【英雄都市】RE-3507

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あ行

作品データ

公開年月 2019/11/28
ジャンル サスペンス/コメディ
原作 イム・ギュビン、リュウ・ギョンソン 『Long Live the King』
監督 カン・ユンソン
脚本 カン・ユンソン、リュ・キョンスン
製作 ジャング・ウォンソク
製作国 韓国
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

巨大ヤクザ組織のボスであるセチュルは、困った人を見過ごせないズルい人間を許せない昔気質の熱血漢として知られる。
ひょんな事で出会った女性弁護士のソヒョンに惹かれ、彼女に認めてもらいたくて心を入れ替えようと決意する。
ある日、遭遇したバス転落事故の救出劇の立役者として活躍し、人気者となったセチュルは国会議員選挙に出馬するも敵対するヤクザ組織の妨害に遭うのだった。

登場人物&出演者

チャン・セチュル(演:キム・レウォン)

代表作に『彼女の植木鉢No.1』、『最も普通の恋愛』などがあります。

主人公。モッポをナワバリにするヤクザ「八龍会」のボス。合法的に真っ当な生き方をしていると主張する。

テーマパーク建設に反対するソヒョンの一撃を食らうと、目を覚まして「いい人」を目指す。
同じく元ワルだったファンボに師事し、食堂を継いでからケガした彼に代わり出馬をする。
マンスやグァンチュンの策略でヤクザだと暴露されるが、ファンボ襲撃事件の犯人を捕縛。
最後は捕まったソヒョンを救出し、マンスの悪事がすべてバレた事で当選を果たした。

カン・ソヒョン(演:ウォン・ジナ)

代表作に『鋼鉄の雨』、『金の亡者たち』などがあります。

ヒロイン。弁護士。市民たちの味方になって市場を取り潰すテーマパークの反対をしていた。

雇われていたセチュルに対して強気にビンタをすると、彼を目覚めさせる一撃となった。
一目惚れされたと感じながらも、懸命に「いい人」になろうとするセチュルに嫌悪感を持つ。
ファンボの代わりに出馬するセチュルに反対するが、彼が市民の為に動く事で認めていく。
最後はグァンチュンに捕まってしまうが、セチュルに救出され、彼が当選して支える事に。

ファンボ・ユン(演:チェ・ムスン)

代表作に『修羅の花』、『一級機密』などがあります。

モッポ福祉財団の理事長。食堂を経営している。過去は元ヤクザという経歴で今は慕われる存在となる。

過去の罪を償うべく市民たちの為に慈善活動をして、モッポ市では民衆から高い人気を持つ。
マンスのやり方に不満を持つ市民やチョルミンの説得により、みんなの為に出馬を決めた。
「いい人」になりたいセチュルに食堂を譲って選挙活動をするが、襲撃を受けて断念した。
最後はセチュルの勝利を誰よりも信じていて、彼が当選を果たすと病室から喜んでいた。

ソパル(演:チュ・ジンモ)

代表作に『カンナさん大成功です!』、『霜花店/運命、その愛』などがあります。

八龍会に所属する最年長の組員。ボスのセチュルとは長い付き合いで何度も振り回されてきた。

テーマパークで反対する勢力を抑える為に雇われるが、ボスの一目惚れで状況が変わる。
警察とも昔から付き合いがあって、セチュルとともに食事をするほど信頼を寄せられている。
セチュルがグァンチュンを捕まえる時に暴走しないように、警察を同行させて追跡した。
最後はマンスの悪事が暴露されると、セチュルが逆転当選を果たして、みんなと喜んでいた。

チョン・チョルミン(演:ホン・キジュン)

代表作に『グッド・バッド・ウィアード』、『犯罪都市』などがあります。

“社会派ジョッキー”と呼ばれる人気のポッドキャスター。マンスを嫌ってファンボの出馬を願う。

以前からマンスのやり方が気に食わず、テーマパークを建設する反対運動を後押ししていた。
ファンボが出馬を決意すると、街で大々的なラジオ収録を展開して市民たちに訴えていた。
襲撃を受けたファンボの代わりにセチュルが出馬すると、マンスを倒す為に協力をしていた。
最後はマンスの悪事が暴露されると、セチュルが逆転当選を果たして、みんなで喜んでいた。

チャング(演:ユ・ヒジェ)

代表作に『君の結婚式』、『また、春』などがあります。

グァンチュンの腹違いの弟。モッポをナワバリにして、金融業で多くの店から多額の返済金を受け取る。

チンピラのような立ち回りをして、店で暴れていた時にセチュルがいてあっさりと倒された。
セチュルに個人的な恨みを持っていたが、情けない状況を聞いた兄から愛のムチを受ける。
ファンボ襲撃の犯人だとバレそうになると、暴走する兄を止めるが、金を持ち出した。
最後は賭博場で金を失い、セチュルたちの罠でグァンチュンの居場所を教えて逮捕された。

グァンチュン(演:チン・ソンギュ)

代表作に『犯罪都市』、『守護教師』などがあります。

パシフィック金融の社長でヤクザ。過去に殺人を行ったが、マンスの力によって時効を狙っていた。

そのせいで選挙の度に弱みを握られているせいで、マンスの邪魔をする者の排除をしていた。
ファンボが出馬を決めると、マンスの指示で襲撃を敢行するもせチュルが代わりに出馬する。
襲撃の犯人をセチュルたちが捕まえると、追い詰められてソヒョンを捕まえて脅迫をした。
最後は隠れ家に来たセチュルとのタイマン勝負に負けて、マンスを道連れにする証言をした。

チェ・マンス(演:チェ・グィファ)

代表作に『The NET/網に囚われた男』、『色男ホ・セク』などがあります。

モッポ市を代表する国会議員。二期連続で当選しているが、裏ではグァンチュンを使って悪事を働いていた。

賄賂などを巧みに使って買収を繰り返し、国会議員としての地位をずっと守ってきた。
ファンボが出馬を決めると、圧倒的な民衆の人気に危機感を覚え、グァンチュンを使った。
セチュルが過去に殺人事件に関与していた情報を手に入れ、グァンチュンと追い詰めた。
最後は悪事が暴露されると、選挙でセチュルに負けてしまい、飲酒運転の末に逮捕された。

ヒグマ(演:マ・ドンソク)

近年の出演作に『白頭山大噴火』、『エターナルズ』などがあります。

フィリピンをナワバリにしている韓国のヤクザ。八龍会と信頼関係を持ち、協力を惜しまない。

ファンボを襲撃した巨漢三人組をセチュルの手下が見つけて、彼らの尋問を頼まれていた。
パンチ一発で一番痩せている巨漢を黙らせると、立ち向かおうとした二人を笑顔で牽制する。
最後は巨漢三人組の生活を見て、インスタントラーメンを食べる彼らに同情をしていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『のむコレ3』にて上映された作品となります。
この作品は累計再生回数1億回を誇る韓国のWEBコミックが原作となっています。
更に『犯罪都市』で知られるカン・ユンソンが監督を務め、『江南ブルース』のキム・レウォンが主演を務めています。
何かと話題となる韓国ですが、映画に関しては邦画よりもレベルが高いのは認めています。
そんな本作は政治とヤクザという黒い繋がりのありそうな両者だが、本作は少しだけコミカルに描いています。
韓国のヤクザは日本のヤクザとあまり変わらないが、本作の主人公に関してロビン・フッドのような存在となります。
問題解決に暴力を使う事があっても、決して弱い者には手を出さない義賊のような主人公が政治家になっても説得力があります。
ただ、ゴール時点を国会議員を設定しているので、そもそも問題があるけど、本作は現実社会について考えるのはお門違いだろう。
主人公がガンガン前に出て善行を積んでいくと思ったが、なんだか周りが騒いでいるような印象を持ちました。
あくまで主人公は等身大で勝負して、政治的な部分ではヒロインを含めたスタッフが支えていくような形になります。
コメディな要素を含めているので、そこまで残酷な描写はないが、ヤクザが関わっている以上は暴力とは切って切り離せない。
しかしながら、最低限の暴力描写に抑えていて、誠意を見せる事が多くの人に認められるというメッセージが含まれていました。
政治家自体は怪しい職業であるけど、主人公は間違えなく市民たちの為に政治をやろうとする姿勢は伝わりました。
あとは、ちょい役ながらマ・ドンソクが特別出演してくれたので、彼が主人公でも良かったかなと思ってしまうぐらい雰囲気がありました。

コメント

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