【TENET/テネット】RE-3411

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2020/08/26
ジャンル SF
原作 なし
監督 クリストファー・ノーラン
脚本 クリストファー・ノーラン
製作 クリストファー・ノーラン、エマ・トーマス
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ウクライナのオペラハウスで起きたテロ事件で、人質救出作戦に参加し捨て身の活躍した男は、適性を見込まれてあるミッションを託される。
それは未来から来た敵と戦い、世界を救うという男が経験もした事ないミッションと知らされる。
男は“TENET”と呼ばれる謎の組織の存在を知らされ、ある女性科学者から時間を逆行させ、人や物を過去へ移動させられる不思議な装置の説明を受けるのだった。

登場人物&出演者

名もなき男(演:ジョン・デヴィッド・ワシントン)

代表作に『マルコムX』、『ブラック・クランズマン』などがあります。

主人公。CIAエージェント。オペラの襲撃事件で捕まるが、仲間を想う行動力でTENETに雇われる。

敵が分からないまま指示を受けて動いていくと、武器商人のセイターとの接触を試みる。
キャットを利用して、アルゴリズムを手にするが逆行したセイターによって奪われた。
アルゴリズムが起動する前に奪還する作戦に参加し、ニールのサポートで阻止に成功した。
最後はすべての計画は未来の自分が立てたと知り、キャットの命を助けてTENETを組織する。

ニール(演:ロバート・パティンソン)

近年に出演作に『悪魔はいつもそこに』、『キング』などがあります。

名もなき男に協力する男。インドの武器商人であるプリヤに名もなき男を会わせる為に協力する。

アルゴリズムの一部を手に入れる為にオスロ空港へ侵入し、未来の名もなき男に遭遇する。
プロトニウム241を警察から奪うが、高速道路でセイターたちに襲撃されて奪われた。
実は未来の黒幕である名もなき男の友人で、過去の彼をサポートする為に来ていた。
最後は名もなき男を洞窟から救い出し、永遠の別れを告げて逆行してまた助けに行った。

キャサリン・“キャット”・バートン(演:エリザベス・デビッキ)

近年に出演作に『ロスト・マネー/偽りの報酬』、『クローバーフィールド・パラドックス』などがあります。

絵画の鑑定士。武器商人のセイターに弱みを掴まれていて、息子の為に自由を奪われている。

名もなき男がセイターに接触するべく、ゴヤの贋作を取引材料として為に利用される。
プロトニウム241の所在を名もなき男から聞き出す為、逆行のセイターに撃たれてしまう。
傷を治療する為に名もなき男たちに逆行させ、完治するとセイターを引き止める役になる。
最後はガマンできずにセイターを射殺し、名もなき男に守られて息子と自由な生活に戻る。

マヒア(演:ヒメーシュ・パテル)

代表作に『イエスタデイ』、『イントゥ・ザ・スカイ/気球で未来を変えたふたり』などがあります。

名もなき男に協力する男。オスロ空港にある保管庫のセキュリティを突破する為に協力する。

食事を運ぶ係として貨物機に潜り込むと、すぐに搭乗している人間を追い出してジャックした。
作戦通りに名もなき男とニールが待つ保管庫に突っ込み、技術員に紛れて脱出を果たした。
逆行したキャットを自殺してアルゴリズムを起動させようとするセイターの元に送っていった。
最後は指示を無視してセイターを殺したキャットを慌てて船に乗せ、名もなき男たちに連絡した。

プリヤ・シン(演:ディンプル・カバディア)

代表作に『ボビー』、『ルダーリー』などがあります。

インドの武器商人であるサンジェイ・シンの妻。その正体こそ本当の武器商人で夫は広告塔。

逆行する弾丸を作っていたとして名もなき男たちがやって来ると、セイターが元凶と説明。
プロトニウム241を奪われない為に私設部隊を送り出し、名もなき男たちをサポートした。
逆行した名もなき男から未来を変えると言われるが、すぐ賛同できなかったが承知をした。
最後は知りすぎたキャットの暗殺を企てるが、本当の黒幕だった名もなき男に始末された。

アイヴス(演:アーロン・テイラー=ジョンソン)

近年に出演作に『アウトロー・キング/スコットランドの英雄』、『ザ・ウォール』などがあります。

“TENET”の私設部隊指揮官。高速道路で襲撃された名もなき男たちの後処理にやって来る。

逆行についてのルールを理解し、人質に取られたキャットとセイターたちを見ていた。
逆行した世界に入って痕跡を素早く消して、名もなき男たちの為に色々と用意させた。
スタルスク12の戦いでは順行状態・赤チームの隊長を務めわアルゴリズムの回収を担当。
最後はアルゴリズムを分解して名もなき男に一部を渡し、二度と会わないとして立ち去る。

ボルコフ(演:ユーリー・コロコリニコフ)

代表作に『6アンダーグラウンド』、『殺人狂騒曲/第9の生贄』などがあります。

セイターの忠実な部下。長身のスキンヘッド。常にセイターの近くにいて指示を受ける。

名もなき男がセイターの会食に現れると、始末する時に控えるま予定が変わって外へ送る。
プロトニウム241を奪う為にセイターと逆行し、高速道路から拾い上げて入手した。
逆行する前のセイターの指示を受けて、組み立てたアルゴリズムを地中に埋めようとした。
最後はアルゴリズムを奪いに来た名もなき男と対決し、逆行したニールの活躍で倒された。

アンドレイ・セイター(演:ケネス・ブラナー)

近年に出演作に『ナイル殺人事件』、『オリエント急行殺人事件』などがあります。

ロシアの武器商人。地図に載っていないスタルスク12出身で、未来人から契約を持ちかけられた。

巨万の富を手に入れる代わりとして、世界の時間を逆行するアルゴリズムの入手に奔走する。
名もなき男が手に入れたプロトニウム241を奪い取り、アルゴリズムを完成させていた。
末期の膵臓ガンで命が残り少なく、一番良かった日に戻って自殺し、世界の破滅を企む。
最後は名もなき男に助けられ逆行したキャットに射殺され、世界の破滅もできずに失敗した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は『第45回報知映画賞』の海外部門で作品賞を受賞し、『第75回毎日映画コンクール』の外国映画部門でTSUTAYAプレミアム映画ファン賞を受賞しています。
天才と呼ばれているクリストファー・ノーランによる監督と脚本の最新作で、映画好きの間で話題になった作品でした。
これまでの作品と同じく難解な内容になっていて、一度の鑑賞ではすぐに理解できない。
可能な限り一度だけの鑑賞で理解しようと思ったが、途中から何がどうなっているのか分からなくなり、必死に食らいつくだけで精いっぱいでした。
物語の途中から時間が逆行していく展開になるが、しっかりと理解していないと分からないような構造になっていました。
やはり、鑑賞した後に解説しているサイトを読んでから頭の中で振り返らないと分からない。
内容としては未来人が現代人を犠牲にしても、自分たちを助けようとするが、近未来人が阻止しようとするような感じでした。
本作には近未来人や未来人が直接登場しないが、彼らからこの痕跡で物語を構築しているような少し分かりにくい構造となっている。
ただ、基本的な構造さえ分かっていれば、主人公たちの目的や行動も把握できるので、二度の鑑賞か解説サイトを読めばいいだけです。
しかしながら、この作品はエンターテインメント性を最初から捨てていて、映画をあまり観ない人々には厳しい内容だと言える。
あくまでちゃんと物語を理解したい映画好きをターゲットにしているような印象があった。
個人的には初見だと作品の面白さよりも、謎を解く方に思考を持っていかれ、エンターテインメントとしては微妙なところです。
単純なタイムトラベル作品じゃなく、もっと複雑であって大胆な試みは面白いけど、後世に残るほどではないかと感じました。
今回は期待値のハードルを上げすぎて、物語を理解しようとした事もあって、そこまでは楽しめなかったのは残念でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました