【MAKO/死の沈没船】RE-3766

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洋画

作品データ

公開年月 2021/09/01
ジャンル アドベンチャー/パニック
原作 なし
監督 モハメド・ヘシャル・エル・ラシディ
脚本 モハメド・エル・ハフナウィ、モハメド・カレド、ほか
製作 モハメド・アル・シャリフ、モハメド・アルサーディ、ほか
製作国 エジプト
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

映画祭受賞を夢見るラナはこれと言ってアイデアが出ない中、新人のガラムが30年前に沈没した船“セーラムエクスプレス”の話しを始める。
その沈没船には海賊の秘密があり、入った人間はみんな生気を奪う「負のエネルギー」が存在する事からラナは調査を決行する。
撮影当日、男女8人で調査が始まり沈没船を発見するが、そこに巨大なサメがと当然現れて襲ってくるのだった。

登場人物&出演者

ラナ・バハガット(演:バスマ)

代表作に『Zayy el-Nahardah』、『Ouija』などがあります。

ドキュメンタリー映画を作る映像プロダクションの女社長。授賞式で夫に間違えられて大恥を掻いて仲違いしてしまう。

すぐにカイロへ戻って新たな映像作品を作るべき、新しい人員とアイデアをチームに求める。
新人のガラムの話しに興味を持って勝手に決めて暴走するが、夫の協力もあって進めていた。
海に潜ってからマコの襲撃を受けて沈没船に避難し、夫が足をケガして何もできずにいた。
最後は戻ってきたアシアたちと脱出を図るも左腕を食い千切られ、生還して賞を受ける事に。

シェリフ(演:ニコラス・ムアワード)

代表作に『Three Thousand Years of Longing』、『His Only Son』などがあります。

ラナの夫。映像プロダクションを妻とともに運営する。授賞式で妻が恥を掻いた事に誰よりもショックを受ける。

妻がヒステリックになっても支えようとして、時間を置いてからようやく落ち着いていた。
新たなプロジェクトでは全面的に妻を支援して、暴走する彼女を止めるどころか助けていた。
海に潜ってマコの襲撃を受けると、妻と沈没船へ避難するが扉が足に落ちてケガで動けず。
最後は酸素がなくなる妻の為に拒否されながらも自ら差し出し、そのまま窒息死を迎えた。

ガラム・ノウ(演:ナヒド・エル・セバイ)

代表作に『Sins of the Flesh』、『19 B』などがあります。

映像制作チームの面接に来た若い女性。読書家で読んだ本の一字一句をすべて暗記している超人的な記憶力を持つ。

ミーティングに遅れてくるもセーラムエクスプレスの話しを持ち込み、ラナに気に入られる。
海に来ると気温の低さと雨で中止する状況になるが、なぜか一人だけ必死に続行を訴えた。
沈没船まで潜ってマコの出現で逃げ出し、一人だけになって母親のいた客室を探し当てる。
最後は過去に母親を見殺しにした事を後悔して謝罪するが、マコに見つかって食い殺された。

タイムール(演:アムル・ワフバ)

代表作に『El Kwayseen』、『The good, the evil and the playful』などがあります。

映像制作チームのリーダー。ジヤドの弟。誰にでも意見を合わせようとしてどっち付かずの立場になる事が多い。

賞を逃したラナが次を狙う為にアイデアを集めるように言われ、ミーティングに持ってきた。
すべてを却下されると、新入りのガラムに持っていかれるも当然のように賛同していた。
海に潜るとテンションが高く調査を始めるが、マコの襲来で兄と沈没船に隠れて助言をした。
最後は意識不明のスタッフからタンクを奪い兄に責められケガし、浮上する時に食われた。

ジヤド(演:モハメド・バッシャー)

代表作に『Family Secrets』、『30 Years Ago』などがあります。

映像制作チームのプロデューサー。タイムールは弟。薬物依存で秘密だが、実はマヤにはバレていた。

ガラムのアイデアに惚れ込んだラナが暴走していくと、それを止めようとシェリフを使った。
結局シェリフも乗ってしまい、社長から命令という事でムラドと連絡して調査の準備をした。
海に潜りマコの襲撃に遭い、弟と沈没船の中で意識不明のスタッフからタンクと言い争った。
最後は弟がタンクを奪って逆ギレしてケガさせ、浮上する時に間に合わずマコに殺された。

マヤ(演:フェリアル・ユーセフ)

代表作に『Mohamed Hussein』、『Bel Alwan ElTabeaya』などがあります。

映像プロダクションの人事を担当。ラナの指示で新たなスタッフを迎え入れる為に多くの人と面接していた。

ガラムの超人的な記憶力と電子タバコの話しで、彼女を採用してミーティングに参加させた。
ジヤドから嫌われていて弟を追い出す為にガラムを雇ったと言われるが、薬の事を話した。
船酔いしたせいで一人だけ潜る事ができず、船上で待機してビシュリーが声をかけるも無視。
最後はビシュリーをなんとか倒して、海にいた仲間を助ける為に船長たちと協力していた。

アシア(演:サルマ・エルシミー)

代表作に『Abdu Mouta』、『Welad Rizq』などがあります。

「ムラド・ダイビングセンター」の女性従業員。海の沈没船を調査する前に全員へ細かい注意点を説明していた。

スケジュールを強行したいラナたちに雇われ、気温が低い状況でもやるかとしっかりと確認。
海へ潜って様子を見ていたが、ムラドがサメに襲われて沈没船の中へカメラマンと避難した。
無線でみんなに待機するように伝え、隙を狙って海上まで浮上してタンクを手にして戻った。
最後は生存者たちと浮上していくが、マコに見つかってラナを助けようとして犠牲となった。

ムラド(演:ムラト・イルディリム)

代表作に『50回目のファースト・キス/イン・トルコ』、『ブレイブ・ロード/名もなき英雄』などがあります。

「ムラド・ダイビングセンター」を経営している。ラナとシェリフと知り合いで彼らの頼みを聞いてもらう。

天候の状態が良くない中で沈没船の調査する事から、慎重になりながら意思を確認していた。
海の中で何が起きるのか分からないからこそ、徹底したルールをみんなに説明して従わせる。
勝手に海の生き物と戯れていたジヤドを見つけると、激しく注意するも無視されてしまう。
最後はジヤドの元に行こうとした瞬間にマコが背後から来て、何もできず食い殺されていた。

ビシュリー(演:モンツァー・レヤーナ)

代表作に『Karam El-King』、『The Alleys』などがあります。

船に乗っていた乗組員。元々は刑務所に入っていた。船長にお願いをして再び船に乗せてもらえいていた。

船にラナたちを乗せていく中でマヤを見て気に入って、イヤらしい視線をずっと送っていた。
マヤが船酔いで潜れない状況になって、チャンスと思って口説こうとするが嫌がられていた。
サメが出現して船長が沿岸警備隊に連絡しようとして、刑務所に戻ると思って無線を破壊。
最後はラナたちがサメに襲われている状況を誰に連絡し、そのまま大人しく監禁されていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は非常に珍しいエジプトのサメ映画となっています。
この作品はエジプト国内で3週間連続で興行収入1位を記録しています。
タイトルになっている「MAKO」の意味は物語の途中で明かされるが、どうやら登場人物たちを襲う巨大なサメの名前のようです。
なぜそのような名前になったのか、そもそも知っているのに一切警告しなかったなど、ツッコミどころは満載でした。
それにエジプトの映画は今回が初めてだと思うが、サメ映画の作り方をまったく知らないのかというぐらい内容が微妙です。
まず、大前提としてサメが人を襲うという構図が重要だが、本作は登場人物の数の割に食い殺される確率が非常に低いです。
サメが自発的に襲って食い殺す場面が少なく、そのせいでサメ映画としての面白さはあまり感じられなかったです。
次に人間ドラマのパートがやたらと細かく描写されているが、これは物語として必要のある部分とは思えなかったです。
あまりにも丁寧すぎるから壮大な人間ドラマを展開すると思ったら、海に入ってしまうと同じような格好するから誰が誰だか分かりません。
そもそも、馴染みのないエジプト人だとみんな同じように見えてしまうから、どっちにしても人間ドラマを丁寧にやる意味がありません。
その結果、誰がサメに襲われて殺されたのかピンと来ないし、勝手に登場人物たちが繰り広げるドラマを見せられている感じがしました。
それと主人公的な立場のプロダクションを女社長についてもあまり好きになれないタイプで、献身的な夫に対してヒステリックすぎると感じました。
その身勝手な主人公のせいでプロダクションの映像制作チームが振り回され、彼女一人だけが生還して賞を受賞するという皮肉なのだろうか。
本作に関して、エジプトの方はもっとサメ映画というモノをしっかりと学んでから挑むべきジャンル映画だと感じました。

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