【ブラッド・パンチ/タイムループの呪い】VD-885

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洋画

作品データ

公開年月 2013/10/26
ジャンル ホラー/SF
原作 なし
監督 マデレイン・パクソン
脚本 エディ・ガゼリアン
製作 イーサン・パインズ、フルール・サヴィル、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

優秀な科学工学を専攻する大学生のミルトンは、卒業直前に麻薬密造がバレて薬物治療のリハビリ施設に入れられてしまう。
ある日、施設でミルトンはスカイラーという女性に出会い、彼女の覚醒剤を精製できる人間を求め、その魅力に負けて薬物精製を成功させていた。
そこへスカイラーの恋人であるラッセルがやって来ると、薬物精製の作業をする為に二人を施設から脱出させて狩猟小屋へ向かうのだった。

登場人物&出演者

ミルトン(演:マイロ・コーソーン)

代表作に『デビルズ・メタル』、『ワイルド・ドライバー』などがあります。

主人公。化学の博士号を取れるほどの秀才だが、大学に麻薬の精製がバレた事でリハビリ施設に入れられた。

入所したスカイラーに魅力を感じて彼女が求める料理人となり、ラッセルの手引で脱走した。
山小屋に到着して麻薬を精製して試すと、タイムループに陥りスカイラーと脱出方法を探る。
スカイラーに何度も殺された事実を知って、パトカーのカメラで録画して事実を知っていく。
最後はスカイラーを罠にハメてラッセルが死んで、彼女を選んで自殺してループを抜けた。

スカイラー(演:オリヴィア・テネット)

代表作に『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』、『ブギーマン』などがあります。

ヒロイン。リハビリ施設にやって来ると、精度の高い麻薬を作る為に料理人を探しているとしてスカウトしていた。

ミルトンの精製技術を知って肉体関係となると、迎えに来た恋人のラッセルと施設を出た。
山小屋でラッセルの言いなりになるが、タイムループから脱出する為にミルトンを誘惑する。
ミルトンが脱出方法として一人しか出られないと知り、彼を殺害して金を受け取っていた。
最後はミルトンの罠で彼が自殺して脱出するが、アーチャーたちのせいで再びループに入る。

ラッセル(演:アリ・ボイランド)

代表作に『もしも願いが叶うなら』、『バスドライバー/史上最強の運転手』などがあります。

警察官。スカイラーの恋人でイカれている。祖父が先住民族チャコティで、代々祖先は麻薬の家系だと自称する。

リハビリ施設で料理人を探していたスカイラーを迎えに行き、その際に数人を殺害している。
山小屋に到着すると、ミルトンの精製した麻薬が完成して喜ぶが、当初から彼の殺害を計画。
スカイラーの裏切りで逆に殺されると、タイムループに陥ったミルトンに何度も殺される。
最後は動画ですべてを知ってロシアンルーレットをするが、最初にやって自殺をしてしまう。

ナビキ(演:アデレイド・ケイン)

代表作に『パージ』シリーズ、『ラスト・ラブ』などがあります。

アーチャーの愛人。麻薬の取引にやって来たスカイラーとミルトンを出迎え、ボディチェックしようとする。

手に入れた麻薬を確かめる為に用意して、アーチャーと一緒に楽しんで純度の高さを知った。
金を要求したスカイラーの条件を飲んだアーチャーの指示を受け、現金を取りに行った。
実際はスカイラーたちを始末する為にショットガンを撃つが、結局は二人を逃してしまう。
最後はループから抜けたスカイラーの元に来るが、彼女を殺した事で再びループが開始する。

アーチャー(演:コーエン・ホロウェイ)

代表作に『イーグルVSシャーク』、『ザ・ブレイカー・アッパラーズ』などがあります。

麻薬取引のボス。スカイラーとは腐れ縁で何でも教えてきた。麻薬の取引はラッセルとしかやらないと宣言している。

スカイラーとミルトンが取引にやって来ると、その純度の高さから素直に褒めて取引をした。
ラッセルとしか取引せず、ナビキに指示してスカイラーたちを銃撃するのも逃げられた。
ミルトンを殺したスカイラーが単独で来ると、手榴弾を持った彼女に何もできず逃していた。
最後は山小屋に来て惨状を見て麻薬を回収しに来て、スカイラーを殺害してループが始まる。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はいわゆるタイムループ物で主人公たちは何度も同じ時間を繰り返していきます。
この作品は脚本家として活躍するマデレイン・パクソンにとって、今作が長編映画監督デビュー作となっています。
タイムループになる原因は様々あって、大体の場合はそのトリガーとなる原因がハッキリと観ている側に示してくれます。
主人公たちはタイムループから抜け出す為に色々とやって、最終的に抜け出してハッピーエンドというのが王道のパターンとなります。
しかし、本作はまずタイムループの始まり方は非常に分かりにくく、その原因を探っていくと先住民族による土地の呪いという雑な説明になりました。
アメリカ先住民を便利な道具として映画でかなり使われていますが、本作はまさしく細かい説明をぶっ飛ばすのに利用されていました。
いくらなんでも強引すぎる説明であるが、そこに麻薬の取引を絡めてくる本作のオリジナリティにはあまり面白さを感じられなかった。
そもそも、タイムループしている間に主人公たちは原因究明をしながら、どうでもいい絡みをしていて飽きてしまう。
一応、ホラー映画のベースにサスペンスを絡めているけど、どうせならバカ映画として振り切った方が面白いと感じました。
最大の問題としてヒロインのどこに主人公が魅力を感じたのか分からず、まったく伝わってこないから何がしたいのか分からなくなる。
ヒロインの恋人がイカれた野郎というのは出オチになっていて、中盤以降は単なるギャグになっているから作品の方向性と非常に相性が悪かった。
それと、やたらとタバコを吸うシーンを出しているけど、何か深い関係があると思ったら、意味のない演出にもガッカリしました。
そこまで何度も出していくなら、物語に置いて重要な意味ある演出にしないと、本当になんの為にやっているのか逆に混乱しか招かないダメなタイプでした。
唯一、タイムループなのに死体が残ったままとか、カメラの録画が永遠と続くなど、そこら辺の要素をもっと生かして欲しかったです。

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