【デスフォレスト/恐怖の森5】VD-785

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作品データ

公開年月 2016/09/03
ジャンル ホラー
原作 Kazz 『DeathForest/森からの脱出』
監督 福田陽平、田中佑和
脚本 福田陽平、田中佑和
製作 張江肇、鈴木ワタル
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

連日に渡って巨大な顔の怪物の目撃情報とともに、インターネット上では関連したキーワードが飛び交っていた。
目撃した者は消滅してしまうという都市伝説だったが、目撃情報と目撃者たちの失踪が相次ぐようになていた。
その一報、巨大な顔の怪物の真相に迫る直前で正体を追う気力を失った内田だったが、集団失踪事件の重要参考人として警察が行方を追うようになるのだった。

登場人物&出演者

橋本結衣(演:藤本結衣)

代表作に『憑きもどり』などがあります。

女子高生。七瀬を含めた仲良3人組でいつも過ごしていた。父親はすでに亡くなって母親が深夜勤務をしている。

友人が目の前でヨシエに食い殺されると、ちょうど通りかかった亮太に助けられていた。
七瀬と一緒に行動していて、亮太と連絡がついてヨシエに対抗する集まりに参加していた。
主催者である安藤から説明を受けると、原因を究明するよりも対策を考えるべきと主張した。
最後はヨシエに食われたが、目を覚ますと知らない森の中で亮太のペンライトを見つける。

齋藤七瀬(演:木下愛華)

代表作に『咲/Saki』、『純平、考え直せ』などがあります。

女子高生で結衣の親友。仲良し3人組としていつも行動している。結衣の家庭事情をよく知っている。

友人の一人が行方不明になってしまい、怪物に追われていると結衣に言われて一緒にいた。
亮太と連絡を取って安藤が主催する対抗する集まりに行くが、ヨシエたちがまだ見えない。
ストーカーたちが襲撃していく中、結衣がヨシエに食われた事により見えるようになった。
最後は内田に助けられてサイトウの元に行くが、最後の生贄として彼の前で食われてしまう。

近藤亮太(演:庄八)

本作が長編映画デビュー作となります。

アイドルオタク。推しのアイドルライブでは仲間たちと組んで、ヲタ芸を披露しながら毎回応援していた。

推しのアイドルがヨシエによって連れ去られ、自身も狙われるも逃げる結衣をと逃げ出した。
七瀬たちから連絡を受けて会うと、ヨシエたちについて知っている情報を説明していた。
ヨシエたちと対抗する為の集まりに結衣たちを連れていき、彼女たちを守ると宣言していた。
最後は結衣が諦めて食われると、見えるようになった七瀬の為にヲタ芸を見せて食われた。

飯本アオイ(演:安田帆花)

代表作に『バレンタインナイトメア』などがあります。

渋谷で写真を撮っていた女子カメラマン。何かに逃げていた女子大生を追いかけて写真を撮っていた。

安藤が主催する集まりに参加していて、実はヨシエたちの写真を撮ったとして見せていた。
バカチョンで撮っていた事から自然光なら姿を写せるとして、安藤たちにヒントを与えた。
ストーカーたちの襲撃を受けてみんなと逃げ出し、本郷が用意したクルーザーで逃げ出した。
最後は安堵してみんなで写真を撮ったが、上空のヨシエを見て言葉が出ず食われてしまう。

本郷剛(演:内田章文)

代表作に『ミッドナイト・イーグル』、『るろうに剣心』シリーズなどがあります。

渋谷のライブハウスで活躍するラッパー。ライブの後に酔っ払いに絡まれて殴り倒し写真を撮っていた。

酔っ払いが行方不明になってしまうと、警察への通報から任意で事情聴取されて否定した。
安藤がヨシエたちに対抗する集まりに参加し、聞かされる説明について文句を言っていた。
ストーカーたちが襲撃してくると、安藤と車を取りに行ってクルーザーに乗っていく。
最後は安堵したところで安藤やアオイたちと話すが、現れたヨシエにみんなと食われた。

カオリ(演:岩松美穂)

本作が長編映画デビュー作となります。

渋谷を拠点で遊ぶギャルのカップル。ヨシエを見ていた一人で恋人のギャル男と一緒に安藤の集まりに参加していた。

切羽詰まっている中で軽いノリで参加していて、安藤の小難しい持論を聞いても理解できず。
どうすればいいのか簡単に説明するように提案するが、結局答えがないと知ってガッカリ。
ストーカーたちの襲撃でビビっていたが、ヨシエに向けてライトを照らして動きを止めた。
最後は本郷が用意したクルーザーに乗り込むが、上空のヨシエに気づかず食い殺された。

安藤泰信(演:遠藤耕介)

代表作に『アイズ』、『青春群青色の夏』などがあります。

SNSをずっと監視していた青年。ヨシエに追われている書き込みを見て、すぐに対応策を書いて向かった。

襲われそうな男性と合流してヨシエについて語っていると、一人だけ助かってしまう。
独自にヨシエが見える人たちを集めて、調査した結果を話すも決定的な対抗策を持たない。
ストーカーたちから襲撃を受けて、光るスーツで車を取りに行ってカオリたちを助け出す。
最後は本郷が調達したクルーザーで海に出て安堵するが、現れたヨシエにみんなと食われた。

鶴田正信(演:銀次郎)

代表作に『半次郎』、『あしたのジョー』などがあります。

元刑事。妻が娘の前でヨシエに食い殺されている。娘を守る為に後輩の刑事に内田を探すように求めていた。

ホームレスになっていた内田が事情聴取されると、気力がなくなっていた彼を奮い立たせた。
安藤が主催する集まりに参加して、アオイがヨシエたちを写したカメラの名前を口にした。
写真を手にして後輩の刑事まで証拠だと提示し、どうするか強く迫り一緒にヨシエを止める。
最後は街中でヨシエに遭遇すると、妻の仇と娘を守る為に自ら飛び込んで食い殺された。

サイトウ/鄙山月子(演:下東久美子)

代表作に『デスフォレスト/恐怖の森』シリーズ、『劇場版 ほんとうにあった怖い話2020/呪われた家』などがあります。

謎の老婆。渋谷にヨシエたちを引き連れてきた。どこかのビルの屋上で108人分の蝋燭を立てて生贄を探す。

電車の中に乗って生贄に相応しい人間を選別し、大都会の中にヨシエたちを召喚させていく。
人が消えてしまうニュースやオカルトの噂が立っても、ヨシエたちに変わらずやらせる。
ついに残りが数人となったところで、奮起した内田と再会するも一切止めようとしない。
最後は生贄になりたいと内田の熱望を聞かず、七瀬を最後の生贄にしてヨシエたちと消えた。

内田一輝(演:川岡大次郎)

代表作に『デスフォレスト/恐怖の森』シリーズ、『闇金リアルゲーム』などがあります。

元フリーの記者。目の前で畠山の娘が犠牲になって心が壊れ、ホームレスとして社会からドロップアウトした。

ヨシエたちの幻覚に悩まされている中、山辺刑事たちの捜索によって見つかって連行される。
鶴田に助けてもらいたいと言われるが、何もできないと当初は訴えるも再び立ち上がった。
狙われていた七瀬を助けに向かい、ついにサイトウと再び遭遇して生贄を狩っていると知る。
最後は残り最後の生贄を熱望したが、七瀬を奪われた事でついに心が完全に壊れてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作はシリーズにおいて五作目で監督は福田陽平、田中佑和に変わっています。
この作品は女性アイドルグループ「palet」のメンバー、藤本結衣にとって映画初主演作となっています。
まさかシリーズが5作目までやって来ると誰も思っていなかったし、どこに需要があるのか分からない作品です。
前作で更に謎を深めるだけでヨシエたちの素性までたどり着けず、今回でようやく彼らの動機や目的が分かると思っていました。
しかし、本作は残念ながらヨシエたちが怪物化した原因など語らず、ただ渋谷に現れて無差別に人々を襲っていくだけでした。
何より本作では群像劇のようにしてしまい、特定の主人公を設けないディザスター映画みたいなワチャワチャした印象になりました。
シリーズの主人公である内田一輝を演じる川岡大次郎が登場すれば、グダグダ路線がなんとか元の路線に戻るような感じになっていました。
なぜ群像劇にしたのかまったく分からないし、ヨシエたちの恐ろしさよりもギャグ路線に走ってしまったのは完全に間違いでした。
今まで面白くない作品ばっかりでしたが、ホラーをやろうとしていたところに一貫性があっただけに、本作の笑えないコミカルな描写はあまりにもヒドイと感じました。
最初からギャグのような展開だったら許されたかもしれないが、監督の交代でそうなってしまったのは仕方ないにしても、このような雰囲気の変え方は間違っています。
結局、ヨシエたちが生贄にしてきた人たちはなぜ狙われたのか、見える人と見えない人との違いとか、根本的な部分での説明がほぼなかった。
そもそも、作っている側はそこら辺を理解しないまま映画を手がけているだろうから、本作のようなヒドイ有様になっていると思います。
一応、これでヨシエたちが求める生贄を食らい尽くした事になるが、まだシリーズの主人公である内田一輝が生きているから続編の可能性は残されている。
もし次の作品を作るならば、せめて前日譚を含めた設定の説明をした内容にして欲しいが、それを求めるのはムリがあるかもしれないだろう。

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