【エンド・オブ・ロード】VD-776

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あ行

作品データ

公開年月 2022/09/09
ジャンル サスペンス/アクション
原作 なし
監督 ミリセント・シェルトン
脚本 クリストファー・J・ムーア、デヴィッド・ロッカリー
製作 マーク・バーグ、トレイシー・E・エドモンズ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

夫ジェイくを亡くし生活苦に陥ったブレンダは、二人の子供キャムとケリーと弟のレジーと思い出が詰まった一戸建てを離れ新天地テキサスに向かう。
とある砂漠地帯ではメキシコのギャングがミスタークロス宛の荷物を受け取ると、相棒の男を銃殺して荷物を奪って逃走する。
モーテルに到着したブレンダたちは深夜、隣の部屋から暴れる声と銃声を耳にして外へ出ると、荷物を奪った男が瀕死の重傷で倒れていたのだった。

登場人物&出演者

ブレンダ(演:クイーン・ラティファ)

近年の出演作に『HUSTLE/ハッスル』、『ガールズ・トリップ』などがあります。

主人公。救急看護師。夫を亡くして依頼、家族を守る為にシングルマザーとして支払いなどに追われていた。

ついに支払いが滞り家を売りに出し、テキサスにある実家へ引っ越す為に家族と車で向かう。
モーテルの隣室でラックが殺害されると、レジーが勝手に金を持ち出してクロスに狙われる。
清掃係に金を盗まれるも取り戻し、指定された場所に来るとハマーズ警部が犯人だと知る。
最後は反撃でハマーズの車が木に激突して死亡し、レジーが拝借した金を認めて隠していた。

レジー(演:リュダクリス)

代表作に『ワイルド・スピード』シリーズ、『マックス・ペイン』などがあります。

ブレンダの弟でケリーとキャムの叔父。ハンバーガー店の店長補佐。いつもハッパを吸って姉に注意される。

姉の家族がテキサスに帰るという事から一緒に付いていくが、子供たちと同じく不満を持つ。
隣室のラックが殺害されると、見つけた金を勝手に持ち出したせいでクロスに命を狙われる。
ハマーズ警部にケリーとキャムたちと捕まるが、自力で脱出するもハサミで刺され負傷した。
最後は姉がハマーズ警部を倒して、こっそりと金を拝借して家族がやり直す為だと説得した。

ケリー(演:マケイラ・フェイス・リー)

代表作に『hady Neighbors』、『The Inheritance』などがあります。

ブレンダの長女でキャムの姉。テキサスに引っ越す事に反対して、母親に対して反抗的な言動を見せていた。

仕方なく母親に従っていたが、叔父のレジーに言われて少しだけ納得して旅に付いてきた。
隣室でラックが殺害され、金を奪ったとして狙われるも当初はは分からず弟の誘拐で困惑。
ハマーズ警部に叔父とキャムとともに捕まるが、なんとか脱出して母親と合流して逃げ出す。
最後は母親がハマーズ警部たちを倒し、叔父が手に入れた金はもらうべきとして賛同した。

キャム(演:ショーン・ディクソン)

代表作に『Velvet Jesus』などがあります。

ブレンダの長男でケリーの弟。姉と同じく引っ越しに反対して、最後まで家に残ると母親に抵抗していた。

姉とともに仕方なく従っていたが、旅する中で母親との会話で少しだけ気持ちが解けていた。
隣室でラックが殺害され現場を見なかったが、クロスによって誘拐されて母親が動く事に。
叔父と姉がハマーズ警部に連れてこられ、一緒に地下室に閉じこめられるも自力で脱出した。
最後は母親がハマーズ警部を倒し、叔父が持ち出した金の正当性を主張して笑顔になった。

ハーヴィー・ラック(演:ジェシー・ルケン)

代表作に『42/世界を変えた男』、『バスターのバラード』などがあります。

クロスの手下。用心棒兼取り立て屋をやっている。危険な取引で命を張るが、金をもらえない事に不満を持っている。

相棒といつものように金を手に入れるが、もう従うつもりはないとして殺害して立ち去った。
モーテルに泊まっているところをクロスに見つかり、襲撃を受けて首を撃たれて瀕死状態に。
最後は隣室だったブレンダが応急処置しようとしたが、出血多量によって死亡してしまう。

ヴァル(演:フランシス・リー・マッケイン)

代表作に『マシンガン・パニック』、『テックス』などがあります。

ハマーズ警部の妻。クロスに追われるレジーとケリーを迎える。銃が多少使えるようで優しそうな雰囲気を持つ。

ハマーズ警部が正体を現した途端、ショットガンを持ち出してレジーたちを脅して監禁する。
金を持っていたブレンダを誘い出す為にボイスチェンジャーを使って自宅に呼び寄せた。
レジーたちの反撃で夫が地下室に捕まり、反撃で負傷させるも結局は同じく捕まってしまう。
最後はブレンダたちを車で追うが、発煙筒を処理しようとした夫の誤射で顔が吹き飛び死亡。

ハマーズ警部(演:ボー・ブリッジス)

代表作に『マックス・ペイン』、『ガルヴェストン』などがあります。

アリゾナ州のベテラン警察官。ラックがモーテルで殺害されると、すぐに現場へ急行して状況を見ていた。

唯一の目撃者であるブレンダたちが解放された事に怒り、詳しい情報を聞く為に追いかけた。
キャムがクロスに誘拐されてレジーたちの力になろうとして、その正体こそがクロスと判明。
レジーたちを地下室に閉じ込めるが、漂白剤を目に食らうも妻と一緒に追いかけていく。
最後は発煙筒を消そうとして妻の顔をショットガンで誤射し、木に激突して死亡してしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品はテレビドラマで監督を務めてきたミリセント・シェルトンにとって、長編映画デビュー作となっています。
個人的にクイーン・ラティファのイメージは『TAXI NY』での豪華なキャラが強く、本作でもその印象のまま鑑賞しました。
家族を守りたいという母親の強い決意があっても、トラブルを持ってくる弟のおかげで大変な目に遭うという流れになります。
アメリカでは人種差別が今でもやっている場所があって、特に南部ではそのような事情があって本作で問題として取り上げています。
ただ、言い返しただけで追い詰められる黒人たちの立場が明確であり、抵抗したらどうなるのか分からない事情が伝わってきます。
基本的にアメリカの田舎町は危ない人間や独自のルールという悪いイメージを持ってしまうが、本作でも狭いコミュニティの意味合いが出ています。
クイーン・ラティファがアクションをやるには体格的に説得力はないが、そこに子供を助けたい強い思いがあれば強引でも納得してしまう。
夫を亡くして家族を失いたくない気持ちは伝わってくるし、何より物語がライトなテンポで進んでいくからマイナスのポイントがない。
それは逆に抑揚がないと言ってしまう感じであり、本来なら子供を誘拐されたら切羽詰まるような雰囲気になるはずなのに伝わってこなかったです。
ここで悪い意味のライトさが出てしまい、母親が持つ強い思いを薄めてしまって逆効果な演出になったと思います。
特に主人公たちを追い込んでいく危険な人物の正体が警部の爺さんというんは分かりやすく、みんながビビってしまうようなオーラと説得力がなかったです。
まだ彼の妻が狂気のような感じで追い詰めていく方が説得力があるぐらい、名前を聞くだけで震え上がるような印象はほとんどなかったです。
ラストでは強引なハッピーエンドになっているが、悪人の正体を世間に暴かなかったせいで本当に平穏な生活を取り戻せるか微妙でした。

コメント

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