【シン・タイタニック】RE-3765

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洋画

作品データ

公開年月 2022/04/15
ジャンル パニック/ホラー
原作 なし
監督 ニック・ライオン
脚本 ジェイコブ・クーニー、ジェイソン・ホワイト
製作 デヴィッド・マイケル・ラット
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

タイタニックが沈没して110年後、最新設備を備えつつ初代の外見を復元した“タイタニック3号”が完成して大西の処女航海に出航する。
かつての遭難現場に近づいた頃、突然システムがダウンし、船は制御不能になって危険な海域を突き進んでしまう。
更に乗客たちに襲いかかる不気味な怪現象が発生するが、それは海底に眠る亡霊の呪いと思わる状況でタイタニック3号は氷山に激突する時が迫るのだった。

登場人物&出演者

ローズ船長(演:キーシャ・シャープ)

代表作に『理想の夫婦のつくり方』、『マーシャル/法廷を変えた男』などがあります。

タイタニック3号の船長。出発前に航海を成功させるとしてスタッフに声をかけ、不吉な言葉を自粛させた。

パーティの為に着替えながら夫と通話するも信号が途切れ、ミアが亡くなったと報告される。
勝手に客船が氷山に向かっていく状況で止めようとして、あらゆる手を尽くすも失敗する。
氷山に衝突してコクラン教授に乗客の避難を言い渡し、自身もギリギリまで手伝っていた。
最後はコクラン教授と二人で脱出するも彼が死亡し、亡霊が乗り移って襲われてしまう。

ハル・カクラン教授(演:ジェイミー・バンバー)

代表作に『ゴーストオーシャン』、『タワーリング・ダウン』などがあります。

海底に沈んだタイタニック号の調査部隊で技術顧問をしていた。数々の所有物を引き上げて飾っていた。

興味のある人間に売りつけた大金を得るが、イディナが勝手に触った事で烈火の如くキレる。
次にストーン夫妻と二度も揉めてしまい、そのせいでミア殺害の容疑で監禁されてしまう。
亡霊の存在を見てローズ船長に引き返すように指示するが、氷山に衝突して沈没し始めた。
最後は乗客の避難を積極的にやってローズ船長と逃げ、力尽きるも亡霊となって襲いかかる。

ブライアン・アンドリュース(演:ジョセフ・ガット)

代表作に『ファインダーズ・キーパーズ』、『ダンボ』などがあります。

元ネイビーシールズの隊員。会社から既存の警備に加え、二重のセキュリティとして個別に雇われていた。

今回の船旅で警備として乗客の名前と顔を覚えていて、ストーン夫妻を見て部屋に案内した。
ミアが甲板で死んだ状態で発見され、録画されていたカクラン教授を追求して監禁をした。
実はカクラン教授とグルで乗客から金を巻き上げて、その一部をもらう手筈で組んでいた。
最後は客船が沈没する前、亡霊と目があって銃を向けるが、逆に操られ自殺させられていた。

ジュリ(演:ジェイ・キャッスルズ)

代表作に『ポンペイ2014』、『ジュラシック・スクール』などがあります。

「ホワイトスターライン社」の社員。タイタニック3号では乗客たちの案内役としてマイクで説明をする。

出発前にローズ船長から呼び出されて、今回の航海を成功させるように言い渡されていた。
カクラン教授と話していると、勝手にバイオリンに触っていたイディナを見て軽く注意した。
船内で盛大なパーティが始まると、マイクを手にして乗客たちを盛り上げようと声をかけた。
最後は客船が沈没するような状況になり、飾っていた救助ボートが落ちて圧殺してしまう。

ミア・ストーン(演:アナリン・マコード)

代表作に『トランスポーター2』、『デイ・オブ・ザ・デッド』などがあります。

1200万人のフォロワーを誇るインフルエンサー夫婦の妻。タイタニック3号に乗船するまで興味を持たなかった。

仕事として気持ちを入れてライブ配信をして、タイタニック3号についてフォロワーに紹介。
夫がハルとぶつかったせいで揉めるが、美人だと言い寄られるが最初から気持ち悪いと話す。
イディスの儀式を夫とともに見ていたが、バッテリーがなくなった事で仕方なく戻っていく。
最後は甲板で音楽が聞こえて夫と踊っていたが、イディスが呼び出した亡霊に殺害された。

ジャクソン・ストーン(演:デレク・イエーツ)

代表作に『オーシャンズ・ウォー』、『Breast Cancer Bucket List』などがあります。

1200万人のフォロワーを誇るインフルエンサー夫婦の夫。主に撮影を担当してスマホを片手に自撮りしていた。

最初からタイタニック3号に乗船する事に興奮して、乗り気じゃなかった妻まで触発した。
自撮りしている最中にハルとぶつかって侮辱され、妻に色目を使われた事で口論していた。
イディスの儀式をスマホで撮影して、バッテリーが切れると戻るとハルと再び遭遇して口論。
最後は甲板で音楽を聞いて妻と踊っていたが、亡霊が出現して困惑する中で行方不明になる。

イディナ・ベス(演:リディア・ハースト)

代表作に『キャビン・フィーバー/ペイシェント・ゼロ』、『トゥ・ヘル』などがあります。

勝手にタイタニック3号へ乗り込んだ若い女性。祖父はタイタニック号の船長で、その孫娘にあたる。

バイオリンを勝手に触っているとカクラン教授にブチ切れられ、祖母のヘアピンを持ち出す。
船底で手に入れた所有物を媒介にして、カクラン教授への復讐の為に亡霊を呼ぶ儀式をする。
見事に祖父が召喚され、他の亡霊たちも出現してストーン夫妻を襲って恨みを晴らしていた。
最後はタイタニック号と同じく氷山へ衝突させる為に動かし、ローズ船長の前で自殺をした。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はみんな大好きアサイラム製作&アルバトロス配給の作品となっています。
この作品は『ゾンビ・アルカトラズ』や『シン・アルマゲドン』で知られるニック・ライオンが監督を務めています。
「タイタニック」というと、20世紀初頭に建造された巨大な客船であったが、氷山に衝突したせいで約1,500人が亡くなっている。
ただ、現代においても多くの謎を秘めており、アメリカでは陰謀論も飛び交うほどに話題が途切れないようです。
そして、映画化と言えばジェームズ・キャメロンがメガホンを取り、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの共演が話題になりました。
そんな本作はジェームズ・キャメロンの作品をベースにしているようだが、そこはアサイラムの製作だから期待をしちゃいけません。
近年ではハリウッドは「ポリコレ」に侵食される中、アサイラムは変わる事なく毎回のように便乗作を作っていました。
ただ、本作ではちょっとだけ「ポリコレ」を感じさせる部分があるけど、それでもマシなレベルで普通に鑑賞できるだろう。
肝心の内容は本家本元のラブロマンスとはまったく違い、過去の亡霊たちが奪われた所有物を取り戻そうとする怨念が渦巻いているようなホラーでした。
さすがに誰もアサイラムにラブロマンスなど求めていないので、このような強引な展開でも充分に期待へ応えてくれています。
意外にもタイタニック3号のCGはちゃんとしていて、乗客たちが客船に乗っているように見えていたはスゴイと思います。
物語を動かすタイタニック号の船長の孫娘が儀式を経て、亡霊たちを呼び覚まして復讐をさせていくが、どう考えても他の乗客は無関係にしか見えなかったです。
あくまで海底から所有物をサルベージした教授が目的なのに、ただ乗り合わせた乗客を巻き込むのはテロリストとしか思えなかったです。
挙げ句は自殺を遂げて亡霊たちの暴走は止められず、ついにタイタニック号と同じく3号も沈没する展開は本家と一緒でした。
眠くなるような演出が多いアサイラムの中では比較的緊張感があるような感じで、ラストのオチも納得できるだろう。
ただし、あくまでアサイラムの製作と考えると、決して一般受けするような内容じゃないと言うべきだろう。

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