【クレイジーズ/42日後】VD-535

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2020/10/16
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ジョニー・マーティン
脚本 マット・ネイラー
製作 ジョニー・マーティン、アニー・ジョーダン
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ある朝、ロサンゼルスのアパートに住むエイデンが目を覚ますと、テレビに緊急放送の文字が並んでいた。
外では人々が逃げ惑い、近くにはヘリが墜落し、あるウイルスの発生のアナウンスがテレビから響く中で感染者たちが襲っていた。
ウイルス発生から42日後、エイデンはついに感染者が蔓延る外の世界へ足を踏み出すのだった。

登場人物&出演者

エイデン(演:タイラー・ポージー)

代表作に『覗かれた隣人』、『コンビニ・ウォーズ/バイトJK vs ミニナチ軍団』などがあります。

主人公。アパートで寝過ごしていると、外での異変をテレビから知ってパニック状態になっていた。

両親や妹とも連絡がつかなくなり、パニックから立ち直って生き延びる為に状況を整理した。
42日に渡る孤独な生活とライフラインの停止、感染者のうめき声で精神的に追い詰められる。
首吊り自殺しようとした時、向かい側の部屋にエヴァの姿を見て、取り止めて接触を図った。
久しぶりの生存者との交流に喜びと希望を持ち、隣の部屋に入って無線機などを手に入れる。
食料調達の為に無茶をしてエヴァに怒られ、そこで警戒していたエドワードに遭遇した。
談笑して食料を持っていこうとして頭を殴られ、目を覚ますとエドワードの捕まっていた。
最後はエドワードを倒し、エヴァと無傷で合流して部屋に戻り二人で生き延びると誓い合う。

エヴァ(演:サマー・スピロ)

代表作に『エンディング・ワールド』、『Big Legend』などがあります。

ヒロイン。エイデンと同じアパートに住んでいた女性。エイデンの部屋の向かい側に住んでいる。

エイデンが希望を失って首吊り自殺しようとして、たまたま外を見ていてお互いに気付いた。
何年か前に婚約していたが破棄され、それ以来、誰とも付き合わず独り身のまま過ごす。
エイデンから接触を持つと、久しぶりの生存者との交流で沈んでいた気持ちが盛り上がった。
無線機を手渡されて人との会話で興奮して、趣味の絵にエイデンをモデルにして描いていた。
エイデンが勝手に部屋を出て食料を探し、無茶した事を聞いて本気でブチ切れて注意した。
部屋に感染者が押し寄せてくると、エイデンが危険を承知で来て二人で彼の部屋に行く。
最後は感染したと思ったエイデンが無傷で、二人で困難を乗り越えようと強く誓い合う。

エドワード(演:ドナルド・サザーランド)

近年の出演作に『アド・アストラ』、『判事オリヴァー・ストレート/全米に裁かれた男』などがあります。

エイデンたちの住んでいるアパートの住人。自家製の槍を作って感染者のいない部屋を出入りしていた。

壁に穴を開けて勝手に入っていて、すでに住人が自殺をして死体をどこかに処理をしていた。
やって来たエイデンを警戒していたが、敵意がないと知って食べ物を与え談笑を楽しんだ。
実は妻が初期段階で感染してしまい、飼い犬を与えて飢えを凌ぎ次に人間を与えようとした。
油断したエイデンを妻の食料にしようとして、エヴァからの無線によって部屋を離れていた。
最後は縛られていたエイデンが逃げると、槍を突き出すもかわされ、妻に食われてしまう

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『未体験ゾーンの映画たち2021』にて上映された作品となります。
2010年に公開された『クレイジーズ』の続編と思われる邦題だが、残念ながら無関係です。
しかも、同年にNetflixで公開された『#生きている』と同じ脚本家で、内容もほぼ似たような展開になっています。
当初は場所が欧米なので何も感じなかったが、物語が進んでいくと既視感たっぷりの場面が出てきて頭の中で連想しました。
すぐに調べてみると、上記のように同じ脚本家がいて、なぜか流れが同じような物語にしてしまっています。
特にリメイクというワケじゃなく、一応本作の方が2ヶ月早く公開されているので、オリジナルになると思われます。
ただ、作品の面白さとして韓国版の方が数段上で、本作に関しては設定やちょっとした流れはあまり良くなかったです。
韓国版では追い詰められていく主人公の様子と、途中で出会うヒロインとの交流を上手く描いていました。
それに対して、本作は主人公が42日間も閉じこもっているような印象がなく、ヒロインとの出会いは単なる下心にしか見えなかった。
もし、出会ったヒロインが年上の見た目があまり良くなかったら主人公の反応はどうだったのか気になるところです。
先に韓国版の方を鑑賞してしまったので、残念ながら本作はどうしても比べてしまうが、すべてにおいて劣っていました。
知名度としては本作になぜかドナルド・サザーランドが出ていて、感染した妻を救いたい異常な精神状態になる老人を好演している。
というよりは、最近のドナルド・サザーランドはこういう役ばっかりで、あとはネームバリューで押しているような印象がある。
あと、韓国版と大きく違うのは感染者に意識があって生きている人間しか食べず、普通に死んでしまうのでゾンビ映画ではないです。
これは『28日後…』と同系列の感染系ホラー映画であって、ゾンビ映画とは似て非なるものとして考えています。
韓国版は完全にゾンビとして扱っているせいか、容赦なく主人公やヒロインに襲ってくる怖さと緊張感は伝わってきました。
しかし、本作は意識があって普通にしゃべっている分、その怖さと緊張感が薄れてしまい、主人公たちが窮地に立たされている雰囲気があまり感じられなかった。
なぜ同じような脚本を使っているのか分からないが、これでハッキリと韓国の方が映画を作る上で一枚上手だと分かってしまう作品となりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました