【ゴースト・ヴィレッジ/憑依村】RE-3486

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洋画

作品データ

公開年月 2019/01/08
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 イヴァン・クラリェヴィッチ
脚本 ベン・エバンハート
製作 デヴィッド・ガレイス、ダニエル・シュツル
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

都会に住むジェイクとダイナの夫婦は、息子スティーヴンと娘ミカエルがいるが、すれ違いの生活に疲れて地方にある一軒家で夏を過ごそうと計画した。
インターネットも繋がらない大自然に囲まれた田舎へやって来た一家は、禁欲的な生活を送るアーミッシュたちの村があって、彼らは森へ行くなと警告する。
一家が過ごしているうちに夫婦の関係は更にギスギスし、二人の子供だちの様子も何かに取り憑かれたようにおかしくなっていくのだった。

登場人物&出演者

ダイナ(演:エレナ・カルーソ)

代表作に『クローバーフィールド/HAKAISHA』、『ダーケストアワー/消滅』などがあります。

主人公。夫とギクシャクした関係になっていて、夏休みを利用して彼の故郷で環境を変えようと提案する。

テレビもネットもないような環境に来たのはいいが、家族の絆を取り戻す事は何もしない。
何もする事がないのに子供たちから娯楽を取り上げて、そのせいで更に家族の仲が悪くなる。
実は過去に浮気して夫を裏切っていて、その罪悪感から家族を取り戻そうとするも失敗した。
最後は森が取り込んだ魂を集める光景を見るが、なんとか子供たちを連れて逃げ出した。

ジェイク(演:クリス・コナー)

代表作に『マイ・ハート、マイ・ラブ』、『ハロウィンⅡ/2009年版』などがあります。

ヒロイン。仕事が忙しく家族に構っていられないせいで、なぜかギクシャクした状態になってしまっている。

妻の提案で故郷のアーミッシュにあるコテージに止まると、一人で薪割りをして楽しむ。
子供たちが退屈すぎて文句を言い出すと、妻に言われて一緒に楽しむも森のせいで変貌する。
実は過去に森に棲んでいる何かに魅了されるが、祖父に助けられて外の世界に出て行った。
最後は森が取り込んだ魂を集める光景に引き寄せられ、サラと再会して取り込まれてしまう。

スティーヴン(演:ノア・ヘッドリー)

本作が長編映画デビュー作となります。

ダイナとジェイクの長男。両親がギクシャクしていると知りながらも、ネットの世界に逃げていた。

勝手に夏をアーミッシュで過ごすと決められ、不満しか出さないまま強制的に連れ出される。
テレビやネットもないような環境に耐えられず、森に惹かれていくが母親に止められていた。
父親が知らない母親の浮気をぶち撒けて、ハイになるガスを見つけてトリップしていた。
最後は森が取り込んだ魂の光景を見ていたが、正気を取り戻した母親に家へ連れ戻された。

ミカエラ(演:アッカリア・キンタナ)

代表作に『デッドマン・タウン』、『The Journal』などがあります。

ダイナとジェイクの長女。両親がギクシャクしている状態を感じるが、幼い為に何もできずにいた。

家族の絆を取り戻す為に両親が提案するアーミッシュで過ごす事に仕方なく連れ出された。
コテージに到着して早々にみんなが見えない子供たちを見て、森まで勝手に出て行った。
心配した両親たちが迎えに来て連れ戻されるが、影響を受けておかしな事を口にしていた。
最後は森が取り込んだ魂の光景を見ていたが、母親に連れ戻されるもエルロイを見て笑った。

サラ(演:ジェニファー・ガレイス)

代表作に『シックス・デイ』、『バナナ★トリップ』などがあります。

アーミッシュに住んでいる女性。部外者であるダイナたちの質問に対して素直に答えていた。

子供たちを森に入れちゃいけないと聞いたダイナに質問されると、その言葉を肯定していた。
数十年前はジェイクとは親しい間柄であり、森に引き寄せられるも彼に助けられていた。
夫を探していたダイナたちと合流し、森の中に入っていった彼を追う為に案内してあげる。
最後は森が取り込んだ魂の光景を見ると、ジェイクとの再会を喜んで一緒に見ていた。

ジェイコブ(演:アレックス・ユルカバ)

代表作に『Five Years Later』などがあります。

アーミッシュに住んでいる青年。エイモスが森に囚われたせいで、仲間を惨殺したショックを抱える。

サラと想いが通じ合っていて、彼女を守る為に森の正体を知ろうと踏み込もうとしていた。
それを察知したアブラハムに暴走を止められ、森が持っている邪悪な力について説明される。
アブラハムの言葉を無視して、森の正体を知ろうとナイフを片手にサラを連れ出した。
最後は森の入り口でアブラハムが現れると、彼の説得に応じて、アーミッシュを出て行った。

アブラハム(演:グレッグ・ウッド)

代表作に『シックス・センス』、『サイン』などがあります。

アーミッシュのリーダー的存在。エルロイが森に囚われて殺人を犯して自殺するが、彼の墓前で許していた。

不満を持って許せないと訴えるジェイコブに声をかけて、信仰心を持つべきだと諭していた。
事情が分からないジェイコブを森の中へ連れて行くと、そこにある邪悪なモノを説明した。
森に囚われてサラと向かったジェイコブを止めると、彼を助ける為に外の世界へ出した。
最後は戻ってきたジェイコブと再会するが、森に囚われた彼に首を絞められて殺された。

エイモス(演:ジャック・バックリー)

代表作に『Traffickers』、『Dead Voices』などがあります。

アーミッシュに住んでいた青年。森が持つ邪悪な力に囚われる。畑仕事を放置して森の中へ入ってしまう。

森の邪悪な力に感情を支配されてしまい、家に帰ると斧を手にして仲間を惨殺していた。
ジェイコブとサラを連れ出したが、森の危険さを口にして、トラックに轢かれて死亡した。
ガスを吸ってハイになるスティーヴンの前に現れ、母親がアバズレと刷り込んで引き寄せる。
最後は逃げ出したダイナたちを追っていき、アーミッシュの境界線を出て彼らを追っていく。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は「アーミッシュ」を舞台にした珍しい作品となります。
「アーミッシュ」とはアメリカやカナダでドイツ系移民の宗教団体が形成する独自のコミュニティとなっています。
昔ながらの生活に重点をおいていて、現代の文明から切り離された生活をしているのが最大の特徴となります。
この「アーミッシュ」自体は初めて知ったので、本作を鑑賞した唯一の良いところでした。
どうやら『ミッドサマー』や清水崇監督の『村』シリーズなどを意識した邦題だが、中身はあまり似ていなかったと思います。
独自の生活を送るアーミッシュである必然性があったとは思えないし、架空のコミュニティでも問題はないと感じました。
ただ、製作側はアーミッシュに特別な思い入れがあって使ったのだろうけど、本作の描写だとカルト的な団体と勘違いされるかもしれない。
その実態についてはまったく知らないので、アーミッシュの生活様式を再現しているだろうけど、文化について真偽は分からないです。
本作はいわゆる製作側の自己満足だけで終わっていて、完全に鑑賞する側の気持ちを無視した構成となっています。
多分、考察する余地を与える為に謎の部分を作っているだろうが、多くの鑑賞者はそこまで考えようとしません。
そもそも、興味を持たせるような作り方をしておらず、何か起きそうで何も起きない展開では眠気しか与えられない。
完全に製作者の自己満足で作っているせいで、ラストもよく分からず、考察する前に記憶から消したくなるぐらいどうでもいいです。
本作に登場する家族はすでに破綻していて、絆を取り戻そうと父親の故郷に来るが、まったく行動しないから意味がありません。
家族の絆を取り戻そうと動くなら意味が分かるけど、ただ場所を変えただけで本質的な部分を変えていないから何も変わらないのは当然だろう。
これも製作側がの意図的な演出だろうが、もう少し説得力のある行動を登場人物たちに与えるべきだったと思います。
たまにこういう製作側の自己満足で作る作品があるけど、時には大当たりするけど、基本的には本作のような退屈なモノになってしまいます。
邦題から少しだけ興味を持ちましたが、中盤まで鑑賞して意識が何度も飛んで、違う作品を借りれば良かったと後悔するぐらいのゴミ映画でした。

コメント

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