【(r)adius/ラディウス】VD-416

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洋画

作品データ

公開年月 2018/01/16
ジャンル サスペンス/SF
原作 なし
監督 カロリーヌ・ラブレシュ、スティーヴ・レオナール
脚本 カロリーヌ・ラブレシュ、スティーヴ・レオナール
製作 アン=マリー・ゲリナス、ブノワ・ボーリュー、ほか
製作国 カナダ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

交通事故を起こして記憶を失ったまま目覚めたリアムは、助けを求めて近くの町に入るも見るのは住民の死体ばかり。
謎のウイルスが何かが大気中に広がっていると不安になる中、リアムはようやく生存者を見つけて近寄った途端に目の前で死んでしまう。
リアムの半径15メートル以内に入った死んでいくが、同じく記憶喪失の女性ジェーンは近づいても死なず、一緒に謎を解き明かそうと行動するのだった。

登場人物&出演者

リアム・ハートウェル(演:ディエゴ・クラテンホフ)

代表作に『CUBE ZERO』、『パシフィック・リム』があります。

主人公。記憶がない状態で目を覚まし、状況が分からないまま近寄る生き物が死んでいた。

近くのダイナーでも全員が白目になって死んでいて、空気感染と思って警戒していた。
実は半径15メートルに生き物が入ると問答無用で命を奪われる力を持っていると判明する。
ジェーンだけは力の影響を受けず、無効化までしてくれるので手がかりを一緒に探す。
別荘まで逃避してボートで池にいると、自分が連続殺人鬼だと思い出してショックを受ける。
ガソリンスタンドから追ってきた一般人のせいでジェーンが負傷し、すぐ病院に連れて行く。
最後は緊急手術の為に運ばれるジェーンを見送り、拳銃で自殺して死の力を無効化させた。

ジェーン/ローズ・デアウッド(演:シャーロット・サリヴァン)

代表作に『388』、『コロニー5』などがあります。

ヒロイン。リアムと同じく記憶を失っていた女性。リアムの自宅に来て手がかりを探す。

リアムの力に影響されず、半径15メートル以内にいれば彼の危険な力を無効化すると判明。
記憶を取り戻す為にリアムと行動するが、彼の力を知って最初は怯えるも状況を理解する。
ラジオで夫が探していると知って、何か思い出す材料になるとして会うも信じてもらえず。
サムが警察に通報したせいで多くの人が死んでしまい、その光景を見て激しく動揺した。
別荘で暖炉にあったスクラップを見つけると、リアムが連続殺人鬼で姉を殺したと知った。
最後はリアムを殺そうとした一般人に撃たれて、病院に運ばれて彼の自殺に悲しんだ。

サム・デアウッド(演:ブレット・ドナヒュー)

代表作に『トータル・リコール/2012年版』、『MONSTER/モンスター』などがあります。

地元で印刷会社を経営している。ローズの夫。行方不明となっていたローズを探している。

記憶を失ったローズとリアムがやって来ると、状況が掴めずに二人の不倫を疑っていた。
ローズに一卵性双生児の姉がいて、行方不明になったせいで憔悴しきていた事を説明した。
警察に通報してしまい、そのせいでリアムの力で多くの人が死んで事態の危険さを知る。
最後は別荘に行こうとするリアムとローズに車を渡し、解決策を一人で模索しようとした。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『未体験ゾーンの映画たち2018』にて上映された作品となります。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『メッセージ』のVFXの制作会社が参加しています。
この作品は宣伝にある「半径15メートル以内/全員即死」という言葉を見て気になりました。
何かの特殊な能力なのか、主人公が致死性のウイルスを保菌しているのか、オカルト的な現象なのか色々と推測しました。
主人公とヒロインが記憶のない状態で物語がスタートしているので、まずは彼らの出会いと素性から明らかにしていく展開となる。
本来なら主人公が持つ「死の力」が物語の中心になってもいいが、そこを敢えて外して素性の方をメインに持ってきたのは面白いと思います。
多分、本作は低予算で作られているので、「死の力」を作り出すには金がかかるからそっちの方にシフトしたのだろうと考えられる。
そうであれば、これは正しい判断となっていて、本作にオリジナリティを与えています。
単純に主人公の「死の力」だけに依存してしまうと、予算がない分、陳腐なシーンの連続になって微妙な映画になってしまう。
しかし、本作は危険な主人公の力をチラつかせながら、ヒロインとの出会いや失われた記憶を取り戻していくミステリーが効果的に面白くしている。
ラストで主人公が連続殺人鬼という正体と、ヒロインが次なる犠牲者という事実は宣伝文句から予想もつかないミスリードになっています。
ただ、主人公とヒロインの記憶だけを追っているので、それ以外に関して物語があまり広がっていない点が残念である。
主人公の持つ「死の力」が強すぎるから敢えて描写を少なくしていて、そこら辺に関しても物足りないところがありました。
最後は主人公の自殺で物語がキレイに完結しますが、終わっても何か足りないような感覚になってしまったのはちょっと残念です。

コメント

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