【ランボー/ラスト・ブラッド】RE-3406

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アクション

作品データ

公開年月 2019/09/20
ジャンル アクション
原作 なし
監督 エイドリアン・グランバーグ
脚本 マシュー・シラルニック、シルヴェスター・スタローン
製作 アヴィ・ラーナー、ケヴィン・キング・テンプルトン、ほか
製作国 アメリカ、スペイン、ブルガリア
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

幾多の戦いに身を投じてきたベトナム戦争帰りの元グリーンベレー兵士のジョン・ランボーは、故郷のアリゾナで友人のマリアとその孫娘のガブリエラと牧場を営んでいた。
ところがある日、ガブリエラがランボーに内緒で実の父親に会うべくメキシコへ向かい、人身売買カルテルに拉致されてしまう。
娘同然のガブリエラが消息を絶ったと知り、心配するランボーはすぐにメキシコへ渡って単独で救出をするのだった。

登場人物&出演者

ジョン・ランボー(演:シルヴェスター・スタローン)

近年に出演作に『大脱出』シリーズ、『クリード/炎の宿敵』などがあります。

主人公。ベトナム戦争帰りの元グリーンベレー。古くからの友人のマリアの牧場で同居している。

普段は馬の世話などをしているが、有事の時はボランティアとして人助けをしている。
本当の父親に会う為にメキシコへ行ったガブリエラを探しに行くが、ボコボコにされてしまう。
カルメンの助けでガブリエラを助けるも死んでしまい、復讐を誓って家に罠を仕掛ける。
最後はウーゴとその部下たちを全滅させ、復讐を遂げるも負傷して椅子に座ったまま遠くを見る。

ガブリエラ・ベルトラン(演:イヴェット・モンレアル)

代表作に『Runaway』、『Lowriders』などがあります。

マリアの孫娘。ランボーを父親のように慕っていて、誕生日プレゼントにナイフをもらった。

メキシコに渡った友人から父親を見つけたと聞き、どうしても会いたいとランボーに話す。
ランボーに説得されて一度は諦めるが、翌日には母親の警告を無視して勝手にメキシコへ行く。
実の父親に会うも罵倒されて傷心すると、裏切ったジゼルによりマルティネス兄弟に売られた。
最後は薬漬けにされてランボーにたすけだされるが、結局は持ちこたえられずに死んだ。

マリア・ベルトラン(演:アドリアナ・バラッザ)

代表作に『バベル』、『スペル』などがあります。

ランボーの古い友人。広大な土地を所有し、孫娘のガブリエラとランボーたちと暮らしている。

ガブリエラが実の父親に会いたいと言い出すと、烈火の如くブチ切れて絶対に許さなかった。
勝手に父親を探す為に出て行ったガブリエラを心配して、ランボーに話して探してもらう。
マルティネス兄弟によって薬漬けにされ、死んだ孫娘を見てどん底の悲しみに暮れていた。
最後は孫娘を失って家にいる意味がなくなり、ランボーの進言で妹のところへ身を寄せる。

カルメン・デルガド(演:パス・ヴェガ)

代表作に『素敵な人生のはじめ方』、『ザ・スピリット』などがあります。

メキシコに住んでいる女性。フリーのジャーナリストとしてマルティネス兄弟を追っている。

クラブでガブリエラを連れ出した男をボコボコにしたランボーを見かけ、彼の様子を見ていた。
ランボーがマルティネス兄弟にボコボコにされ、すぐに駆けつけて医者に頼んで治療させた。
過去にマルティネス兄弟に妹を拉致され、遺体で見つかってから2年も経過して悲しみが癒えず。
最後はガブリエラの復讐をしたいランボーに説得され、マルティネス兄弟の居場所を教えた。

マヌエル(演:マルコ・デ・ラ・O)

本作が長編映画デビュー作となります。

ガブリエラの実の父親。妻と娘を捨ててメキシコに渡って、それ以来一切会っていない。

妻に対して何度も暴力を振っていたが、そこへ来たランボーに止められて家を出て行った。
メキシコまでやって来たガブリエラと再会して、彼女の期待を裏切る罵倒で突き返した。
最後はガブリエラを探しに来たランボーに尋ねられるが、追い返したと話して無事に済んだ。

ジゼル(演:フェネッサ・ピネダ)

代表作に『トラブル・マリッジ/カレと私とデュプリーの場合』、『Mosquita y Mari』などがあります。

メキシコに渡ったガブリエラの女友達。ガブリエラに父親を探し当てたとして連絡を入れた。

久しぶりに再会したガブリエラに処女かと聞いた後、早速と父親の元に連れて行った。
父親に罵倒されて傷心状態だったガブリエラをクラブに連れ出し、そのまま逸れてしまう。
やって来たランボーにガブリエラの行方を尋ねられ、彼女を売り飛ばした事がバレた。
最後は脅迫を受けてクラブまでランボーを連れて、若い娘を拉致する男を示した帰った。

ビクトル・マルティネス(演:オスカル・ハエナダ)

代表作に『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』、『ロスト・バケーション』などがあります。

兄のウーゴとともに麻薬や人身売買をする組織の幹部。主に若い娘を誘拐して売り飛ばしている。

ウーゴが新たなビジネスを始めようとするが、邪魔だと言われて外されるとブチ切れた。
ガブリエラを含めた若い娘を売春宿に集めると、逃げられないように釘を刺す脅迫をした。
乗り込んできたランボーをそのまま返した兄に腹を立て、殺すべきだと強く主張した。
最後は復讐を誓ったランボーに不意を突かれ、惨殺されて生首を道路に放り込まれてしまう。

ウーゴ・マルティネス(演:セルフオ・ペリス=メンチェータ)

代表作に『バイオハザードⅣ/アフターライフ』、『朝食、昼食、そして夕食』などがあります。

麻薬や人身売買をするカルテルのボス。メキシコだけじゃなくアメリカまで商売を拡大しようとする。

頭の悪い弟のビクトルに振り回されないようにビジネスから外すと、勝手に動かれてしまう。
乗り込んできたランボーをボコボコにして、弟にガブリエラを薬漬けにして商売をさせた。
復讐を誓ったランボーに弟を惨殺されてしまい、ブチ切れて部下を引き連れて彼の家まで行く。
最後はランボーが仕掛けた罠に部下をすべて殺され、弓矢で磔にされて心臓を抉られて死亡。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は『ランボー』シリーズにおいて5作目で完結編となります。
第一作目が1982年に公開され、それから約40年の時を経て、ついに完結しました。
ジョン・ランボーを演じるシルヴェスター・スタローンが36歳の時に始まり、73歳になってシリーズが終わりを迎えました。
自分の中では『ランボー3/怒りのアフガン』で終わっていましたが、まさかそこから2作も作るとは思わなかったです。
さすがに当時全盛期だった頃に比べて激しいアクションはできなくなったが、それでも70歳を超えていると考えればスゴイ事です。
まず、ジョン・ランボーというキャラクターは決して良い人生ではなく、常に彼の背後には「悲しみ」というモノが存在しています。
ジョン・ランボーは殺人マシンに変えられたが、そのせいで故郷へ帰ると普通に生きられない状態になってしまう。
そこで第一作目が始まって、二作目と三作目は戦場に引っ張り出され、四作目も巻き込まれるような感じで戦場へ行く。
そして、本作に関してはジョン・ランボー自身の人生が最後の戦いをするが、決して晴れやかなモノではなかったのです。
まさしくジョン・ランボーの人生を表現したような作品で、救おうとしても救えなかった自分の無力さを感じながら復讐していきます。
とにかく、相手を徹底的にぶっ殺していくが、そこには爽快感はなく、あくまで救えなかった命の無念を晴らす為だけに行動するジョン・ランボーは本当に悲しいです。
クライマックスでは麻薬カルテルを片付けますが、最後にジョン・ランボーが見る景色に彼の虚しい人生を感じさせました。
更にエンドロールで第一作目のダイジェストが流れ、ジョン・ランボーという男の人生も終わったと思うと、とても感慨深いモノがありました。
とても悲しい戦いを強いられたジョン・ランボーだが、それこそ彼の人生だと言える納得の結末だったと思います。

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