【モンスター・パーティ】VD-780

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洋画

作品データ

公開年月 2018/10/01
ジャンル ホラー/アクション
原作 なし
監督 クリス・フォン・ホフマン
脚本 クリス・フォン・ホフマン
製作 ジェシー・バーガー、エリック・B・フライシュマン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

空き巣で小銭を稼ぐギャンブル依存症のキャスパーは、借金を返す為に友人のアイリスとその彼氏のドッジに大胆な犯罪計画を持ちかける。
アイリスが給仕を務めるバイト先の豪邸であるドーソン家から大金を盗むという内容で、彼らは開かれるパーティに潜り込んで実行しようとした。
しかし、ドーソン家のパーティに集まったのは訳ありな面々であり、彼らは殺人依存症を克服した事を祝う為に祝っていたと発覚するのだった。

登場人物&出演者

キャスパー(演:サム・ストライク)

代表作に『レザーフェイス/悪魔のいけにえ』、『Bonded by Blood 2』などがあります。

主人公。泥棒三人組の一人。父親がギャンブル依存症のせいで借金を抱え、ドーソン家への泥棒を決めた。

ドッジと電子金庫を見つけると、電源を2分間だけ落として解除しようとするも失敗した。
エリオットがドッジを殺害してパトリックに襲われ、逃げ出してアイリスたちと合流する。
アイリスが殺害されエリオットに捕まり、アレクシスと溺れそうになるもロクサーヌが救出。
最後は金と車をもらうと、父親が捕まるナイトクラブで手下とボスを惨殺して助け出した。

アイリス(演:ヴァージニア・ガードナー)

代表作に『ハロウィン/2018年版』、『スターフィッシュ』などがあります。

泥棒三人組の一人でドッジの恋人。彼との間にお腹に子供がいて、将来を心配しているような状態。

小銭稼ぎばっかりで子供をどう育てるか気になり、ドッジの大きな仕事に当初は拒んでいた。
参加するキャスパーにより実行していくが、エリオットにドッジが殺されて逃げ回っていた。
アレクシスの説得で一緒に逃げようとしてキャスパーと合流し、標本がある部屋に避難した。
最後はパトリックが呼んだ異形の息子に襲われ、抵抗するも顔を食いちぎられて死亡した。

ドッジ(演:ブランドン・マイケル・ホール)

代表作に『Lez Bomb』、『Always a Bridesmaid』などがあります。

泥棒三人組の一人で黒人。アイリスの恋人で彼女との間に2ヶ月目となる赤ん坊がお腹に宿って待っていた。

小さな仕事では稼げないとして、ドーソン家の電子金庫を狙うべきとキャスパーに話しする。
父親を助ける為にキャスパーが乗ると、アイリスと一緒にドーソン家に給仕として行く。
アイリスに気があるエリオットに挑発的な言動を見せ、他のゲストに対しても同じく接する。
最後は殺人衝動が爆発したエリオットに右手を切り落とされ、包丁で何度も切られ死亡した。

アレクシス・ドーソン(演:エリン・モリアーティ)

代表作に『はじまりへの旅』、『ジョン・デロリアン』などがあります。

ドーソン家の長女でエリオットの妹。給仕として来たキャスパーとドッジに服を与える為に案内した。

パーティが始まって何も話さず両親の言葉を聞いて、殺人症候群を克服した話しを聞いた。
エリオットの暴走でドッジが殺されると、パニックになったアイリスを説得して逃げす。
油断したところでエリオットに捕まり、自分が助かる為にキャスパーを殺そうとして失敗。
最後は母親にプールから助け出され、キャスパーにお金と車を渡して忘れてもらう事にした。

エリオット・ドーソン(演:キアン・ローリー)

代表作に『選ばれし者』、『ビフォア・アイ・フォール』などがあります。

ドーソン家の長男。給仕として来たキャスパーとドッジに服を貸すが、アイリスが気に入っているとほのめかす。

パーティが始まって兄弟分とドラッグをやりながら、アイリスを呼ぶもドッジが来て挑発。
ドッジたちが泥棒だと見抜いて監視し、トイレに行く彼を襲撃してあっさりと殺害を果たす。
殺人症候群の更生が台無しになってマイロに怒られるが、逃げ回るアイリスたちを追った。
最後は妹とキャスパーを捕まえるも母親の裏切りで倒され、アレクシスに止めを刺された。

ロクサーヌ・ドーソン(演:ロビン・タニー)

近年の出演作に『ホース・ガール』、『ダークサイド』などがあります。

ドーソン家の母親。パーティを始める際にやって来たキャスパーとドッジの服装を見て注意していた。

キッチンでアイリスと準備していると、今回のパーティを完璧にやりたいと気持ちが出る。
エリオットがドッジを殺害してしまうと、これまでの努力がムダになってガッカリする。
暴走する男たちを止めようとアレクシスに指示するが、壁にぶつけられて気絶してしまう。
最後はエリオットに致命傷を与えアレクシスを助け、キャスパーに金と車を渡して逃した。

パトリック・ドーソン(演:ジュリアン・マクマホン)

近年の出演作に『サヨナラの代わりに』、『パワー・ゲーム』などがあります。

ドーソン家の大黒柱。パーティを成功させたい妻と違って感情を見せず、淡々とこなそうと考えている。

給仕としてアイリスと妻がキッチンしている時、静かにやって来てその様子を黙って見る。
パーティが始まってマイロから殺人症候群を6年以上殺人を行わなかった事を報告していた。
家の警報装置が作動してパソコンを触ると、エリオットがドッジを殺害して抑制が崩壊する。
最後はマイロを射殺して暴走していくが、キャスパーに腹を切られ、内蔵が飛び出して死亡。

マイロ(演:ランス・レッドディック)

近年の出演作に『ゴジラVSコング』、『シルヴィ/恋のメロディ』などがあります。

殺人者を更生させる団体の指導者。ドーソン家やゲストたちに殺人を辞める為の管理をずっとやってきた。

4回目のパーティでエリオットがドッジを殺害し、長年のトレーニングをムダにされ切れた。
逃げ隠れていたキャスパーに交渉を持ちかけるが、実際は彼らを社会から抹殺しようとする。
パトリックやエリオットたちを必死に止めるが、言う事を聞かず自身も殺人者を殺害した。
最後は衝動が抑えられなくなったパトリックに銃を向けられ、頭を撃ち抜かれて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はクリス・フォン・ホフマンにとって長編映画監督デビュー作となります。
この作品はいわゆる「依存症」をテーマにした内容であり、本作ではありそうでなさそうな「殺人依存症」という設定を使っています。
主人公の父親がギャンブル依存症のせいで大きな借金を作ってしまい、殺されない為に1万ドルを急遽用意しないといけなくなる。
そこで主人公は泥棒仲間と金持ちであるドーソン家から金を盗もうとするが、彼らの正体を知らずにパーティに潜り込んだのが運の尽きとなる。
殺人者の依存症を克服したパーティの中で衝動が起きて、それまで抑制していた本能が爆発していく様子は分かりやすい。
アルコール依存症やドラッグ依存症でも言える事だが、一度手を出してしまうと縁を切るのは並大抵の努力が必要だと言われる。
何年も辞めても一度やってしまうと、それまで積み上げたモノがすべて崩壊して元に戻るとも言われています。
その中で本作はドーソン家が全員殺人者であり、他に仲間を呼んで克服したパーティを祝うつもりが殺人によって崩壊する。
一人ひとりが殺人者なので何も知らない主人公たちが窮地に陥るのは当然だが、あまりにも詰めが甘すぎて説得力がなかったです。
本能を理性で抑制してきたのに、それが一つのきっかけで崩壊するワリに殺人への行動があまりにも雑すぎて良くないと感じました。
確かに本能が優先すると行動にムダが出てしまうと、彼らは何人も殺しているならば、本作のようなモタモタした感じにはならないと思います。
主人公の方がよほど人を殺害する事に慣れているような感じになってしまい、殺人者一家の立場が完全に失われてしまっている。
そうじゃないと物語が終わってしまうのは分かるが、もう少し殺人者で長年ガマンしてきた彼らの本能が爆発した説得力を持たせるべきでした。
それと殺人者たちは本能を抑えているだけなので、暴走した時に彼らが持つ個性をもっと強く表に出すべきだったと思います。

コメント

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