【黒の怨】VD-714

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2003/01/24
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ジョナサン・リーベスマン
脚本 ジョン・ファサーノ、ジェームズ・ヴァンダービルト、ほか
製作 ジョン・ファサーノ、ジョン・ヘゲマン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

小さな灯台が建つ港町ダークネス・フォールズでかつて、心優しい老女のマチルダ・ディクソンが無罪の罪で町の人々に逆されてしまう。
それ以降、町で“トゥース・フェアリー”の別名を持つマチルダの怨念がさまよい、暗闇で彼女を見た者は必ず殺されるという伝説が語り継がれていた。
ある晩、カイル少年は偶然にもマチルダの姿を見て明るい場所に逃げるが、母親が殺されてしまうと、容疑者として施設送りにされるのだった。

登場人物&出演者

カイル・ウォルシュ(演:チェイニー・クレイ)

代表作に『キューティ・ブロンド』、『One Way to Valhalla』などがあります。

主人公。子供の頃にマチルダを見て明るい浴室に飛び込んで助かるが、母親が襲われて殺人の容疑で施設送りにされていた。

12年後に成人して施設から出ていたが、ケイトリンから弟を助け欲しいと言われて向かった。
実は克服しておらずマイケルに助言できず、ラリーとバーに行くも他人が巻き込まれ逮捕。
警察署もマチルダに襲われ、ケイトリンたちの元に行き、マットと合流して戦おうとする。
最後は灯台でマチルダに光を浴びせて爆発四散させ、ようやく悪夢から解放される事になる。

ケイトリン・グリーン(演:エマ・コールフィールド)

代表作に『ザ・ダークウォーター/ビギニング・オブ・パニック』、『Timer』などがあります。

ヒロイン。子供の頃にカイルと仲が良かった。カイルの部屋に入ると、ダンスパーティに誘われてファーストキスを交わす。

カイルが施設送りになって12年後、同じい症状に悩む弟の為に克服方法を彼に聞こうとした。
実は克服していないカイルが来ても解決できず、医師の勧めで暗闇を克服する治療を許可。
警察署から逃げたカイルが来ると、マチルダは光を嫌うと言われ、弟の治療を中断させた。
最後は灯台まで逃げて、カイルが光を浴びせて爆発四散させ、弟が解放されて安堵していた。

マイケル・グリーン(演:リー・コーミー)

代表作に『ディセンバー・ボーイズ』、『ホールディング・ザ・マン/君を胸に抱いて』などがあります。

ケイトリンの年が離れた弟。夜驚症の診断が下され、睡眠時間も10分程度で姉から心配されている。

実は最後の乳歯が抜けたばっかりで、マチルダと目が合ったせいで狙われてしまっている。
同じ状況にあるカイルが来て少し安心するが、姉の判断で暗闇の治療を受ける事になる。
警察署から逃げたカイルが助けに来ると、マットと合流して灯台で倒す為に向かっていく。
最後は灯台の灯りをつける為にスイッチを入れて、マチルダが爆発四散して解放された。

ラリー(演:グラント・パイロ)

代表作に『ウィッチ・ハント/魔女の血族』、『Mr,アクシデント』などがあります。

カイルやケイトリンの同級生。カイルが母親殺しの疑いをかけられるが、あまり気にしていなかった。

12年後には弁護士となっていて、ずっとケイトリンを口説くも弟のせいで上手く行かず。
ケイトリンと会っていたカイルを病院で見かけると、久しぶりの再会にバーへ彼を誘った。
バーの知り合いがカイルと揉めて、森で遺体を見つけると、彼の弁護士として釈放させた。
最後は裁判が始まるまでカイルを止めるが、暗闇から現れたマチルダに八つ裂きにされた。

マット(演:サリヴァン・ステイプルトン)

代表作に『アニマル・キングダム』、『300〈スリーハンドレッド〉帝国の逆襲』などがあります。

地元の警察官。父親が警察署の署長で受け継ぐ為に警察官になっている。子供時代にカイルの事を知っている。

カイルと揉めた知り合いの死体が森で発見され、容疑者として留置所にぶち込んでいた。
歯の妖精の話しをするカイルを信じず、釈放されて病院で暴れていた彼をまたも捕まえた。
マイケルが危ないと警告され、警察署が停電になって、マチルダに警察官たちが殺される。
最後は事情を把握してカイルたちと灯台でマチルダを迎え撃つが、結局は彼女に殺害された。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はアメリカにある“トゥース・フェアリー”である歯の妖精伝説をモチーフにしている。
この作品はジョナサン・リーベスマン監督にとって長編映画デビュー作となります。
残念ながら自分はアメリカ人じゃないので、歯の妖精についての伝説はほぼ知らないが、本作におけるルールは非常に簡単となっています。
最後の乳歯が抜けた子供を狙って、暗闇からしか出現しない呪われた老女が物理攻撃を仕掛けて、関係なくても目が合った人間は片っ端から殺害する理不尽さです。
しかも、暗闇の中では銃で撃っても追いきれないスピードの持ち主で、何より神出鬼没という便利さがありました。
物語は80分ちょっとしかなく、冒頭も回想に20分ほど使ってしまっているから、本編として実質的に考えると60分程度しかなかったです。
なので、ストーリー性やドラマ性がほぼなく、あくまで呪われた老女に追いかけられる主人公たちが奮闘する内容の薄さでした。
何より本作は暗闇がメインのテーマになっているせいで、物語のほとんどが暗黒画面で展開される上に、呪われた老女が神出鬼没という事でほとんど見えません。
個人的にPOV手法と同じぐらいに暗黒画面が好きじゃないので、何が起きているのかよく分からない本作も途中からイライラが止まりませんでした。
そもそも低予算だからできる事が限られていて、結果的に暗黒画面で神出鬼没な呪われた老女に主人公たちが踊らされる構図になってしまっているだろう。
この構図を上手く生かすならば、本来は動的なアクションよりも、静的なホラーじゃないと相性が悪いと思います。
本来ならジャパニーズ・ホラーの方が相性はいいと思いますが、脳筋な物理攻撃するアメリカン・ホラーだとギャグになってしまうのは少し残念に思えました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました