【パズル(2017)】VD-889

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洋画

作品データ

公開年月 2017/08/26
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 プレストン・デフランシス
脚本 プレストン・デフランシス、トライスタ・A・ビセット、ほか
製作 レベッカ・G・ストーン、トライスタ・A・ビセット、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

アレックスは恋人のネイサンに誘われ、ホラー映画ファン向けのミステリー・ツアー「切り裂きキャンプ」へ行く事になる。
集まったのは脱出ゲーム経験のカップル、ホラー映画マニア、無口な男の計6名で、主催者は彼らに5つのルールを説明していた。
その後、黒頭巾を被され拉致されたアレックスたちは、スタート地点と思われる森の中で解放されると、そこにはアルファベットが書かれたパズルが置かれていたのだった。

登場人物&出演者

アレックス(演:マーシエン・ドワイヤー)

代表作に『バッドガール・キラー』、『Dracula』などがあります。

主人公。恋人のネイサンに誘われ「切り裂きキャンプ」に参加。元ヘロイン中毒者でリハビリでネイサンと出会った。

禁断症状に悩まされながら薬を飲んでいるが、最初のパズルでは誰よりも早く解いていた。
ネイサンがケガしてリタイアを考えるが、止められて最後までやるという気持ちに変えた。
もう一度誘拐され、ジャレッドと再会して仕掛けを解くが、ネイサンとも再会しウソをつく。
最後はクリアして帰ると、ジャレッドを殺したネイサンに反撃して彼を惨殺して発狂した。

ネイサン(演:マット・デラピーナ)

代表作に『トゥルー・ストーリー』、『ダーティー30/爆発!三十路トリオ』などがあります。

ヒロイン。アレックスの恋人。当初は友人と「切り裂きキャンプ」に参加するはずが来ずアレックスを連れてきた。

認知行動療法士でリハビリ時にアレックスと出会い、約1年間付き合って結婚を考えている。
脱走した精神病患者に腕をナイフで切られるが、アレックスが続行するとして行動していく。
もう一度誘拐されると海辺で元恋人の事を隠したアレックスに助けられ、病気を心配した。
最後はクリアして帰るが、ジャレッドの存在がバレて本性を暴くもアレックスに殺された。

ラリー(演:クリス・ヒル)

代表作に『グレイヴ・エンカウンターズ2』、『マローダーズ/襲撃者』などがあります。

「切り裂きキャンプ」に参加する肥満体の男性。ホラー映画のマニアでフレンドリーな性格を持っている。

何回か参加している経験者でテンションが高く、ジョークを飛ばすも完全に滑っている状態。
精神病患者が乱入して落ち着かせる冷静さを持ち、アレックスとゲームについて話していた。
追い詰められ隠した携帯電話で通報するもバレていて、何者かによって射殺されてしまう。
最後はゴールしたアレックスと再会し、実は主催側の仕掛け人だとバラして楽しんでいた。

マリナ(演:エヴァ・ハミルトン)

代表作に『野獣処刑人/ザ・ブロンソン』、『ノー・エスケープ/容疑者にされた女』などがあります。

「切り裂きキャンプ」に参加するパンクファッションカップルの女性。脱出ゲームの経験者でスリルを味わいたい。

ピッチとは肉体関係だけであり、気に入った相手がいると真っ先にアプローチを仕掛ける。
ティムが消えてアレックスとアイテム探ししていると、ヘロイン中毒者だった事を聞いた。
暴走したピッチが精神病患者に殺され、リタイアの合言葉を言って一人で逃げるも殺された。
最後はバーで他のみんなとネタバラシをされ、ゴールしたアレックスと再会して談笑した。

ピッチ(演:ジョン・オドム)

本作が長編映画デビュー作となります。

「切り裂きキャンプ」に参加するパンクファッションカップルの男性。脱出ゲームが好きで常にヒントを探している。

マリナとは肉体関係だけであるが、他の男を誘惑する彼女を見て嫉妬するような表情になる。
次々と出される謎解きで苦戦してブチ切れるが、簡単に解いてしまうアレックスに嫉妬する。
勝利したせいで他の参加者からアイテムを奪ったが、精神病患者に喉を切られて退場した。
最後はゲームをクリアしたとしてバーに連れて来られ、ゴールしたアレックスと再会した。

ティム(演:キャメロン・ゴードン)

代表作に『ニューヨーク2014』、『ボルケーノ・アルマゲドン』などがあります。

「切り裂きキャンプ」に参加する寡黙でタバコを吸う男性。始まるギリギリに来てタバコをゆっくりと吸っていた。

ゲームがスタートしてコンパスでみんなを誘導し、懐中電灯に受信機があると見抜いていた。
マリナから誘惑されるも動じず、どこかへ行ったピッチの後を追うべきだと冷静に助言した。
翌日になってみんながテントから出てくるが、姿はなく森に入ったアレックスが死体を見る。
最後は実際はゲームの中で一番早く脱落し、アレックスがゴールしてバーで飲んでいた。

ジャレッド(演:サム・アッシュダウン)

本作が長編映画デビュー作となります。

アレックスの元恋人。アレックスが再び誘拐され、海辺で同じく黒い頭巾を被された状態で倒れていた。

アレックスが駆け寄って目が覚めると、どんな状況か分からないまま再会を喜んでいた。
込み入った事情があってアレックスを捨てたような形になり、責められて何も言い返せず。
仕掛けを解く為に海へ潜っていくが、ネイサンを引っ張ったアレックスのせいで消えた。
最後はネイサンに捕まってトランクに入れられ、アレックスの本気を試す為に殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作はあらゆる映画祭で絶賛され、37冠となる受賞を果たしています。
この作品はプレストン・デフランシスにとって初の長編映画監督作となります。
いわゆるデスゲーム系を森の中でやっていくが、そもそもの説明がほとんどない状態からスタートしていきます。
主人公も事前の説明を聞いていないせいで巻き込まれる形となるが、その割に謎解きを簡単にやっていました。
まず、本作は名作であるマイケル・ダグラスの『ゲーム』に似たような感じだが、あまりにも作る側の実力がないと分かります。
主人公が簡単に謎解きを解いてしまう理由の説明がないし、ちゃんとルールを聞いていないのに出来てしまう時点で違和感しかなかったです。
他の参加者も頭数を揃えるだけで物語の中でほとんど意味がなく、次第に主人公の過去が明かされるも中途半端となっていた。
恋人との関係性も不安定で何がしたいのか分からない状態が続いていき、ようやくラストでなんとなくネタバラシになります。
主人公の顔色が悪いのは役作りなのか分からないが、目の下の隈が凄まじく、ムチムチ感にエロさよりもだらしなさしか感じられない。
途中から主人公の過去が明かされてマトモじゃないと分かると、その途端でどうなってもいいと思ってしまうぐらい共感を自ら突き放している。
そして、ラストで主人公の恋人が暴走していくが、これも突飛すぎてぶち壊しているようにしか感じられなかったです。
多分、作る側はインパクトを重視した結果、あのような結末にしただろうけど、伏線が弱すぎて唐突さしか残らなかったです。
主人公がダメ人間、その恋人もメンヘラと共感の余地がなく、まだパンクファッションの開放的なカップルの方がマシに見えてしまった。
しかも、ラストの投げっぱなしな終わり方も作品を象徴していて、整合性を捨て去った結果と思えるような感じだった。

コメント

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