【ファイナル・デスティネーション】TV-39

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洋画

作品データ

公開年月 2000/05/17
ジャンル ホラー/サスペンス
原作 なし
監督 ジェームズ・ウォン
脚本 グレン・モーガン、ジェームズ・ウォン、ほか
製作 グレン・モーガン、クレイグ・ペリー、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 テレビ

あらすじ

パリへ修学旅行に向かう高校生のアレックスは、飛行機が大爆発する夢を見て騒ぎを起こし、離陸前に飛行機を降ろされてしまう。
巻き添えを食った友人や教師らを残して離陸した飛行機は、アレックスの夢の通り空中で爆発し、運良く生き残った彼らにも再び死の恐怖が迫る。
友人たちが次々と死に見舞われる仲、その法則性に気づいたアレックスたちは運命に逆らおうとするのだった。

登場人物&出演者

アレックス(演:デヴォン・サワ)

代表作に『キャスパー』、『EX/エックス』などがあります。

主人公。高校生。パリへの修学旅行の直前に予知夢を見て離陸寸前に飛行機を降りた。

飛行機事故の原因が解明されない中、周囲から疫病神として避けられていた。
その後、独自に生き残った理由を考えているうちに死の法則性を発見していく。
次々と死んでいく仲間から法則性の裏を掻くようになり、最終的に三人まで生き残った。
最後はパリで終わっていない事を悟り、カーターに助けられるが彼は目の前で死ぬ。

クレア(演:アリ・ラーター)

代表作に『TATARI/タタリ』、『バイオハザード』シリーズなどがあります。

ヒロイン。高校生。騒ぎ立てるアレックスの言葉を信じて自発的に飛行機を降りた。

クラスでは孤立していて、飛行機事故が起きるまでアレックスとしゃべった事がなかった。
その後、アレックスが独自に導いた死の法則について一緒に調べていく。
アレックスの順番だとして山小屋で万全の準備をするが、実は自分だったというオチ。
最後は駆けつけたアレックスに助けられ、半年後にパリで今度は彼の危機を救う事になる。

カーター(演:カー・スミス)

代表作に『ヴァンパイア・ハンター』、『ブラッディ・バレンタイン』などがあります。

高校生。アレックスとは気が合わない。飛行機に乗った時は彼とケンカして降りてしまう。

アレックスの予知夢によって助けられるが、事件を引きずっていて酒浸りになっていた。
街中のカフェでアレックスとクレアがしゃべっているのを見つけてイチャモンをつける事に。
アレックスといがみ合い、次に死ぬ順番だと知って自棄を起こすも助けられる。
最後はパリでアレックスを助けて順番を飛ばすが、次の瞬間に落ちる看板に殺される。

ビリー(演:ショーン・ウィリアム・スコット)

代表作に『エボリューション』、『バレットモンク』などがあります。

高校生。たまたまトイレで搭乗が遅くなって、騒ぎに巻き込まれて飛行機を降りてしまう。

なんとか飛行機に乗ろうとしたが、客室乗務員に拒否されて結局は飛び去る姿を見ていた。
他のみんなと同様に助かっていたが、明らかにアレックスへの不信感を募らせていた。
飛行機事故での葬式でアレックスに軽口を叩いてしまうが、明らかにスベっていた。
最後は自転車に乗っている時にカーターに轢かれそうになるなど度々災難に遭っている。

ルートン(演:クリステン・クローク)

代表作に『新・チェーンヒート/戦慄の女刑務所』、『ファイナル・デッドコール/暗闇にベルが鳴る』などがあります。

教師。騒動を起こしたアレックスたちとともに飛行機を降り、結局は空港に残ってしまう。

残ろうとしたもう一人の担任に生徒たちの付き添いを提案し、結果的に助かってしまう。
生徒や同僚の教師が事故で亡くなった事で精神的に不安定となって転任を希望した。
アレックスに対して気味悪いとして拒絶し、彼が家に来るとすぐに警察を呼んでいた。
最後は自宅で不運が重なって重傷を負うところにアレックスが駆けつけるが間に合わず死ぬ。

テリー(演:アマンダ・デトマー)

代表作に『マジェスティック』、『チェックメイト』などがあります。

高校生。カーターの恋人。アレックスの騒ぎでカーターと一緒に飛行機を降りた。

アレックスとケンカしていたカーターを止めようするが、言う事を聞いてもらえなかった。
結果的に助かってカーターを過ごすが、アレックスを見つけた彼がまたもケンカして呆れる。
最後はカーターとアレックスの揉め事に嫌気が差し、立ち去ろうとしてバスに轢かれ死亡。

トッド(演:チャド・ドネッラ)

代表作に『ニュースの天才』、『ソウ/ザ・ファイナル』などがあります。

高校生。アレックスの親友。兄に言われてアレックスの様子を見る為に飛行機を降りた。

アレックスとカーターがケンカしようとして、なんとか止めようとして飛行機の事故を目撃。
両親はアレックスを疫病神として見るが、当人は以前と変わらない親友関係を築いている。
亡くなった同級生たちの葬式でアレックスに声をかけ、一緒に野球の試合を見る約束をする。
最後は浴室で足を滑らせバスタブへ転んで、首に洗濯ロープが絡まって窒息死してしまう。

ウィリアム・ブラッドワース(演:トニー・トッド)

代表作に『ザ・ロック』、『ジェイソンX』などがあります。

葬儀屋。アレックスとクレアが勝手に侵入した死体安置所で二人を歓迎した。

死因を確かめようとしたアレックスとクレアが、トッドの死体が動いて驚くと説明していた。
自殺ではないだと分かっているが、あくまで死体の処理が仕事で他に興味を持たない。
飛行機事故で死ぬはずだったアレックスたちの話しを聞いて、「死のリスト」について話す。
最後は意味がわからないアレックスとクレアに曖昧な言葉をかけ、その様子を楽しんでいた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は公開当時大ヒットをした作品で、サターン賞ホラー映画作品賞を受賞しています。
どうやら元々は『X-ファイル』のエピソードとして考案していたが、監督のジェームズ・ウォンと製作のグレン・モーガンが劇場映画向けに脚色しています。
ティーンを主人公にしたホラー要素のあるサスペンス映画として、『ラストサマー』や『スクリーム』などがありました。
しかし、本作は上記の作品とは一線を画す衝撃的な内容になっています。
とにかく、本作では登場人物たちが死ぬ瞬間がかなりのインパクトを残しています。
主人公が死の法則性を見出していく中で、次に誰が死ぬのか観ている側は分かります。
そこでどうやって死ぬのかを強烈でインパクトの強いシーンを用意していました。
法則によるゲーム性、ショッキングな死に方によるインパクトが相乗効果となって本作はヒットしたと言えるでしょう。
その後、シリーズ化されて5作まで作られたのは当然と言える流れでしょう。
決して避けられない誰にでも訪れる「死」をこのような解釈で物語を作るのは面白いです。
その中で主人公が不気味と言われても立ち向かおうとする姿は印象に残ります。
特に主人公が自分の順番が迫った時、山小屋で万全の準備をしている姿は印象的でした。
溶接用の革手袋をして缶詰を開けて食べるシーンでは、死神との対決をする主人公の用心深さが窺える面白い演出でした。
こういう作品ではラストが大味になってしまう事が多いけど、本作はしっかりと一貫した流れを保っていたのが大きいと言えます。
当初は主人公が焼け死ぬエンディングでしたが、試写会で不評だったらしく、改めて撮り直している点でも評価できます。
完結まで5作も作られていますが、やはり、最初の作品である本作が一番だと言えるだろう。

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