自分の博物館でも迷う方向音痴のせいでナチスに捕まる。
戦車の中に捕らわれていたが、ヘンリーの行動で窮地を脱して、強引に脱出させられた。

エルザ・シュナイダー(演:アリソン・ドゥーディ)

代表作に『007/美しき獲物たち』、『キング・ソロモンの秘宝』などがあります。

ヒロイン。オーストリア出身の考古学者。ドノヴァンに雇われヘンリーと調査を行っていた。

まさに知的な美女という言葉はエルザという女性の為にあるようなクールビューティー。
しかし、その内面は魔性の女で、インディだけじゃなくヘンリーすら虜にしてしまう。
最後は欲に駆られてしまい、床に開いた穴へ落ちてしまう自業自得な最期を迎える。

ヴァルター・ドノヴァン(演:ジュリアン・グローヴァー)

代表作に『スター・ウォーズ:エピソード5/帝国の逆襲』、『007/ユア・アイズ・オンリー』があります。

アメリカの大富豪。マーカスの博物館のスポンサーで聖杯探索の調査に部隊を派遣する。

当初は純粋に聖杯を探しているという雰囲気を出すが、後にナチス党員だと判明する。
ヒトラーの為に聖杯を探す名目だが、実は自分自身が永遠の命を得る為に画策する。
最後はエルザが間違った聖杯を選んでしまい、で急速に老化してガイコツになって死亡。

エルンスト・フォーゲル(演:マイケル・バーン)

代表作に『ナヴァロンの嵐』、『ゴールデンボーイ』などがあります。

ナチス親衛隊の大佐。聖杯探索の指揮官。ジョーンズ親子を終始に渡って見下している。

まさにナチス・ドイツそのものであり、何かと鉄拳制裁を容赦なく加える危険人物。
最後はインディと対決するが、気絶させれているところで崖から戦車ごと転落死した。

フェドーラ/ガース(演:リチャード・ヤング)

代表作に『プリンス・マルコ/地中海の標的』があります。

盗掘団のリーダー。大富豪のパナマ帽の依頼でコロナドの十字架を発掘していた。

若き日のインディに邪魔され奪われるが、その根性を気に入って自らの帽子を与えた。

感想

[個人的な評価]

評価 :4.5/5。

ついに『インディ・ジョーンズ』シリーズの三作目となりました。
まさか三部作になるとは誰も思っていなかったが、結果として大人気シリーズとなった。
一作目はユダヤ教の聖櫃、二作目はヒンドゥー教のシヴァ・リンガム、そして本作ではついにキリスト教の聖杯が登場します。
まさに世界を股に掛けたインディ・ジョーンズがたどり着くべき財宝と言えるだろう。
さすがに三作目となれば、違ったアプローチとなって、インディの少年時代や父親と言った内面の物語も展開されているのが最大の特徴です。
とにかく、今までのインディと違って、ヘンリーに対してずっとタジタジでした。
日本語吹き替え版から分かるように、父親であるが、微妙な距離感を示す意味でずっと敬語だったのも新鮮でした。
そして、名優ショーン・コネリーが演じたヘンリー・ジョーンズはハマリ役でした。
インディ・ジョーンズを演じるハリソン・フォードの父親、ヘンリー・ジョーンズはショーン・コネリーじゃないと務まらないだろう。
初代ジェームズ・ボンドが年を取り、新たなヒーローの父親として登場するのは素晴らしいキャスティングだと言えます。
ハリウッドを代表するスターであるハリソン・フォード、スコットランドを代表する世界的スターのショーン・コネリーが同じ映画に出ている。
もうこれだけでもお腹いっぱいと言えるが、本作はシリーズの集大成とも言える出来映え。
何よりアメリカだけじゃなく、世界にとって仇敵であるナチス・ドイツが悪役というのも時代として分かりやすい構図だったと思います。
もちろん、シリーズでは魅力的なキャラクターたちが織り成す関係性も非常に面白い。
ヒロイン的な立場となるエルザは美しくも危険であり、悪役のフォーゲル大佐は憎たらしい存在で、黒幕のドノヴァンの陰険もバランスが非常にいいです。
更に本作では少年時代のインディを描いているが、演じているリヴァー・フェニックスのキャスティングも素晴らしいです。
今や伝説的な俳優となってしまったリヴァー・フェニックスだが、本作ではその可能性を示唆する存在感がありました。
個人的には盗掘団のリーダーが出し抜かれ、その腕を高くかって帽子をプレゼントするエピソードから現代へと映る演出が一番好きです。
やはり、この『インディ・ジョーンズ』シリーズは本作を最後に三部作として終わるべきだと思っています。
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』は蛇足の何モノでもなく、5作目の予定があるらしいが、それは是非とも辞めてもらいたいです。
でも、どうせ作るとなったら、キャストを一新したリブートならば納得はできないだろうけど、ハリソン・フォードが続投するよりはマシだと思う。

コメント

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