【ZOMBEEゾンビー/最凶ゾンビ蜂襲来】RE-2721

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洋画

作品データ

公開年月 2017/10/25
ジャンル パニック/ホラー
原作 なし
監督 ミルコ・デイヴィス、トーマス・マートウィック
脚本 ミルコ・デイヴィス
製作 チャーリー・アリゲン、デニス・ルメール
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

弟のジョーダンを目の前で警官に撃ち殺されたJBは、その悪夢に苛まれ、目を覚ますとロサンゼルスのあらゆる場所で爆音が響いていた。
危険を察したJBは妹のチカ、親友のタブスとともに安全な場所へ避難するべくロサンゼルスを離れようと試みる。
何もない田舎道でJBたちがトラブルに巻き込まれると、そこへフィアーゴ保安官が仲裁するもハチの大群に襲われてしまうのだった。

登場人物&出演者

フィアーゴ(演:ステイシー・ピーターソン)

代表作に『Eat』、『2nd Greatest』などがあります。

保安官。地元民のジェシーとJBたちが揉めているところに来て、その仲裁をしようとする。

ハチの大群に襲われるとすぐに車へ入るよう指示するが、ジェシーの友達が殺されてしまう。
その後、車が壊れたJBたちを乗せて保安官事務所に向かうがよそ見運転で車を失う。
近くの家に不法侵入して家主を縛り上げ、彼の車で逃走するべく説得して取りに行かせる。
最後は神の信仰を再び持って祈りをするが、チカが女王バチだと知って襲われて生死不明。

JB(演:ルセリス・アウミーン・ペリー)

代表作に『ゾンビ・レックス/殺人ゾンビ恐竜誕生』などがあります。

ギャング。過去に理由もなく警察官に弟を殺されている。それ以来、警察官が大嫌い。

ニュースでロサンゼルスがダメになったと知り、妹と親友を連れて遠くへ逃げ出そうとする。
出会ったフィアーゴ保安官をずっと罵っているが、なぜか命を救うという矛盾を生み出す。
実は過去に殺された弟を撃った犯人がフィアーゴ保安官だと知っていたという偶然の出会い。
最後はついにブチ切れてフィアーゴ保安官を殺そうとするが、カサンドラに撃たれて死亡。

チカ(演:マリア・デコスト)

本作が長編映画デビュー作となります。

JBの妹。過去に弟が殺されているが、その話に触れない兄に気を遣っている。

ギャングであっても育ててくれた兄のJBを慕い、彼の言う事をずっと聞いていた。
ロサンゼルスから逃げる途中、ジェシーたちと揉め事になって冷静に話し合うよう説得する。
暴走するJBよりも仲裁に入ったフィアーゴ保安官を信用して彼女の方に寄り添う。
最後は正体が女王バチという超展開を生み出し、フィアーゴ保安官とカサンドラに牙をむく。

ジェシー(演:シェイル・ル・ペイジ)

代表作に『ゾンビ・レックス/殺人ゾンビ恐竜誕生』があります。

田舎道を通ろうとしたJBたちに友人とともに銃を向けて進行を防いでいた地元民。

威勢が良かったのは最初だけで、大群のハチが現れてから本性であるビビリな性格が出る。
その後はずっとビビった状態になっていて、車が崖下に落ちそうな時もパニックになる。
暴走していたJBよりも役に立たず、ずっとパニックとビビリな状態を維持していた。
最後は車を手に入れて独りになり、ビビって逃走するもガス欠になってハチに殺された。

カサンドラ(演:テア・サコリッティ)

代表作に『Body Keepers』などがあります。

フィアーゴ保安官が不法侵入した家にいた家主の娘。ずっとぬいぐるみを抱いている。

不法侵入したJBに話しかけるが、父親からは強く止められるもそのまま続けた。
なぜか途中から神に対する信仰を持つべきだと言い始め、父親は大丈夫だと言い放つ。
結局、車から必死に帰ってきた父親がハチに刺され、絶命する前に母親の形見をもらった。
最後は祈りでハチたちから助かって外に出るが、チカが正体を暴いて生死不明となった。

農場主(演:ジェフ・ピーターソン)

代表作に『2nd Greatest』などがあります。

フィアーゴ保安官が不法侵入した家の家主。家を調べていた保安官に正論を言っていた。

亡くした妻に誓って何があっても娘だけは絶対に守る信念を持ち、保安官たちを追い出す。
しかし、後からやって来たJBに殴り倒され、結局は彼と一緒に縛られる事になる。
保安官の娘を出しに使った説得に負けてしまい、納屋まで車を取りに行くハメに。
最後は車から家に走って戻るが、ハチに刺されてしまい、死ぬ前に母親の形見を手渡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は『WAC(ウェルカム・アメイジング・シネマ)2017』にて上映された作品です。
ゾンビ映画といのは何度も言っているように無限の可能性を持ったジャンルです。
その中で必ずしも人間だけがゾンビ化するワケじゃなく、時にはサメや犬、それにビーバーだってゾンビになります。
本作はついに虫がゾンビになるような設定だと思えば、実はまったく違うという詐欺でした。
まず、なぜ大量のハチが出現しているのか説明がほぼなく、次にロサンゼルスの地震もまったく説明がありません。
つまり、本作は思いついたアイデアをただ何も考えずにぶち込んでいるだけの作品である。
思いつきで作品を作るとこんな風になってしまうという見本で、キャラクターの言動がずっと矛盾していました。
特に主人公的な立場となる保安官のセリフがあまりにも矛盾しすぎて、自然とツッコミを入れたくなります。
「私はもう命令はしない」→「行くわよ(命令口調)」、「神に祈りなさい」→「神への信仰なんてない」という具合です。
これが物語の過程で変化していくならば分かりますが、これらのセリフはほとんど間を空けずに言っている。
それを聞いた時には思わず「えっ?」と呆然としてしまうほど、前のセリフを打ち消すセリフを被せていました。
あとはギャングの方々だけど、仲間が崖下に落ちそうな車に取り残されているのに棒立ちで何もしません。
それなのに仲間を助けた保安官をずっと罵倒するし、逆に正論を言ったギャングを保安官がいきなり殴り倒す。
もうネタだとしか思えないような登場人物たちの言動が序盤から展開され、本編よりもそっちの方が気になりました。
それで本編についてはほとんど触れておらず、途中から身の上話しが中心になるが、結局はストーリーとはあまり関係ないという。
本作は一応ゾンビ映画であるけど、新たな試みをしようとした結果、本来のゾンビ映画に必要な条件を満たしていない本末転倒な内容になりました。
なぜかやたらと「神への信仰」を持ち出しているけど、もはや何がしたいのか分からない作品でした。

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