【ザ・コール】VD-498

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作品データ

公開年月 2020/11/27
ジャンル サスペンス/ホラー
原作 なし
監督 イ・チュンヒョン
脚本 イ・チュンヒョン、カン・ソンチュ
製作 チョン・フルソン
製作国 韓国
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ソヨンは幼い頃に大好きだった父親を火事で亡くし、その原因を作った母親に対する憎しみは未だに晴れずにいた。
母親が入院中で無人となった実家を久々に訪れたソヨンは、来る途中で携帯電話を失くし、仕方なく古い電話機を使う事にする。
すると、ヨンスクという若い女性から電話がかかり、20年前の同じ家にいると判明し、ソヨンはそれで過去の出来事を改変させようとするのだった。

登場人物&出演者

キム・ソヨン(演:パク・シネ)

近年に出演作に『#生きてる』、『沈黙、愛』があります。

主人公。過去に母親のせいで父親を火事で亡くしている。その為、母親と不仲となっている。

母親が脳腫瘍となってお見舞いに行くが、そこで父親の事で口論して実家に引きこもる。
コードレス電話から20年前のヨンスクから電話があって、彼女により家族を取り戻した。
幸せを掴むが、無視された事でヨンスクの怒りを買い、彼女を殺人鬼に変えてしまう。
最後は過去の母親がヨンスクを倒すが、実は生きていて、結局は捕まって拷問を受ける。

キム・ウンエ(演:キム・ソンリョン)

代表作に『依頼人』、『毒戦/BELIEVER』などがあります。

ソヨンの母親。火の不始末によって火事が起きて夫を亡くし、ソヨンも足に火傷を負った。

重度の脳腫瘍に冒されていて、お見舞いに来たソヨンと父親の事でケンカしてしまう。
過去では夫を亡くす前にヨンスクの家を下見していて、購入する方向に話しを進める。
20年前の火事の原因ではなく、実はソヨンが消した火をつけたせいだと判明したを
最後は幼い娘を助ける為にヨンスクを倒すが、実際は死んでおらずに殺されていた。

ミスター・キム(演:パク・ホサン)

代表作に『マイ・ディア・ミスター/私のおじさん』、『無法弁護士/最高のパートナー』などがあります。

ソヨンの父親。20年前に母親の不注意で火事が起きて、そのまま亡くなってしまう。

ヨンスクかソヨンを助けようと火事の元になったガスを消し、未来が改変されて死なず。
成長したソヨンと当たり前のように暮らしていて、何も知らないまま平穏に過ごした。
家の購入を相談しようとしてヨンスクの元を訪れるが、まったく何も知らず上がった。
最後は未来のソヨンにブチ切れたヨンスクによって、幼いソヨンの前で殺されてしまう。

パク・ソンホ(演:オ・ジョンセ)

代表作に『操作された都市』、『エクストリーム・ジョブ』などがあります。

イチゴ農園を営んでいる。ウンエとは知り合いで、運転できないソヨンを車で実家に送る。

ソヨンが見つけた日記手帳からヨンスクの写真を見せられ、思わず名前を呟いてしまう。
未来を改変した世界では変わらずキム家と交流を持ち、獲ったイチゴを持ってきていた。
20年前でもヨンスクの養母にイチゴを持ってきていて、家に案内されて入っていった。
最後は養母の死体を見つけてヨンスクに殺され、未来ではイチゴ農園も消えてしまう。

ソヌ・ジャオク(演:イ・エル)

代表作に『インサイダーズ/内部者たち』、『風流大丈夫』などがあります。

ヨンスクの養母。ヨンスクの母親が精神病だと知っていて、徹底した軟禁状態を強制する。

実はヨンスクの正体を見抜いていて、彼女が将来多くの人を殺すと分かって止めていた。
なんとかヨンスクを助けようとしていたが、反抗的な彼女を改善できずに厳しくする。
ソヨンの父親を助ける為に家を勝手に飛び出したヨンスクに対して、体罰を加えていた。
最後はソヨンの電話から警告を受けたヨンスクの反撃を受け、そのまま殺されてしまう。

ヨンスク(演:チョン・ジョンソ)

代表作に『バーニング』、『バーニング劇場版』があります。

ソヨンが住んでいた家の前の住人。境界性人格障害を患っていて、養母に軟禁されている。

電話で助けを求めた時に20年後のソヨンに繋がり、その縁から彼女の父親を助け出した。
幸せになったソヨンに無視され、養母の虐待から人格が大きく歪んで殺人を開始する。
邪魔する者を殺すだけじゃなく、無視したソヨンの父親を奪い、罪から逃れようとする。
最後は未来の自分から助言を受け、死んだように見せかけてソヨンを捕まえて拷問する。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
単純に韓国映画という事で期待していましたが、内容まで把握しておらず鑑賞しました。
前半では時間を超えてコードレス電話で20年前と会話を通じて、二人の女性が友情を結んでいく展開は悪くないです。
ただ、ここで思ったのは「韓国映画なのにヌルいなぁ」という感じで、このまま主人公のソヨンが過去の女性ヨンスクを助ける展開だと予想しました。
もし、そのままの予想で物語が最後まで行ってしまったら、多分期待ハズレになっていたと思います。
なぜなら、韓国映画はもっと強烈なインパクトのあるシーンや感情が爆発するシーンが特徴なので、あまりにも大人しいから期待ハズレになっていた。
しかし、この作品はそんな予想を見事に裏切ってくれて、友情か、一変して裏切りとともに憎しみと化したヨンスクの暴走が凄まじいとしか言えなかったです。
ヨンスクは劇中で「境界性人格障害」という診断が下されていて、これは感情・行動・対人関係が不安定という精神障害という。
ちょっとばかり難しいので、個人的にはソシオパスに近い性質だと感じました。
作品の描写から元々ヨンスクはそこまでやる人間じゃないが、養母による軟禁生活と虐待に加え、ソヨンとの幸せの違いからブチ切れてソシオパスになったかと思います。
とにかく、ソヨンに執着して無視された事で憎しみを持ち、養母を殺したところから内なる暴力が覚醒したような感じです。
ソヨンがなんとかして消そうとするが、ヨンスクはそれを上回る機転を繰り出し、ラストのバッドエンドは説得力がありました。
そもそも、主人公がワガママを叶えたのに、その恩返しをせずに放ったらかしにしたのが原因だし、母親を悪者にしていたから同情はできなかったです。
さすがは韓国映画という感じで、単なるホラーサスペンスに留まらない展開は良かった。

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