【新聞記者】VD-664

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作品データ

公開年月 2019/06/28
ジャンル サスペンス
原作 望月衣塑子 『新聞記者』
監督 藤井道人
脚本 詩森ろば、高石明彦、ほか
製作 高石明彦
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

日本人の父と韓国人の母の間に生まれ、アメリカで育った東都新聞社会部の若手記者・吉岡エリカ。
エリカは記者会見でただ一人鋭い質問を繰り返し、官邸への遠慮が蔓延する記者クラブの中で厄介者扱いされ、社内でも異端視されていた。
そんなある日、社会部の大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届き、エリカは上司の陣野から調査を任されるのだった。

登場人物&出演者

杉原拓海(演:松坂桃李)

近年の出演作に『空白』、『いのちの停車場』などがあります。

主人公。外務省からの出向で内閣情報調査室に異動している。以前は北京大使館に勤めていた。

政府と関係のある事件について、上司である多田から一般人の情報操作する事に違和感を持つ。
神崎から久々に電話をもらい、料亭で一緒に食事をするも悪に染まった彼の言葉に押し黙る。
恩師の自殺で内閣情報調査室に疑惑を持ち、エリカと接触して新大学設立の陰謀を知った。
最後は多田に動きを知られており、海外で頭を冷やすべきだと遠回しの脅迫に妻子の為に屈した。

吉岡エリカ(演:シム・ウンギョン)

代表作に『新感染/ファイナル・エクスプレス』、『サイコキネシス/念力』などがあります。

ヒロイン。東都新聞社会部の若手記者。父親も新聞記者だったが、誤報のせいで追い詰められて自殺している。

そのせいで権力に対して異常な嫌悪感を持ち、政府絡みの疑惑について徹底的に争うべきと主張。
神崎の告発する新大学設立に隠された陰謀があると知って、拓海に接触して証拠をかき集める。
拓海が新大学設立で生物兵器研究の証拠を手にして、陣野のゴーサインで記事して真実を書く。
最後は徹底抗戦の為に拓海の実名を出そうと連絡するが、屈した彼からの協力が得られなかった。

杉原奈津美(演:本田翼)

近年の出演作に『都会のトム&ソーヤ』、『空母いぶき』などがあります。

拓海の妻。妊娠中でもうすぐ出産を迎える。新しい職場に入った拓海の大変さを理解している。

内閣情報調査室での現実に疑問を持つ拓海に病院の同行を考えるが、察知して母親と行くと話す。
恩師だった神崎からの電話で笑っていた拓海に話しかけ、内容を知って明るく接していた。
拓海が神崎の葬式に出ていた時、知らずに破水して、病院に運ばれて帝王切開で出産をした。
最後は内閣情報調査室による圧力に折れそうな拓海を包み込み、あくまで彼を励ましていた。

倉持大輔(演:岡山天音)

代表作に『ポエトリーエンジェル』、『帝一の國』などがあります。

東都新聞に所属する男性記者。政府に対して徹底抗戦するべきだというエリカの姿勢に戸惑う。

女性がレイプされて記者会見しても、新聞だけではどうしようもないと自覚している。
エリカが勝手にSNSでセカンドレイプについて投稿していると、出過ぎたマネだと呆れていた。
新大学設立に政府が関与している疑惑を訴えるエリカに、助け舟を出すように陣野を説得した。
最後は拓海が流出させた新大学の生物兵器研究の記事を見て、エリカの覚悟に同調していた。

神崎伸子(演:西田尚美)

近年の出演作に『護れなかった者たちへ』、『青葉家のテーブル』などがあります。

俊尚の妻。北京大使館の頃から拓海をよく知っている。夫が5年前にやらかしても信じていた。

久しぶりに拓海と再会して酔い潰れた夫を連れ帰られると、何か言おうとするも止めてしまう。
夫が飛び降り自殺を敢行してしまい、理由が分からないまま葬式で拓海と挨拶をしていた。
取材の為に来たエリカに夫の残した書類がある机のカギを渡し、その場から立ち去った。
最後は証拠を掴んだエリカと拓海に何もできなかったと話し、お互いに涙を流していた。

神崎俊尚(演:高橋和也)

代表作に『ボディ・ジャック』、『必殺剣/鳥刺し』などがあります。

外務省の官僚。5年前に上の指示で文書を改ざんして左遷された。以前は北京大使館に勤めていた。

北京大使館の頃に新人だった拓海の世話をしていて、公私ともに恩師として彼を育てていた。
久しぶりに拓海へ電話をかけると、料亭で食事に誘って再会するが、正義について悩んでいた。
政府が隠している陰謀について自分一人で抱える事に耐えられず、飛び降り自殺を実行した。
最後は裏取りに来たエリカに告白した資料が見つかり、拓海に自殺する理由の手紙を出していた。

陣野和正(演:北村有起哉)

代表作に『関ヶ原』、『ヤクザと家族』などがあります。

東都新聞の編集長。新聞に載せる記事の選別を最終的に判断する。エリカの報道姿勢を買っている。

現在の政府に対して批判的な記事を載せていて、疑惑のある人物の取材を記者たちに指示する。
上層部から圧力がかかってしまうと、それ以上はリスクが高いと判断してすぐに取り下げる。
エリカが神崎の告発と拓海が持ってきた書類により、政府の陰謀を暴く記事のゴーサインを出す。
最後は内閣情報調査室の圧力がかかると、エリカに他の新聞社も追随していると説明をした。

都築亮一(演:高橋努)

代表作に『クローズZERO』シリーズ、『新解釈・三國志』などがあります。

国家戦略特区を担当する官僚。拓海の先輩。異動したばっかりで神崎の後釜として拓海に話していた。

拓海がまったく知らされておらず、それを知って気まずくなってその場から立ち去った。
新大学設立のネタを掴んだエリカから質問されるが、配属されたばっかりで何も知らないと話す。
戻る途中でエリカに邪魔されるが、同じ頃に拓海が資料のデータを盗んでいる事を知らない。
最後は東都新聞の新大学設立で生物兵器研究の記事が出て、所持する資料と見比べて唖然とする。

多田智也(演:田中哲司)

代表作に『CURE』、『スマホを落としただけなのに/囚われの殺人鬼』などがあります。

内閣情報調査室の室長。常に政府が安定政権を保つ為、人員を使って世間の情報操作を行っている。

外務省から出向してきた拓海に対して実力を認めており、確実な仕事ぶりに感心をしていた。
神崎が自殺した事で拓海にとって恩師だった過去を知っていて、ワザと調査から外していた。
拓海が新大学設立について東都新聞のエリカと組んでいる事に気付き、遠回しに脅迫を仕掛ける。
最後は拓海が裏切って情報をエリカに流した事を許し、海外で頭を冷やすべきと助言していた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は東京新聞の社会部記者・望月衣塑子の著書を基に製作されています。
この作品は2022年にもNetflixでドラマシリーズとしても製作されています。
ドラマ版が好評になっているので、その前に映画化されていた事から鑑賞しようと思いました。
まず、大前提として本作は望月衣塑子を知っていると、知らないとでは、大きく評価が分かれると思います。
知っている場合だと、本作が仕掛けている印象操作が分かりやすく、コメディ映画として非常に優れていると感じました。
一方で知らない場合だと、本作の取り上げている政府が悪だという構図を信じてしまう人が出てきてしまうところです。
残念ながら自分は政治について構図を知っているので、ラストで明かされる生物兵器の研究がぶっ飛びすぎて笑うしかなかったです。
そもそも、望月衣塑子という方は裏取りせず、権力を嫌う個人的な感情だけで鋭いというより、邪魔な質問しかしなかった方だと認識しています。
そんな方が書いた著作本が原作となれば、本作が必然的に政府が悪人となる演出はギャグとしか思えなかったです。
本作では内閣情報調査室が世間の情報操作をしていると表現するが、残念ながら新聞やテレビの方が偏向報道ばっかりでブーメランになっていました。
ある意味、これは皮肉を描いたような作品だと考えれば、非常に上手く構成や演出が効果的に出ていました。
陰謀論を元ネタにした作品は数多いが、すべては裏取りのないファンタジーだが、世間の人々の大多数が信じてしまう悲しい現実があります。
逆にこれはドラマ版がどのような立ち位置にあるのか、とても気になるようなファンタジー映画となりました。

コメント

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