【シャーク・ショック】RE-2720

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洋画

作品データ

公開年月 2017/08/02
ジャンル パニック/アクション
原作 なし
監督 グリフ・ファースト
脚本 グリフ・ファースト、ネイサン・ファースト、ほか
製作 リチャード・ブラウン、マット・シアソン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

低所得者用住居エリアの不動産オーナーであるオコナーは、家賃滞納者を追い出そうと自然災害に見せかけた堤防の破壊計画を部下に命じる。
住民のロブに現場を目撃されるが、大洪水が起きると家々が流され、更に巨大サメまで侵入してしまう。
堤防の破壊で極度に帯電したサメたちは、出会った被害者を瞬時に感電させ、次々と餌食にするのだった。

登場人物&出演者

ロブ(演:トーマス・イアン・ニコラス)

代表作に『アメリカン・パイパイパイ!完結編/俺たちの同騒会』などがあります。

主人公。ソギー・メドウズの住民。トレーラーハウスで恋人のジョリーンと一緒に暮らす。

低所得者が集まるトレーラーハウスでは、器用な人物として車にエアコンを直接取り付ける。
更にお金をなんとか節約しようと風車を取り付け、そこから電力をまかなおうと考える。
物語のほとんどはゴムボートに乗っていて、人馬一体ならぬ人ゴムボート一体を実践した。
最後は始末に来たデコナーを倒し、サメを吊って風車に引っかけてバラバラにして勝利する。

ジョリーン(演:ルール・ジョボービック)

代表作に『Only the Brave』などがあります。

ロブの恋人。ソギー・メドウズで一緒にロブと暮らし、ささやかながらも幸せに暮らす。

ソギー・メドウズではロブが一番器用だと主張し、車の窓にエアコンを取り付けてもらう。
他に娯楽がないので基本的に住民やロブとのやり取りが中心で、頭の中はエロがほとんど。
大洪水となった後、トレーラーハウスで溺れるところをルーファスに助けてもらった。
最後はルーファスから習った投げ縄でサメの尾を引っかけ、風車に引っかかって倒した。

ルーファス(演:クリント・ジェームス)

代表作に『ジョナ・ヘックス』、『マグニフィセント・セブン』などがあります。

ソギー・メドウズの住民。馬を所有し、銃や帽子など見た目は完全にカウボーイそのもの。

隣人のワイアットといつも揉めていて、殴り合いをしているが小学生のケンカにしか見えず。
大洪水に見舞われると、愛馬のデュークをなんとか探し出すがサメに食われてしまう。
デュークの為にサメを倒そうとロブにアイデアを出し、ビールの樽を括り付けようとする。
最後はサメのロープを引っかけて水上スキーするも、結局は水に落ちて食われてしまう。

デイジー(演:イリース・バーググリーン)

代表作に『Shepherd』、『Family og Lies』などがあります。

ソギー・メドウズの住民。尻軽女として知られる。いつも酔っぱらっている完全なるビッチ。

隣人のワイアットを一夜限りで誘ったが、そのせいで彼の恋人であるバーブと口喧嘩する。
実はスウェイジとは仲間であったが、裏切った彼に怒りを覚えるも始末される状況になる。
サメのおかげで始末されずに済んで安心していたが、スウェイジに連れ出されてしまう。
最後はカメラを横取りしたスウェイジの運転する水上バイクを邪魔し、木に衝突して助かる。

クレオン(演:ハリウッド・マクフィリン)

本作が長編映画デビュー作となります。

ソギー・メドウズの住民。陽気な黒人で神を信奉している。いつも肉を焼いている。

神にいつも感謝して、住民の間でトラブルがあると率先して平和であるべきだと主張した。
大洪水に見舞われると、トレーラーハウスに閉じ込められるが、自力で屋根に登った。
すべてがデコナーのせいだと知り、ルーファスがサメからカメラを取り出す作戦に賛同する。
最後は付いた肉を冷蔵庫から取り出すが、サメは一切見向きもせずに食われてしまう。

スウェイジ(演:デヴィッド・カラウェイ)

代表作に『マグニフィセント・セブン』、『LOGAN/ローガン』などがあります。

元ソギー・メドウズの住民。不動産オーナーのデコナーの部下になって手足として働く。

ソギー・メドウズの住民を全滅させるべく、堤防を破壊しようとするがロブに目撃される。
元カノであるジョリーンだけを助けようとするが、デコナーから始末を命じられて行う。
部下に見かけたデイジーの始末を命じるもサメに食われたので、自ら彼女を迎えに行った。
最後はカメラを手に入れて逃げようとするが、デイジーが暴れて木に衝突して死亡した。

デコナー(演:デニス・ハスキンズ)

代表作に『レッド・ウォーター/サメ地獄』、『荒野はつらいよ/アリゾナより愛をこめて』などがあります。

ソギー・メドウズを所有する不動産屋。家賃を滞納している住民たちを追い出そうと企む。

過去に共同経営していた三人組の裏切りに遭うと、自ら始末をつけて彼らの皮で靴を作った。
あまりにも役に立たないスウェイジに嫌気が差し、今度は自らの手で後始末をする。
サメがいる場所にたどり着くと、ジョリーンを処刑しようとするが背後からロブに蹴られる。
最後は刃物でロブたちを追いつめるが、吊られたサメが尾を振った勢いで首が飛んで死亡。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『ゴースト・シャーク』や『シン・ジョーズ』などで知られるグリフ・ファーストが監督を務める作品となっています。
これまでグリフ・ファースト監督はサメ映画の可能性を大いに追求してきています。
『ゴースト・シャーク』では文字通り、幽霊と合体したサメの脅威を描いていたけど、残念ながら今一つの内容でした。
『シン・ジョーズ』では核融合と合体しましたが、こちらは奇跡的にギャグが面白くて、まさかの良作となっていました。
このようにグリフ・ファースト監督は果敢にサメ映画の可能性を広げてきたが、今回も分かりやすい電気との合体を実現させました。
電気をケーブルを噛んだだけでまさかの帯電体質となって、デンキウナギのように獲物を痺れさせる能力を付加させました。
まず、大前提として川になぜホオジロザメがいるのか説明がまったくないのはご愛敬です。
今回のサメはかなり奮闘していて、電気を浴びせられて爆発に巻き込まれても、果敢にも人間を襲うという気骨さを貫いていました。
実は本作で一番真面目に活躍していたのはサメであり、あそこまでボロボロになっても使命を全うした事に拍手を送りたい。
個人的には『シン・ジョーズ』の雰囲気を期待していたが、やはり、その作品は偶然が偶然に重なって出来上がった奇跡のサメ映画だったようです。
本作では少しだけギャグを入れているが、中途半端すぎて凍えそうなぐらい寒さを感じた。
注目するべき感電させるサメの設定もほとんど活かされず、ただでさえ川にいるはずのないホオジロザメがいるインパクトに負けてしまっている。
もちろん、ストーリー展開はずっとグダグダでダラダラで緊張感がなく、登場人物たちも知能指数が低いせいで危機感がまったく伝わらなかったです。
そして、クライマックスで容赦なく連続する主人公たちの「運」も、アイデア不足が見え隠れしてしまいました。
本作は『シン・ジョーズ』の再来を期待すると裏切られてしまう作品であり、『ゴースト・シャーク』レベルだと思って鑑賞した方が良かった作品でした。

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