【屋根裏のアーネスト】VD-855

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洋画

作品データ

公開年月 2023/02/24
ジャンル コメディ/ホラー
原作 ジェフ・メイノウ 『Emest』
監督 クリストファー・ランドン
脚本 クリストファー・ランドン
製作 マーティ・ボーウェン、ダン・ハルステッド
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

プレスリー家が引っ越してきた一軒家には、アーネストという名前の幽霊が居着いていた。
アーネストの姿を現した映像をSNSに投稿すると、一家は瞬く間に有名となって世間の注目を浴びるようになっていた。
一方、アーネストには過去の記憶がなく、一家の息子ケヴィンが彼の過去を調べ始めたところ、CIAから目を付けられるようになるのだった。

登場人物&出演者

ケヴィン・プレスリー(演:ジャヒ・ディアロ・ウィンストン)

代表作に『THE UPSIDE/最強のふたり』、『プラウド・メアリー』などがあります。

主人公。プレスリー家の次男。失敗を繰り返して何度も引っ越している父親に対して辟易しているような状態。

当初は引っ越しに対し消極的だったが、屋根裏にいたアーネストの交流で明るくなっていく。
父親たちが勝手に動画をSNSに投稿したせいで人気が出るも、アーネストの素性を調査する。
CIAに追われるようになってアーネストとジョイと逃亡するも捕まり、悲しみに暮れていた。
最後はシェラーに殺されそうになってアーネストに助けられ、娘と会わせて成仏を見送る。

アーネスト/ランディ(演:デヴィッド・ハーバー)

近年の出演作に『バイオレント・ナイト』、『クライム・ゲーム』などがあります。

一軒家に住み着いている幽霊。アーネストという名前が書かれたボーリングシャツを着ている白人の男性。

家族と仲違いするケヴィンが屋根裏に来ると、最初は脅すも通じずに意思疎通して意気投合。
フランクが動画をSNSに投稿して有名になるが、ケヴィンと自分の記憶を思い出す事になる。
CIAに追われるような状態でケヴィンとジョイたちと逃げるが、モンロー博士に捕まった。
最後は記憶を取り戻してシェラーが倒され、娘と再会を果たし、ようやく成仏を果たした。

ジョイ・ヨシノ(演:イザベラ・ルッソ)

代表作に『Untitled Kourtney Kang Project』、『For Love』などがあります。

ヒロイン。プレスリー家の隣に住んでいる日系アメリカ人。トロンボーンの練習をするも下手すぎる。

学校で人種差別を受けるも真っ向から戦い、ケヴィンを呼びかけて一緒に消してもらった。
アーネストの素性について探っていたケヴィンを図書館で見かけ、ハッカー並みの腕を使う。
独自に調べてアーネストの素性に繋がるシェラーを見つけ、CIAから逃げながら接触した。
最後は家に帰って80歳まで外出禁止を食らうが、ケヴィンとは恋人のような関係になった。

フランク・プレスリー(演:アンソニー・マッキー)

近年の出演作に『デンジャー・ゾーン』、『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』などがあります。

プレスリー家の大黒柱。何度もビジネスをやるも失敗を繰り返し、そのせいで何度も引っ越しをしている。

何度も妻を裏切ってきたせいでケヴィンから信頼を失っていて、父親として認められない。
アーネストの動画を見つけると、勝手にSNSへ投稿して瞬く間に人気となって調子に乗る。
テレビ出演までするもケヴィンを落胆させ、アーネストを売る代わりに家族の安全を守る。
最後はケヴィンの事を認めて、アーネストの娘と引き合わせて、彼の成仏を見送っていた。

メラニー・プレスリー(演:エリカ・アッシュ)

代表作に『みんなのいえ』、『アンクル・ドリュー』などがあります。

プレスリー家の母親。何度も仕事を失敗して引っ越しする夫に甘く、そのせいで振り回されてしまっている。

家に幽霊が出る事を夫や息子たちから隠され、動画を見つけるとアーネストを見て驚いた。
夫がアーネストでビジネスをやろうとして、当初は渋っていたが彼に説得されて認めていた。
アーネストがいなくなってビジネスができなくると、息子を理解しない夫にガッカリした。
最後は逃亡した息子を励まし、アーネストがいなくなると、引っ越しが決まって準備した。

フルトン・プレスリー(演:ナイルズ・フィッチ)

代表作に『シークレット・ソサエティ/王家第二子 秘密結社』、『フォールアウト』などがあります。

プレスリー家の長男。父親が何度もビジネスで失敗して引っ越す事に何も思わず、自分の容姿を気にしている。

新しい家に引っ越しても気にしておらず、学校で好みの女の子を探すだけの興味しかない。
スマホを父親に取られてしまい、勝手に弟の使うとアーネストの動画を見つけて報告した。
父親と再生数が増えていく状況に一喜一憂して、自身もフォロワーが増えて自慢していた。
最後は逃亡から帰ってきた弟に声をかけて、車を壊された事を謝罪されるも気にしなかった。

レズリー・モンロー博士(演:ティグ・ノタロ)

代表作に『アーミー・オブ・ザ・デッド』、『ライフ・ウィズ・ミュージック』などがあります。

幽霊について長年研究している。動画サイトの番組に出演して幽霊は捕まえる事が可能なエネルギー体だと説明する。

本のサイン会で講演をした後、ファンから幽霊の動画を言われるもSNSはしないと拒否した。
テレビでアーネストの動画を見て驚き、CIAに報告して一度は無視されるも次に要請が来た。
過去に携わった「ウィザード・クリップ」で幽霊を捕まえる装置を使い、アーネストを捕獲。
最後はアーネストを拘束する事が間違えだと気づき、監禁されていた彼を自由にしていた。

シップリー捜査官(演:スティーヴ・コールター)

近年の出演作に『ザ・ハント』、『アナベル/死霊博物館』などがあります。

CIA捜査官。アーネストの情報を持ってきたモンロー博士に対し、門前払いするような態度で追い出してしまう。

本格的にアーネストが社会現象になると、捕まえるべき存在としてモンロー博士に要請する。
見事にアーネストを捕獲して監禁していくと、死人という理由からモルモットにしていた。
モンロー博士によってアーネストが解放されるが、追跡ができずにケヴィンたちを捕まえた。
最後はアーネストがシェラーの死で消えたと説明されるが、本当の話しを聞かせてもらえず。

アーネスト・シェラー(演:トム・バウアー)

代表作に『ダイ・ハード2』、『ニクソン』などがあります。

元プロボーラー。アーネストと唯一の繋がりがある人物として、ケヴィンとジョイが家までやって来ていた。

すでにテレビでアーネストの存在を知っていて、いずれケヴィンたちが訪れると待っていた。
ランディは妻の妹の夫だと話し、酒浸りで娘が生まれてすぐに妻が亡くなったと説明した。
実は子供ができない妻の為にランディの娘を奪い、彼を殺害して庭に埋めた過去を持つ。
最後は口封じの為にケヴィンを狙って家に侵入するが、ランディたちの活躍で倒されていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は『パラノーマル・アクティビティ』シリーズや『ハッピー・デス・デイ』シリーズで知られるクリストファー・ランドンが監督と脚本を務めています。
元々はホラー映画で知られるクリストファー・ランドン監督がコメディ映画に挑戦するという意味で、注目するポイントでもありました。
よくある引っ越した家に幽霊がいたというパターンであるけど、本作は怖がる対象ではなく、助ける対象になっている違った視点が非常に良かったです。
何より本作をコメディベースのファミリー映画にして、主人公が家族との絆を取り戻していく展開を自然に盛り込んでいました。
本作はよくあるパターンを使っているが、そこを少しズラしている点で色々と上手く噛み合っていると感じました。
正直言って、ありふれたスタートで期待していなかったが、幽霊であるアーネストを演じたデヴィッド・ハーパーの演技と雰囲気が素晴らしかったです。
幽霊の為に声が一切出せないせいでセリフがほぼ皆無であったが、豊かな表現力とキャラクター作りが上手いので自然と魅力のあるキャラクターになっていました。
そこに助けたい家族と仲違いしている主人公が心を通わせていく展開と、隣人とのちょっとしたラブロマンスなんかもバランスが良かったです。
こういう作品では無理やりねじ込んでいる印象があるけど、本作は本当にちょうどいい具合に他の要素を加えているから嫌悪感がなかったです。
ただ、一つ微妙だったのは幽霊を捕まえる組織に属している科学者たちで、彼らは単なる悪役に成り下がったのはもったないと思いました。
もう少し彼らなりの正義や信念があれば良かったが、余計なエピソードを削る為に簡易な悪役にしてしまったのだろうと思います。
それでも、本作でのデヴィッド・ハーパーは今後の大きな可能性を残していて、もっと彼をメインにした作品が出てきてもおかしくないぐらい良かったです。

コメント

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