作品データ
公開年月 | 2021/08/13 |
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ジャンル | パニック/アクション |
原作 | なし |
監督 | ジャレッド・コーン |
脚本 | アンソニー・C・フェランテ |
製作 | デヴィッド・マイケル・ラット |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
カリフォルニアの美しい海岸地帯にあるビーチハウスをレンタルし、バカンスにやって来たレイシーたちサムソン一家。
その夜、猛烈な嵐が西海岸を襲い、凄まじい高波によってビーチハウスが破壊され、レイシーたちはその中に閉じこめられてしまう。
そして、押し寄せる海水とともに人喰いザメが倒壊したビーチハウスの中に侵入すると、2階の屋根裏に追い詰められたレイシーたちは絶体絶命の危機に迫られるのだった。
登場人物&出演者

代表作に『クレイジー・ファミリー/太陽がめいっぱい』、『新しいワタシの見つけ方』などがあります。
サムソン家の大黒柱。妻たちが先にビーチハウスまで行っていたが、仕事のせいで遅れて単独で向かっていた。
嵐のせいで通行止めを食らってしまい、携帯電話の電波状況が悪く連絡がつけられずにいた。
ビーチハウスの人たちが避難する場所に向かう途中、ケガしたタッドを見つけて助けた。
まだ家族がビーチハウスにいると知って二人で向かい、浸水のせいで泳ぐもサメから逃げる。
最後は屋根に上がってサメにアンテナを口内に差し込み、電流を流してあっさり倒した。

代表作に『メタルマン』、『ザ・マーダー/連続殺人事件』などがあります。
サムソン家の母親。娘のシャーロットが医学生になる事と、父親のノアからの希望でビーチハウスに来ていた。
すでに母親が他界して父親は足が悪く体調も良くないが、毎年恒例として守ろうとしていた。
ビーチハウスは修理できておらず、地下室が浸水して修理を頼んで料理を準備していた。
津波によってビーチハウスが浸水してサメが入り込み、父親が犠牲になって悲しんでいた。
最後は夫が助けが来て、息子のタッカーが救助ボートを手に入れて生還を果たす事になった。

代表作に『Shake Off the World』、『Weedjies: Halloweed Night』などがあります。
サムソン家の長女。祖父と同じく医者を目指していて、見事に医大へ合格して通う事になっていた。
大学へ行く前に家族との別れをするべく、ビーチハウスまでやって来て楽しもうとしていた。
嵐が来て母親から海に出た弟を連れ戻すように言われ、サメの存在に気づいて警告した。
母親からのプレゼントに往診用のカバンからベッキーの応急処置に使われて納得していた。
最後はタッカーと屋根に登って救助隊を見つけ、弟がボートを持ってくると生還を果たした。

代表作に『観察者』、『A Deadly Abduction』などがあります。
サムソン家の長男。ビーチハウスにあまり興味がなく、向かう道中はずっと携帯電話で何かをやっていた。
ビーチハウスに到着してタッドと話しをすると、ベッキーがビーチにいると知って欲情する。
早速とベッキーにメールを送って家の下にあるビーチで合流し、恋人になりたいと話した。
海に入るとベッキーがサメに襲われパニックになり、家の地下室でサメに遭遇して硬直した。
最後は救助ボートを泳いで手に入れると、家族を生還させる大きな役割を果たしていた。

代表作に『スクリーマーズ』、『インターメディオ』などがあります。
レイシーの父親で元小児科の医者。妻に先立たれ、杖を使わないと歩けず、酸素マスクを必要としている。
娘に毎年恒例であるビーチハウスに行きたいという希望を叶えてもらい、お礼を言っていた。
ビーチハウスに到着してから野球チームの応援をして、サメに襲われる孫たちを知らず。
ベッキーがサメに噛まれて運び込まれると、元医者としてすぐに応急処置して落ち着かせる。
最後は家の中まで海水とサメが侵入し、2階へ上がれないとして犠牲になってしまう。

代表作に『Never Alone』などがあります。
タッドの一人娘。父親が新しい恋人を連れてきていたが、快く思っておらず外でずっと過ごしていた。
ビーチハウスに到着したタッカーからメールを受け取ると、待ち合わせをしていた彼と合流。
夏だけの恋人関係について進展したいタッカーから提案され、はぐらかして海へ泳いでいく。
シャーロットに言われて初めてサメの存在に気づくも、足を噛まれてタッカーに助けられた。
最後は目の前で父親がサメに食い殺されるが、サムソン家の奮闘によって生還を果たした。

代表作に『ダイナクロコvsスーパーゲイター』、『ピラナコンダ』などがあります。
サムソン家の隣に住んでいる。娘と新しい恋人とビーチハウスに来ていて、嵐が来る事から帰ろうとしていた。
娘がタッカーと付き合っている事を察していて、帰るつもりだと伝えるように言っていた。
嵐で娘たちの様子を見に行くも倒れた柱でケガをして、近くを通ったハドソンと合流する。
ビーチハウスが浸水したせいで救命胴衣をつけて泳いでいくと、娘のケガを知り心配する。
最後は近くを泳いでいたサメに気づくが、引き上げに間に合わずに食い殺されてしまう。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラム製作&アルバトロス配給のサメ映画となります。
この作品は『アトランティック・リム』や『ホワイトシャーク/海底の白い死神』で知られるジャレッド・コーンが監督を務めています。
アサイラム製作と言ってしまうと、どうしてもバカ映画の『シャークネード』シリーズや『メガ・シャーク』シリーズを連想してしまう。
しかし、たまにアサイラムも真面目でシリアスな作品を作りたくなるらしく、今回はワニ映画『クロール/凶暴領域』を意識した内容となっています。
海水によって浸水したビーチハウスにサメがやって来て、そこにいた家族を襲うというシンプルで面白味のない物語となります。
ストーリー性は当然のようにほぼなく、サメが家の中に入ってきて家族が奮闘していく最初から最後までシリアスな展開となっています。
ハッキリ言って、こういうタイプのハウス系サメ映画になると、どれだけ魅力的な登場人物がいて、面白いセリフの応酬、驚くような仕掛けがないと退屈になります。
残念ながらアサイラムにはそのような一流の監督や脚本家を用意できるはずもなく、ただ普通の人々がサメに襲われるだけの面白味がない作品ができ上がります。
主人公となるサムソン一家には特筆したところがなく、魅力的な登場人物がおらず、あとから合流する父親のポッと出感が拭えなかったです。
しかも、父親がサメを簡単に倒してしまうので、犠牲になった義父や奮闘していた家族の行動がバカみたいにしか見えなくなる。
隣人もなんの為に登場したのか分からず、別にいなくてもストーリーが成立するので、登場人物の紹介する必要性がないとも感じてしまう。
やはり、実力のない監督や脚本家が作った作品だと、自主制作レベルのドラマ程度に留まるので、バカみたいなサメ映画を作るべきあと思います。
それとサメはホオジロザメじゃなく、オオメジロザメだと思われるが、ちゃんと生態を考慮した襲撃には少し驚かされました。
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