【比較】映画とドラマの違い【3つのなぜを解説】

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比較

ぶっちゃけ、映画の方がドラマより上だ

ドラマは好きだけど、映画は長いし、お金かかる微妙だよね

そう思っている方、残念ながら根本的に間違っています。

映画には映画の良さがあって、ドラマにはドラマの良さがあります。

それぞれが似たようなコンテンツだが、実際はまったく違うと言い切れます。

今回、この記事を読めば、アナタは映画とドラマの違いを言える人間になれるでしょう。

ワタシは2009年5月25日から『脳内ミニシアター改』というブログで映画のレビューを書き続け、現在は2000本近い数を書き溜めています

更新日:2020/10/21

映画とドラマの歴史

違いを解説する前に、まずは映画とドラマについての歴史を軽く説明します。

どうでもいいと思った方は飛ばしても構いません。

世界初の実写映画は1895年に公開された『工場の出口』と言われています。

フランス人の映画発明者であるルイ・リュミエールが監督した作品。

わずか50秒で内容はタイトルの通りに労働者たちが工場から出て行くだけ。

一方でドラマでは、1940年に放映された『夕餉前』が日本初だという。

こちらは日本放送協会で現在のNHKが12分のドラマとして作っている。

映画とドラマの決定的な違い

多くの人が持つイメージとして簡単に表としてまとめました。

それぞれ、一本の作品に対する違いを表しています。

映画ドラマ
  媒 体  映画館テレビ
料 金有料無料
時 間平均で100分15分~2時間
期 間1話完結1クール(13話)

※最近では動画配信サービスが充実していて、パソコンやスマホでも鑑賞ができる。

※期間については1時間のドラマを基準にしています。

アナタが思いつきそうなイメージを比較しましたが、次は「3つのなぜ」を細かく解説します。

1.なぜ、映画は映画館、ドラマはテレビなのか

結論として、それぞれが持つ目的の違いです。

資金源の違いだと、

映画はハリウッドを含めた海外の多くは製作会社から資金をもらって作る。

ドラマはスポンサー、つまり、よくみるCMを出している会社から資金をもらって作る。

映画は製作会社、ドラマはスポンサーと覚えればいいです。

製作会社とスポンサーが求める結果は、

映画の場合、チケット代から得る興行収入を含めた利益を製作会社がもらう

ドラマの場合、視聴率によってCMを出す会社が単純に満足するという違いがあるのです。

映画は明確な売上、ドラマは高い視聴率を狙っている

ただし、ドラマにおけるスポンサーは自社の商品をCMによって売上を伸ばして利益を得る。

最終的なゴールは映画とドラマは「売上」が共通しています。

2.なぜ、映画よりドラマの方が格下に感じるのか

結論として、金を払う映画館と無料のテレビに原因がある。

映画の場合、

実際に自分のお金を使って払ってまでみる映画は、圧倒的な映像と音響を提供します。

いつもと違う雰囲気にワクワク感があって、一度しかみられないから普段よりも集中する。

あの映画が始まるまでの時間がかなり好きです

ドラマの場合、

テレビをつければ勝手にやっているドラマは、自分がいつもいる環境でみられる。

再放送の可能性もあって、何度かみられる上に、無料だから飽きたらチャンネルを変える。

つまらないと思ったら続きをみることはない

映画は場所を買った感覚、ドラマは生活の延長上だから特別感がない。

それに映画は1話完結、ドラマは13話構成と付き合う時間の違いもあるのです。

3.なぜ、映画の方が映像に迫力がってドラマはないのか

結論として、撮影期間の違い。

映画の規模によるが、長いと年単位で役者たちのスケジュールをしばる。

ドラマだと1クールならば、4ヶ月で最終回の数日前に終わります。

映画は完成してから公開し、ドラマは放映と撮影を同時進行させる

映画はじっくりと作り込んで、撮影が終わってから監督たちが編集する映像の質が高い。

ドラマは同時進行だから、限られた時間で撮影と編集をするから映像の質が合格ライン。

編集で使える時間の差で映像の質に違いが出ている

映画とドラマの現場はそれぞれ大変だろうが、使える時間の差が明確です。

ただ、近年では映画並みの規模で作る海外ドラマが増え、違いも次第に変わっていくだろう。

まとめ

以上、映画とドラマの違いをザックリと解説しました。

映画は最大でも3時間、ドラマは1クールだと13時間の拘束が発生します。

特別な雰囲気を味わうなら映画、生活の一部としてのドラマ、それぞれに良さと面白さがある。

映画にしろ、ドラマにしろ、どっちらに関しても上も下はなく、アナタの生活スタイルに合った方を選んで楽しめばいいと思います。

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