【デス・ヴィレッジ】RE-3542

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洋画

作品データ

公開年月 2002/09/18
ジャンル ホラー/サスペンス
原作 なし
監督 アヴィ・ネッシャー
脚本 アヴィ・ネッシャー、ロブ・コーエン
製作 リチャード・ドナー、デヴィッド・ガイラー、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

無認可の薬を投与した事で末期ガンの患者を死亡させてしまった女医のアリス。
病院を解雇になったアリスはジャマイカに住む富豪から、長く病床に伏している弟の主治医として雇われる。
早速と村へやって来たアリスだったが、彼女を受け入れない空気が漂う中、生きたまま人間をゾンビにする儀式を目撃するのだった。

登場人物&出演者

アリス・ドッジソン(演:ジェニファー・グレイ)

代表作に『ダーティ・ダンシング』、『ウインズ』などがあります。

主人公。医者。認可されていない薬を使って患者を死なせてしまい、2年の医師免許停止を食らっている。

クレイボーン家の仕事に応募して上司に推薦してもらい、ウェズリーの状態を診察していく。
カロから前任者の死について聞かされ、ポールからも説明を受け、ウェズリーに惹かれる。
ウェズリーの血液から猫の病原菌が原因だと知り、ポールの企みを知って彼を挑発した。
最後は黒幕のカロに捕まると、ゾンビパウダーを彼女に浴びせて、ウェズリーと結婚を果たす。

ウェズリー・クレイボーン(演:ダニエル・ラパイン)

代表作に『ブロークダウン・パレス』、『トロイ/ザ・ウォーズ』などがあります。

ポールの弟。ジャマイカの大富豪であった父親から遺産を受け継ぐが、脳炎のせいで閉じこもっている。

元々はピアノが弾けるミュージシャンであったが、病気になってから人の前に出なくなった。
アリスがやって来た事で彼女になぜか一目惚れすると、病気を忘れてみんなの前に出てきた。
猫の病原菌が原因だと判明して完治できるとアリスに言われ、権利を取り戻そうとして捕まる。
最後はゾンビにされるところでアリスの反撃でカロが倒れると、助かった彼女と結婚した。

JB(演:ガブリエル・カソーズ)

代表作に『ブラックホーク・ダウン』、『テイカーズ』などがあります。

クレイボーン家で働いている。アメリカからやって来たアリスを空港で出迎えて屋敷まで送っていく。

父親はブードゥーのような民間信仰の祈祷治療師で、地元に伝わる呪術について詳しい。
実は何者かによって呪いを受けていて、運転中に幻覚を見せられ危うく事故を起こしそうになる。
ウェズリーが強い呪術師によって呪われていると判明し、アリスに警告して姿を消していた。
最後は再びアリスの前に現れ、黒幕のカロにゾンビにされそうになって助けてもらって生還した。

マシュー・ホープ(演:ティム・カリー)

近年の出演作に『ロッキー・ホラー・ショー:タイムワープ・アゲイン』、『バーク・アンド・ヘア』などがあります。

地元の獣医。クレイボーン家とは古い付き合いで、アーチボルド署長とともにカロを狙っていた。

ウェズリーの新たな担当医となったアリスを出迎えると、医学部出身で暮らしていると話す。
医療記録のないウェズリーを疑うアリスを自宅に迎え、カロを含めて楽しいパーティをしていた。
実はポールと結託して土地を売って儲けようとしてたが、アリスへの良心が芽生えてしまう。
最後はアリスに事実を話そうとして、ポールに言われたアーチボルド署長に口封じに殺される。

アーチボルド署長(演:ロン・テイラー)

代表作に『大逆転』、『超能力名探偵ボビー』などがあります。

地元の警察署長。巨大な肥満体でウェズリーの誕生日を祝うパーティではカロをいつかモノにすると宣言。

クレイボーン家の土地売買で契約する不動産屋夫婦の調査をするが、やる気がなくカロを見る。
不動産屋夫婦の容疑者にカロが寝た男を捕まえ、一度釈放するも口封じに射殺していた。
土地売買の代理権を取り消そうと裁判所へ向かうウェズリーの先回りして、力づくで捕まえた。
最後はゾンビパウダーを食らって意識がなくなったカロを引き取り、結婚して部屋に連れ込んだ。

ポール・クレイボーン(演:クレイグ・シェイファー)

代表作に『リバー・ランズ・スルー・イット』、『沈黙の粛清』などがあります。

ジャマイカに大きな農園を持っている大富豪。不治の病にかかっている弟を心配して医者を雇っている。

前任の医者が何者かに殺されてしまうと、新たにアリスを雇って出迎えるが事実を話しておらず。
アリスが前任者に何が起きたかバレてしまい、帰ろうとした彼女をなんとか引き止めていた。
その正体は弟の権利を奪い、採算が取れなくなった土地を売って金儲けしようと企んでいた。
最後はクレイボーン家に復讐をしたいカロに裏切られ、あっさりとナイフで刺されて死亡した。

カロ(演:クリステン・ウィルソン)

代表作に『ダンジョン&ドラゴン』、『ワイルド・タウン/英雄伝説』などがあります。

ウェズリーやポールの幼馴染み。ウェズリーの主治医の助手で、彼の病気が治るように願っている。

新たな主治医としてやって来たアリスを見かけると、彼女を官能的な色気で誘惑していた。
ウェズリーが猫の病原菌にかかっているとアリスが見抜くが、同じく幻覚が見えている状態に。
その正体はウェズリーやポールの父親が使用人との間に出来た子供で、母親が殺されている。
最後は復讐と金の為に呪術を使っが、アリスの反撃でゾンビパウダーを食らい、署長と結婚した。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は『シン・シティ』を手掛けたディメンション・フィルムが製作しています。
この作品はジャケットやあらすじからゾンビ映画を連想させるが、残念ながら単なる詐欺でした。
確かにブードゥー教のような民間信仰が出てきて、ゾンビという言葉も出てくるが、ゾンビ映画とは言えませんでした。
単なる復讐と金儲けだけの内容で、その裏には黒幕がいて、オカルトの呪術で登場人物たちに幻覚を見せるような展開でした。
構成としては平凡で特筆した部分がなく、なんと言っても娯楽性に欠けて、盛り上がる場面がほぼありませんでした。
肝心のオカルト部分も中途半端な描写しかなく、期待したゾンビなんてモノは言葉だけで実際に出てこない。
主人公は医療ミスで免許を停止させられるが、なぜか意味もなく薄着になって、患者に対して恋愛感情を持ってしまう。
サスペンス映画としても出来が悪く、誰が黒幕か冒頭ですぐに分かってしまうので、あとは茶番劇に付き合わされているような感覚となる。
ブードゥー教らしく強力なゾンビパウダーが出てくるが、終盤に一度しか出ないワリに効果絶大で問題を解決するキーアイテムとなりました。
このように本作は都合の良い展開で盛り上げるような伏線もなく、インパクトに残るような場面もないので、すぐに記憶から消え去る退屈な作品でした。

コメント

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