【ワールド・ウォーZ】MY-232

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洋画

作品データ

公開年月 2013/06/21
ジャンル ホラー/アクション
原作 マックス・ブルックス 『WORLD WAR Z』
監督 マーク・フォースター
脚本 マシュー・マイケル・カーナハン、ドリュー・ゴダード、ほか
製作 ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入Blu-ray

あらすじ

妻と二人の娘と平穏な日々を送っていた元国連捜査官のジェリー。
ある日、家族を乗せた車で渋滞に捕まったジェリーたちは、謎のウイルス感染によって人々が瞬く間に凶暴化して増殖する現場に遭遇する。
間一髪で逃げ出したジェリーたちだったが、過去の経歴を知る旧友から現場復帰を依頼され、家族を守る為、彼はウイルスの発生源を探す事になるのだった。

登場人物&出演者

ジェリー(演:ブラッド・ピット)

近年の出演作に『ジャッキー・コーガン』、『マネーボール』などがあります。

主人公。元国連職員。現職時代は世界中の戦場で調査をし、それが原因で辞める事になる。

仕事を辞めて家族と過ごしていたが、Zの襲撃で旧友のティエリーを頼って避難する。
当初は軍の作戦に参加を拒否していたが、家族が戦艦に留まる為に仕方なく同意する事に。
Zの発生源を探す為に世界中を飛び回って、一時は命を落としそうになるも生還する。
最後は自らの体を使ってZが無視する方法を成功させ、これにより人類を救う事になる。

カリン(演:ミレイユ・イーノス)

代表作に『L.A.ギャングストーリー』、『デビルズ・ノット』などがあります。

ジェリーの妻。イギリス人。ジェリーが国連時代に多大なストレスを受けていた事を知る。

家族で出かける際にZの襲撃に遭遇し、夫と力を合わせてなんとか街から脱出を果たす。
ティエリーと会う為に近くのマンションまで避難し、そこにいた家族に助けられた。
ジェリーが協力する条件で軍艦に残るが、電話をかけたせいで在韓米軍が犠牲となる。
最後はジェリーが死んだと思われ軍艦を降ろされるが、安全な場所で再会を果たす。

セガン(演:ダニエラ・ケルテス)

代表作に『Mivtza Hamaniya』などがあります。

イスラエル国防軍の女性兵士。イスラエルへやって来たジェリーを案内と護衛をする。

Zが壁を乗り込んできた時もジェリーを守りながら避難するも左手を噛まれてしまう。
すぐにジェリーが左手を切り落とし、多量出血しながらも間一髪で感染を免れる。
WHOの研究所にたどり着き、Zから襲われない方法として致死性の病原菌を求める。
最後はジェリーが対抗策を手にして、WHOで回復してから自分の国へ帰っていった。

ティエリー(演:ファナ・モコエナ)

代表作に『ホテル・ルワンダ』、『マンデラ/自由への長い道』などがあります。

国連事務次長。過去にジェリーと仕事をしていて、Zの襲撃で米海軍艦隊に迎える。

軍が進めるZのワクチン製作の作戦にジェリーが参加する事に心を痛めていた。
Zから隠れる方法を思いついたジェリーの為に近くにあるWHOの施設を知らせた。
ジェリーからの連絡が途絶え、仕方なくカリンたちを安全な場所に降ろしてしまう。
最後は衛星電話からジェリーの無事を確認し、カリンたちの居場所を教えた。

ファスバック博士(演:エリス・カベル)

代表作に『ブギーマン3』、『ビトレイヤー』があります。

ハーバードのウイルス学者。世界に蔓延した謎の伝染病について答えを導き出せる人物。

ワクチンを作り出す自信を持っていて、検体を得る為に在韓米軍の基地に志願をした。
同行していたジェリーや特殊部隊に高らかにウイルスを撃退できる方法を説明していた。
最後はZの襲撃で怖くなって逃げようとして足を滑らせ、銃を暴発させて自分で頭を撃った。

スピーク大尉(演:ジェームズ・バッジ・デール)

代表作に『アイアンマン3』、『ローン・レンジャー』などがあります。

在韓米軍の兵士。生き残った兵士たちのリーダーとして襲ってくるZの対処をしている。

基地へやって来たジェリーたちを出迎え、最初に報告されたゾンビについて語った。
CIAで北朝鮮に武器を密売していた男の嘆きを聞いて、ジェリーに説明をしていた。
ジェリーたちが向かう次なる目的地の為に飛行機の給油をする作戦を立てて先頭に立つ。
最後はジェリーの衛星電話でZに気付かれ、噛まれてしまい、自分で始末をつけた。

ユルゲン・ヴァルムブルン(演:ルディ・ボーケン)

代表作に『アメリカン・レガシー』、『約束の葡萄畑/あるワイン醸造家の物語』などがあります。

イスラエルの諜報機関“モサド”の高官。冷静で有能で知られ、壁の建設を進めた。

ゾンビの存在を信じるような夢想家じゃないが、現実的に考えて速やかに壁を作った。
発生源を探していたジェリーたちを出迎え、壁を隔てているから安全だと安心していた。
助けた人々が調子に乗って歌い始めると、刺激を受けてZに壁を乗り越えられてしまう。
最後はジェリーたちを安全な場所へ避難させる為に兵士を出し、自身も脱出した。

ハビエル(演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)

代表作に『ナイトミュージアム』、『天使と悪魔』などがあります。

ジェリーたちがたどり着いたWHOの責任者。ローマで妻と息子を失っている。

当初はジェリーを怪しんでいたが、衛星電話でティエリーから話しを聞いて信じる。
ジェリーの仮説を信じて、病原菌が貯蔵されるZが多くいる研究棟の道案内をする。
結局は直前でZの大群に出くわし、セガンとともに研究所へ戻ってきてしまう。
最後はジェリーが自ら実験体となって対抗策を生み出し、すぐに量産体制に入った。

感想

[個人的な評価]

評価 :4/5。

本作はマックス・ブルックスの同名小説が原作であるが、ウイルスの感染力以外はまったく別物の内容となっています。
ゾンビ映画というのは基本的に低予算で製作される作品がほとんどとなります。
B級映画の代名詞であるゾンビ映画に超大作並みの製作費があったらどうなるのか。
ついに本作がその答えを教えてくれるゾンビ映画の超大作として製作されました。
最も分かりやすいのは、主人公のジェリーを演じているのは、ハリウッドを代表する俳優の一人であるブラッド・ピットでしょう。
普通なら、無名かB級映画専門の俳優が演じるけど、ブラッド・ピットは数多くのメジャーな作品に出ている人気俳優。
そんな彼がゾンビ映画の主演となれば、その注目度は他とは比べ物になりません。
豊富な製作費の象徴とも言えるのはゾンビのほとんどがCGという点だろう。
大抵のゾンビ映画は多くのエキストラを雇い、ゾンビメイクを施して演技をさせます。
これに関してはかなりの労力と時間を費やすが、CGならば、パソコンと技術者がいればなんでもできます。
もちろん、エキストラを使った方が安上がりだが、本作は豊富な製作費があるので煩わしさがないCGを選んだのでしょう。
何よりゾンビ役に無茶をさせる事ができるのがCG最大の利点で、通常のゾンビ映画とは違った迫力があります。
ゾンビメイクはさすがに金がかかっていて、ディテールまでこだわっているのが分かる。
本作のゾンビはハイブリッド型であるが、更に機敏性と積極性を加え、大群の恐ろしさを見事に演出しています。
ゾンビの恐ろしいところは、何も恐れず大群で真っ直ぐ突っ込んでくる点でしょう。
本作はゾンビの怖さを見事に再現していて、イスラエルで雪崩れ込むように迫る大群の様子は凄まじいインパクトを与えてくれている。
ただし、本作は根本的に解決したワケじゃなく、一時の平穏を得ているに過ぎません。
すでに続編が決定しており、次回作で発生源を突き止めていくのだろうと予測されます。
ゾンビ映画に金をかけるとどうなるのか、本作はしっかりと教えてくれました。

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