ミーラ・マリク

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▼オリジナル小説

Scene.12a -「まぶしすぎて、だれも見えなかった」(前編)

【<REFLOG–Δ.H1> : MULTI-NODE CONFLICT DETECTED】【EVA──「観測対象が複数地点に分岐。交戦予兆を検知。中継ログ転送開始」】 仮想ネットワーク内。 地下の空気は粘つくように湿り、遠くで金属が軋む音...
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Scene.08 -「しずかに触れた、手のひらだけが確かだった」

白衣の裾が、扉の向こうをすり抜けた。視界の端に、たしかに“誰か”の輪郭があった。赤い非常灯がわずかに揺れ、その揺らぎの奥に、白くなびく衣が確かに存在した。 アビゲイルの網膜には〈0.3秒先の残像〉が焼きついていた。周囲の空気は、何かが“触れ...
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Scene.6a -「観測断片:Δ.H0」

【補助観測ログ M-04】 本記録は、統律特命局傘下の記録端末M-04による自動送信記録である。  観測対象ログΔ.H0──再現率:0.02%/信頼値:不明。 本記録には、映像・音声・触覚・熱源データの一部が欠落しています。 衛星通信は安定...
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Scene 03 -「正しさだけが歩いている」

ガンマチームが第4衛星ドーム[カナメ]に到着したのは、薄曇りの朝だった。 メインドームから隔たれたその支部都市は、半球型のアクリル天蓋を通して仄かに陽光を受け止めていた。 静まり返った連絡地下道を抜けた先に、[統律特命局]第4方面支部の重厚...
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