【PORTALS/ポータルズ】RE-3317

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洋画

作品データ

公開年月 2019/10/25
ジャンル SF/ホラー
原作 なし
監督 エドゥアルド・サンチェス、リアム・オドネル
脚本 リアム・オドネル、ティモ・ジャヤント
製作 ジョン・デューク
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

2020年8月、ある研究施設で人類が初めてブラック・ホールを作るが、それが原因で宇宙での爆発が引き金となって世界中が停電する。
三日後、アダムは妻アンドレアと幼い娘のケイトを連れ、都会の家を離れようと車に乗ると、突然現れた「謎の扉」を目撃した。
「謎の扉」は強い光と音を放ち、近づく人間を跡形もなく粉砕させる中、アダムは家族と世界を救う為に正体不明の敵に立ち向かうのだった。

登場人物&出演者

【THE OTHER SIDE】

アダム(演:ニール・ホプキンス)

代表作に『ザ・インターネット2』、『スカイライン/征服』などがあります。

主人公。突然現れた「ポータル」で世界中が停電になり、妻の親族がいる田舎へ行く事に。

娘のケイトにスクランブルエッグを作るが、結局は食べてもらえずに家族で田舎へ向かった。
突然出現した「ポータル」に激突し、なぜか元の世界に戻るも左目を交換されてしまう。
担当医のレスリーに助けられ、「ポータル」の向こう側に行くが、両目を自ら差し出した。
最後は両目を失った状態で元の世界に戻り、無事だった妻と娘と再会を果たした。

アンドレア(演:フェト・マハトンディ)

代表作に『スカイライン/征服』、『Killing Lazarus』などがあります。

アダムの妻。全世界で停電が始まっていくと、田舎にいる親族の元に避難しようとする。

荷物を車に積んでいる間、腹が減ったケイトにアダムが食事を与えるもすぐに出かけた。
運転をアダムだけに任せて寝ていると、突然現れた「ポータル」に衝突して消えてしまう。
最後は両目をくり抜いたアダムが元の世界に帰り、ケイトとともに見舞いにやって来た。

ケイト(演:ルビー・オドネル)

本作が長編映画デビュー作となります。

アダムとアンドレアの娘。世界中で起きている停電を理解できず、アダムに聞いていた。

アダムの作ったスクランブルエッグが気に入らず、すぐに母親の親族の家へ向かう事になる。
車のトラブルに気付かず、母親の親族の家に行きたくないと言ってアダムも同意する。
最後は両目をくり抜いたアダムが元の世界に帰り、アンドレアとともに見舞いにやって来た。

レスリー医師(演:ディアナ・ルッソ)

代表作に『Virgins』、『The Ice Cream Truck』などがあります。

「ポータル」の衝突で事故に遭ったアダムの担当医。左目だけを負傷したアダムを気遣う。

当初は妻と娘は無事だと話していたが、明らかにウソだと分かる言動ながら納得させていた。
状況をごまかすマルコーネンにガマンできず、アダムを助けて真実を話してくれた。
「ポータル」の向こう側に行くアダムを見送るが、なぜか頭が爆発して死亡した。
最後はアダムが元の世界に帰ると、何事もなかったようにアダムの妻と娘を案内した。

マルコーネン医師(演:プトレマイオス・スローカム)

代表作に『最後の恋のはじめ方』、『デッド&キル』などがあります。

「ポータル」の衝突で事故に遭ったアダムの治療をしていた。左目が義眼で何も見えない。

家族を心配するアダムの元にやって来ると、論点をズラして失った目について語っていた。
アダムに麻酔をかけて左目を取り出そうとするが、変化した事でレスリーに止められた。
「ポータル」を行き来できる目を持つアダムの力を欲しがり、急に暴走していく。
最後は強引に目を手に入れようとしてアダムを襲うが、背後からレスリーに撃たれて死亡。

【CALL CENTER】

ドリー(演:グレッチェン・ロッジ)

代表作に『Lovely Molly』、『Camera Obscura』などがあります。

緊急コールセンターに勤めている女性。世界で「ポータル」に関連する事で忙殺される。

本来なら娘の元にいたかったが、人手不足と上司のキャシーから言われて出勤していた。
仕事の最中でも娘に電話をしても繋がらず、それを気にしながら助けを求める人に対応する。
部屋の中に出現した「ポータル」にスタンが呼応し、中に入るように脅されてしまう。
最後はキャシーからハサミを渡されてスタンを攻撃するが、銃撃されて結局は殺された。

キャシー(演:シェリー・ブロートン)

代表作に『マルコムX』、『Night of the Archer』などがあります。

緊急コールセンターに勤める女性。現場の責任者で長年働いている。仕事を優先している。

世界中で「ポータル」が出現したせいで仕事が大忙しで、非番の人まで借り出して対応する。
スタンが数年前にかかった電話番号不明の相手が「ポータル」関係だと話すも違うと主張。
部屋に「ポータル」が出現し、スタンが暴走して脅され、ドリーにハサミを渡して殺される。
最後はスタンが死んで警察が建物に来るが、「ポータル」に触れて他の人とともに消えた。

スタン(演:ポール・マッカーシー・ボイントン)

代表作に『ヒューマン・レース』、『Kill or Be Killed』などがあります。

緊急コールセンターに勤める男性。みんな一生懸命働いている中で必死に違い事をしていた。

仕事をしていた上司のキャシーに自分で調べた「ポータル」関係の資料を渡すも拒否される。
数年前にかかった正体不明の電話番号について気になっていて、それが今だと主張する。
部屋に「ポータル」が出現し、会話をして隠していた銃で同僚たちを強引に導こうとする。
最後は反撃したドリーを殺し、「ポータル」に入れず、銃を撃つも跳ね返って死亡した。

【SARAH】

サラ(演:サルヴィータ・デコルテ)

代表作に『Lawang Sewu: Dendam Kuntilanak』、『シャドー・オブ・ナイト』などがあります。

インドネシア出身。外国で英語を教えているが儲けは良くない。子供を亡くしてしまっている。

久しぶりに故郷へ帰って姉妹のジルと買い物に行くが、子供をなくしたせいで苛立っている。
ジルの提案で近くに住んで欲しいと言われるが、急にヒステリーとなってブチ切れていた。
突然出現した「ポータル」にジルが触発されて向こう側へ行こうとするがなんとか止めた。
最後は向こう側に行ってしまい、突然現れたジルから赤ん坊を渡されて面倒を見ていた。

ジル(演:ナターシャ・ゴット)

代表作に『ラスト・ワールド』、『Pai Kau』などがあります。

インドネシア在住。サラの姉妹でスーツを着ているようなちゃんとした仕事をしている。

外国に行っているサラに家の近くにいて欲しいと提案したが、ブチ切れられてしまう。
実は妊娠して子供の面倒を手伝ってもらおうとして、子供をなくしたサラがキレたという。
突然現れた「ポータル」に洗脳されるような感じになり、向こう側へ行こうとする。
最後はサラに止められるが、結局は向こう側に行って、赤ん坊を渡してどこかへ消えた。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作は『X-MEN』シリーズや『キングスマン:ゴールデン・サークル』でVFXを務めたスタッフが担当をした作品となります。
どうやら本作は3つのストーリーを組み合わせたオムニバス形式の作品となっていました。
そもそも、本作に関して情報がかなり少なく、どのような作品なのか分からなかった。
鑑賞しているとオムニバス形式の作品だと分かってきますが、肝心の謎に関して放置したまま登場人物たちが急におかしくなって襲い出す。
完全の置いていかれるようなストーリー展開となり、物語のカギを握る「ポータル」について何も解明しないまま終わります。
一応、それぞれのストーリーには「The Other Side」、「Call Center」、「Sarah」と分かれていて、共通しているのは「ポータル」に入るか入らないかという事です。
そのストーリーについても監督も違っていて、オムニバス形式の特徴である雰囲気の違いもしっかりと描かれていると思います。
ただ、ベースとなっている設定を明確に説明しているストーリーはなく、口頭で共通事項を伝えて作ったような内容の薄さでした。
考えさせるタイプの作品だろうけど、根幹となる情報が少なすぎて、内容について考察するもほとんどが推測の域になってしまいます。
何度も書いてきたと思いますが、ハッキリと結果を見せない作品は個人的に嫌いであり、本作もその一つとも言える内容でした。
最初から「ポータル」についての謎を説明するつもりがないと分かって、その前で登場人物たちがやっている事に意味を感じられず観る気が失せました。
途中で映画鑑賞を断念するのは自分のポリシーに反しているので、なんとか最後まで鑑賞しましたが、納得のできない内容で苛立ちすら湧き上がりました。
意味不明で超展開するクソ映画やゴミ映画であっても、筋を通そうと説明するが、本作は微塵に感じられなかった点も大きなマイナスになりました。
本作は面白い面白くない以前の問題であり、映画における序盤で終わってしまったような感じで論外な感想を持ちました。
クソ映画やゴミ映画なら内容についてネタにできたり、語る事ができたりするが、本作はただ作る側の姿勢を批判するしか感想はないです。

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