【トランク/走る密室】VD-1006

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洋画

作品データ

公開年月 2024/01/26
ジャンル サスペンス/アクション
原作 なし
監督 マルク・シーサー
脚本 マルク・シーサー
製作 マルク・シーサー、トビアス・ローフ
製作国 ドイツ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

外科医のマリーナは婚約者のエノと半年間の南米旅行へ行くべく、空港までヒッチハイクをしながら向かおうとしていた。
知らない車のトランクで目を覚ましたマリーナは、なぜか足が動かず外に置いてあったゴミ袋の中でスマホが鳴っている事を知ってなんとか手にした。
トランクの中でマリーナは父親や警察に助けを求める中、腹部から血を流していると判明して腎臓を抜き取られた事を知るのだった。

登場人物&出演者

マリーナ・エミリア・フォス(演:シーナ・マルテンス)

代表作に『Schwere l o s』、『パルフュメア/禁断の調香』などがあります。

主人公。28歳の医学生。知らない車のトランクで目を覚まし、出ようとして足が動かない事に気づく。

外に頭を出してスマホが鳴っていると知り、運転手が来る前になんとか取り出して戻った。
一度冷静になってから姉に電話で助けを求めるも相手にされず、自分の状態を確認していた。
警察と電話が繋がって状況を話すが、途中から父親の通話が入るも脅迫メールを知った。
腎臓を取られている事を知って、開いた傷口を靴紐でなんとか閉じて冷静になろうとした。
ガソリンスタンドに止まって助けを求めるも運転手が脅迫し、酒瓶を置いて証拠を残した。
エノが黒幕だと分かって妊娠を彼に伝え、運転手を裏切った彼が殺されナイフを手に入れた。
最後は車を横転させて湖に落ちるが、なんとか自力でトランクから脱出して生還を果たした。

エリーザ(演:ルイーゼ・ヘルム)

代表作に『アンツ・イン・ザ・パンツ!』、『ベルリン/60分の愛人』などがあります。

警察の女性オペレーター。マリーナから通報を受けて状況を聞くが、イタズラ電話として切ろうとした。

マリーナから必要な情報を受け取って身元確認すると、本当に拉致されたと知り対応する。
現在位置がないと何もできないと説明して、位置情報をもらうも基地局の近くしかできず。
途中でマリーナの父親から電話があって通話を中断され、再び繋がると対応の説明していた。
ガソリンスタンドに車が止まり、抵抗するマリーナにアドバイスを送って追跡を始める。
車が隣国のチェコに入ってしまうが、二国間で協力してマリーナを助けようと訴えていた。
運転手が事故を起こして追跡するも間違った方向に行くが、マリーナに必ず助けると話した。
最後はマリーナが車を横転させて湖に落ちて脱出し、チェコ警察が現場へ駆けつけさせた。

エノ・ベント(演:アルチョム・ギルツ)

代表作に『100日間のシンプルライフ』、『さえない私にさようなら』などがあります。

マリーナの婚約者。マリーナとともに半年間の南米旅行に出かけようとヒッチハイクをしていた。

運良く乗せてもらった男が臓器売買する危険な人間で、銃を突きつけられ抵抗できずにいた。
マリーナから連絡を受けても返答ができず、どんな状態か分からないままになっていた。
ようやくマリーナと連絡が付いて、車に乗っているが脅迫を受けているとして警告をした。
実は借金を抱えていて、ずっとマリーナに隠すもバレそうになって彼女を利用しようとした。
マリーナに頼られていたが、もう自分ではどうしようもできず悪い事に手を染めていた。
妊娠しているとマリーナから告げられると、運転手を説得するも失敗して無理やり車を停止。
最後は運転手の銃弾を食らって致命傷を負い、トランクに詰められて死亡してしまう。

運転手(演:パウル・カイロ)

代表作に『APP/アプリ』、『クリステン』などがあります。

マリーナを誘拐した車の持ち主。マリーナの持ち物をゴミ袋に入れたが、スマホを取られている事に気付かず。

マリーナが目を覚ましている事を知らず、出発する前に酒を飲んでそのまま瓶を放り込んだ。
ガソリンスタンドに立ち止まって給油していると、目覚めたマリーナの悲鳴を聞いていた。
すぐにトランクを開けてマリーナに無駄だと説明して、始末したくないと警告していた。
当初はエノから持ちかけた話しで契約通りに移動しるが、マリーナを助ける話しを無視した。
エノに頭を殴られて車を止めてしまうが、裏切ったとして銃撃して彼をトランクに押し込む。
最後はマリーナによって車を横転させられ、湖に突っ込むとその衝撃で死亡して沈んだ。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はアマゾンプライムビデオのオリジナル映画となっています。
この作品は『Points of View』や『Shattenmoor』で知られるマルク・シーサーが監督、脚本、共同製作を務めています。
珍しいアマゾンプライムビデオのオリジナル映画となっているが、これはNetflixのオリジナル映画と似たような感じだと言える。
動画配信を前提に作られている作品になるので、スケールに関しては小さい方が向いていると分かります。
この作品は基本的に車のトランクに押し込められた主人公が孤軍奮闘していくが、そこで真実を知っていく感じです。
こういう狭い場所での作品は決して珍しいとは言えないが、本作の主人公は身体だけじゃなく精神も追い詰められていきます。
主人公は父親が医者で金持ちであり、何不自由なく生きていて優秀な外科医として働くも婚約者に依存してしまって全部が壊れています。
過去に手術でミスをして少女が亡くなってしまい、そのせいでキャリアが終わって結果的に婚約者へ依存している感じになります。
ただの女性として婚約者と旅に出るが、そこで捕まって腎臓まで抜き取られて追い詰められる緊張感があります。
こういう作品は一定の緊張感を保たないといけないが、そこら辺の演出は上手く機能してハラハラさせられます。
しかしながら、あまりにも主人公が強すぎる上に誘拐した運転手や裏切った婚約者の背景が説明だけで今ひとつな印象でした。
それに作る側の都合に合わせた構成になっているのが伝わってきて、そこら辺も少し冷める要素になってしまったと思います。
作品として主人公と悪役のバランスが悪く、もっと誘拐する側の強烈なキャラクターがあればいいかと思いました。

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