【シークレット・ジョブ】RE-3641

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作品データ

公開年月 2020/07/24
ジャンル コメディ
原作 なし
監督 ソン・ジェゴン
脚本 ソン・ジェゴン、イ・ヨンジェ
製作 コ・デソク
製作国 韓国
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

有名法律事務所の見習い弁護士テスは、廃業寸前の動物園“ドンサンパーク”の経営をわずか3ヶ月で立て直す依頼が舞い込んでくる。
新園長に就任したテスは早速とスタッフたちが動物に扮装して勤務するという奇想天外な打開策を打ち出す。
着ぐるみに身を包んで偽装勤務を始めた5人組だが、テスはホッキョクグマに扮している事を忘れて、観客の前でコーラを飲んでしまうのだった。

登場人物&出演者

カン・テス(演:アン・ジェホン)

代表作に『花、香る歌』、『操作された都市』などがあります。

主人公。大手法律事務所「JH」の見習い弁護士。一人前の弁護士になりたくてCEOにアピールしていた。

英国の投資ファンドから委任された「ドンサンパーク動物園」の園長を任命されて受ける。
動物の代わりに着ぐるみを使って客寄せし、ホッキョクグマでコーラを飲んで有名になった。
CEOから動物園がリゾート施設になると言われ、弁護士になる事を選択して社員を見捨てた。
最後は責任を負って執行猶予の有罪となるが、楽園グループと交渉して動物園を存在させた。

ハン先生(演:カン・ソラ)

代表作に『サニー/永遠の仲間たち』、『雨とあなたの物語』などがあります。

「ドンサンパーク動物園」の獣医。小さい頃からホッキョクグマのクロ鼻を家族のように思っている。

新たな園長として就任したテスに不信感を持ち、着ぐるみで客寄せする考えに仕方なく賛同。
クロ鼻が心の病気で凶暴化していて、ずっと心配しながらも動物園の売上に貢献していた。
動物園がリゾート施設になると聞いてテスにガッカリし、存続を願って必死に抵抗していた。
最後はテスが責任を引き受けて有罪となり、クロ鼻を寒い動物園に送り、一緒に見に行った。

キム(演:キム・ソンオ)

代表作に『アジョシ』、『ドアロック』などがあります。

「ドンサンパーク動物園」の飼育兼職員。動物園が潰れる寸前でも、片思いするヘギョンの為に留まる。

新たな園長に就任したテスが着ぐるみの計画を持ち込み、賛同したヘギョンの為に協力する。
ヘギョンの恋人スンミンのやり方にブチ切れ、ゴリラのままコンビニで暴れて謝罪した。
動物園がリゾート施設になると知ってガッカリするが、ハン先生とともに存続の為に戦う。
最後はテスのおかげでリゾート施設の社員となって、ヘギョンとも更に仲良くなっていた。

ヘギョン(演:チョン・ヨビン)

代表作に『恋愛体質/30歳になれば大丈夫』、『楽園の夜』などがあります。

「ドンサンパーク動物園」」の飼育兼職員。コンビニを経営する恋人のスンミンの為に3000万ウォンを投資した。

スンミンの言葉に従って動物園を辞めず、テスの提案に従って客寄せの着ぐるみを演じる。
キムが店で暴れた事で着ぐるみの事がスンミンにバレて投資の返済をなしにして口止めした。
結局はスンミンに振られてしまうが、キムの励ましもあって動物園の存続に協力をした。
最後はテスのおかげでリゾート施設の社員となって、キムやソ元園長と一緒に働く事になる。

(演:パク・ヨンギュ)

代表作に『ソウルの虹』、『私は王である!』などがあります。

「ドンサンパーク動物園」の前園長。動物園の創設から経営していたが、破産してガブリエルに身売りしてしまう。

新たな園長に就任したテスを迎えて辞めようとするが、引き止められ着ぐるみで客寄せする。
連日に渡る着ぐるみの過酷な労働で倒れ、テスが代役となってキリンを動かす役目を担う。
動物園がリゾート施設になると聞いて抵抗したが、結局どうする事もできず諦めてしまう。
最後はテスの提案でリゾート施設の動物園に社員として雇われ、結果的に廃業を免れた。

スンミン(演:チャン・スンジョ)

代表作に『僕と彼女の借金戦争!』、『沈黙、愛』などがあります。

「ドンサンパーク動物園」の近くでコンビニを経営している。恋人のヘギョンから3000万ウォンの資金を提供される。

動物園が衰退したせいでコンビニの売上が悪くなるが、ヘギョンに辞めないように言い渡す。
実は他の女と浮気をしていて、ヘギョンにバレて、ゴリラになったキムが店で暴れられる。
動物園の動物がほとんど着ぐるみだと分かり、ヘギョンの返済をなしにして口止めされた。
最後はファンCEOに着ぐるみの事をしゃべるが、テスが責任を負ったせいで謝礼がもらえず。

ミン常務(演:ハン・イェリ)

近年の出演作に『ミナリ』、『ファイティン!』などがあります。

楽園グループの常務。兄が刑務所に服役しており、JHが世話している事から契約を結んでいた。

ドンサンパーク動物園を買い上げて、リゾート施設を建てる予定をファンCEOと相談する。
動物園を存続させたいハン先生たちの抗議を受けて、ファンCEOになんとかするように指示。
テスから直にリゾート施設の中に動物園を作って、環境に優しいアピールを受け入れた。
最後はリゾート施設を建設してソ元園長たちを社員にして、大々的に発表して満足していた。

ファンCEO(演:パク・ヒョックォン)

代表作に『サイコメトリー/残留思念』、『タクシー運転手/約束は海を越えて』などがあります。

大手法律事務所「JH」のCEO。財閥グループである「楽園グループ」の弁護を担っている。

刑務所に収容されるミン常務の兄の面倒をテスに任せ、リゾート施設の契約を交わしていた。
テスに「ドンサンパーク動物園」の園長に任命し、裏金の工作する為に3ヶ月を待たせた。
動物園の廃業に反対するハン先生たちに対し、スンミンの情報で着ぐるみだと暴こうとする。
最後はクロ鼻によりケガし、テスがガブリエルの裏金工作を突きつけられ、彼の条件を飲む。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『エクストリーム・ジョブ』の制作会社が手がけた作品となります。
この作品は『エクストリーム・ジョブ』と同様に本来の職業から別の職業に偽装する手段で逆転劇を狙う展開です。
とは言っても、続編というワケじゃないので、同じような雰囲気とは言えないです。
まず、本作は動物のリアルな着ぐるみを職員たちが着て、客寄せとして売上が落ちた動物園を復活させるというコンセプトになっています。
しかし、金を払って入園した客を騙している前提となっているから、どう転んでも真っ当な商売とは言えません。
それが本当の動物がパフォーマンスをして、客がやって来るなら分かるけど、騙している時点で主人公たちに正当性はないと感じました。
ここでどんな感動的なドラマを展開しても、詐欺のような商売しているから同情や共感がまったくできない問題があります。
それで動物園がなくなる事から何も知らない客に潰させない署名活動をするが、これも前提条件が詐欺の商売から応援する気にもならない。
どうしても『エクストリーム・ジョブ』のようなギャップを生み出したかもしれないが、人を騙す商売の時点で個人的に賛同できません。
オチは丸く収まっているけど、明らかに客をバカにしたような商売であり、誠実さとは真逆の事をやっているからハッピーエンドはおかしいと思います。
動物たちの為という事で人を騙す理由にもならないので、何をしても正当性が伝えられないから、いくら面白い演出や構成であっても認めるべきじゃない作品だと感じました。
百歩譲って、ウソのパフォーマンスが本物の動物が実現するならフォローになるが、本作にはそれがないから、やはり許せない部分がありました。

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